こんにちは、あなぶきセザールサポートでマンション管理員の指導員・研修を行っている岡田です。
現在行っている管理員の現地研修では、掃除以外にも研修を行っています。
今回は「ヒヤリ・ハット」についての研修を紹介します。
目次
- ヒヤリ・ハットとは
- 管理員業務でのヒヤリ・ハット
- 脚立の使用について
- 労働災害実例
- まとめ
ヒヤリ・ハットとは
ヒヤリ・ハットとは「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハットしたりするもの」です。1件の重大なトラブル・災害の裏には、29件の軽微なミス、そして300件のヒヤリ・ハットがある」とされています。
(ハインリッヒの法則)
ヒヤリ・ハットは、結果として事故に至らなかったものなので見過ごされてしまうことが多く「ああ、よかった」と忘れがちになってしまうものです。しかし重大な事故が発生した際には、その前に多くのヒヤリ・ハットが潜んでいる可能性があり、ヒヤリ・ハットの事例を集めることで重大な災害や事故を予防する事ができます。
そこで、管理員業務の中で起きやすいヒヤリ・ハットを資料と現場を見ながらみんなで確認します。
管理員業務でのヒヤリ・ハット
墜落、転落
激突
隅々まで掃除をしますので、頭には注意が必要です。
転倒
段差に足を取られ、転びそうになった。
はさまれる
扉などに手や足をはさまれそうになった。
刺さる
雑草や植栽内のごみを取ろうとして、枝が目に刺さりそうになった。
ぶつかる
マンションの前面道路を清掃中に自転車・自動車と接触しそうになった。
脚立の使用について
共用部の照明器具の交換作業には脚立の使用が必要となりますが、意外と正しい脚立の使用方法を知っている人は少ないです。
皆さんも脚立の一番上に上がったりしていませんか?天板には乗ってはいけませんし、またいでもいけません。研修資料にて禁止事項と正しい使用方法を紹介します。
労働災害実例
研修では、実際の労働災害の実例を管理員と共有し、それぞれ自分のヒヤリ・ハットについて話をしてもらいます。
- ごみ処理作業中、カンの中に注射針が入っており分別しようとした際、右手人差し指に針が刺さる。
- 落ち葉の処理をしていて遠くの落ち葉をホウキで伸びあがり集める際、右わき腹を捻挫。
- エントランス前面道路を掃き掃除中、段差で転倒し膝・手首を打撲。
- ごみ処理作業中、段差に足をとられ捻挫。
- 脚立で電球交換作業後、降りる際に足を滑らせ頭から落下、頭部打撲。
- 雨天時にマンション内巡回中、濡れた床で滑り壁に胸を強打、あばら骨折。
- ごみ置き場でドアに指を添えていたところ、居住者様がドアを閉めてしまい小指骨折。
まとめ
いかがでしたか?今回は「ヒヤリ・ハットについて」の研修をご紹介しました。
私達は管理員のプロとして、管理員業務中の労働災害をなくすことにより、安心・安全・快適な住生活を皆様に提案し続けます。
https://www.ce-anabuki.jp/inquiry/recruit.html
岡田洋二
分譲マンションは管理員さんで決まる!ライフサポート課では管理員(ライフサポーター)の採用・指導・研修を行っています。清掃は“心”をモットーに、ライフサポート課6名で力を合わせ、ライフサポーターのスキル向上を目指しておりますので、宜しくお願い致します。これからマンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
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