マンションの共用部分には、さまざまな種類の消防設備が設置されています。
あなぶきグループには、「PMアカデミー」という研修施設があり、施設内では、多種多様な消防設備を触れることができ、実際にホースやノズルを使って放水体験もできます。ビックリするくらいの水圧が感じられます。
一度体験してみてはいかがでしょうか。詳細は、管理担当者へご相談ください。
目次
- 消火設備のしくみを知ろう
- 特殊な消火設備の必要
- 異なる火災に適応する特殊な消火設備とは
- 防火対象物によって消火設備が異なる
- まとめ
消防設備のしくみを知ろう
消防法施行令別表第1に記載されている防火対象物に備えるべき消防用設備のうち、消火設備には以下の設備があります。
特殊な消火設備の必要性
通常の消火方法を用いるべきでないときには、特殊な消火設備が必要になります。例えば、油火災が生じている場合には、水を使って消火しょうとしてもかえって火が大きくなってしまいます。また、電気火災が生じている場合には、水を用いて消火すると感電死の危険が生じます。このような特殊な状況に対応するために、特殊な消火設備を用いることが必要です。
異なる火災に適応する特殊な消火設備とは
特殊な消火設備は、それぞれ消火剤が異なるため、適応している火災も異なります。
防火対象物によって消火設備が異なる
防火の対象となるものに応じて、設置する消火設備は異なります。
油火災の場合、水を使うと火が大きくなり、電気火災は、水を使うと感電の危険性が生じます。この場合は、特殊な消火設備を用います。
防火対象物に適応する消火設備の種類と消火方法
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まとめ
先日、東京電力の地下ケーブルからの送電火災を見て、いろいろな特殊消火剤があることが分かりました。また、この送電ケーブルは古いタイプで銅製の電線の内側に絶縁油を流すパイプがあり、その外側にパイプからしみ出た油を含む絶縁紙が巻かれ、これで漏電を防ぐ構造になっていることも知りました。
通常の消火方法を用いるべきではないときは、「特殊な消防設備」が必要となります。今回は、油火災、電気火災など特殊な状況に対応するための特殊な火災設備についてまとめました。
北林真一
大学卒業後、一貫して不動産業界に従事してきました。
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【得意分野】・合意形成の進め方 ・大規模修繕工事
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【特技】日本酒と音楽(邦楽除く)は少しだけ詳しいです。
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