東日本大震災の時、マンションではなにが起こっていたのか?防災について学ぶ

伊原魁一

こんにちは!
CX事業部の伊原です。
今回は災害・防災についてお話ししていこうと思います。

皆さんのマンションでは、防災マニュアルは作成していますか?
皆さんのマンションでは、防災訓練はしていますか?

実際に震災が起きた時や被災した時にマンションの住民様同士自助、共助はできるでしょうか。
自然災害が毎年のように起こる日本においては、防災対策において常に警戒をし、最重要事項として認知していなければなりません。しかし、わかっていても非現実的なことを想定することや、本気でやるとなっても周りを巻き込んでやるのは非常に難しく先送りになってしまうことが多いと思います。

大地震や大雨など毎年のように自然災害が発生している日本では災害の備えは避けては通れないと言っても過言ではありません。この先いつ起きてもおかしくない災害にどう向き合うかによって、自分達が被災したときに自助・共助をしなければならないという義務感を持って防災に取り組んでみてはいかがでしょうか。

まず、日本国民としては忘れてはいけない2011年3月11日14時46分「東日本大震災」
日本に大きな爪痕を残した大地震となります。
我々はこの災害から大きなことを学び次に繋げていかなければならない宿命ともいえます。

マンションの管理会社としても、この時マンションで何が起きて、何に困ったかを発信し、実際にどのようなことを備えておけばいいのかをお伝えしたいと思います。

東日本大震災の特徴と被害

東日本大震災は阪神淡路大震災と比較したときに、建物被害については建て替えが必要なほどの被害は少なかったものの広範囲に被害が及んでいて、ハード(建物や敷地)のみならずソフト(生活面)の側面にも被害が広く生じたことが特徴です。

被害

地震当日は首都圏のマンションでもエレベーターが使えなくなり、ロビーで100人ほどが待機しなければならないという被害が及びました。

また、車椅子の方が停電によって、エレベーターが使えず自家発電機が供給するまで(28時間ほど)1階のゲストルームで過ごしたことや、発電機の供給までに地下受水槽から階段を利用して水を運搬する羽目になった。という被害が記録されています。

分譲マンションだと復旧となれば合意形成が必要になるので迅速な合意形成が課題として浮き彫りになりました。

仙台市のマンションでは臨時総会を開く、あるいは委員会を設立し本格復旧に取り掛かったマンション管理組合もありますが、復旧までに時間が掛かってしまったといいます。理由は、部品や人材の不足、修繕費の不足による修繕方法の再検討、行政の混乱による対応の遅れが要因とされています。

東日本大震災では温水器転倒による漏水は管理組合の費用負担方法で揉める結果となったと言います。本来「専有部分の問題なので区分所有者自信で対応する」となりますが、「天災であり、個人の責任でないことから管理組合で負担する」となりました。
阪神淡路大震災の時も同様に災害が起きた後に区分所有者が負担するのか、管理組合はどこまで負担するのかが課題として残っています。

このように起きてからは解決が難しい問題を事前に把握し事前に防災しておくことで被災したときにパニックにならずまた、居住者間で揉めることなく共助できると思います。
事前の準備をするかしないかで大きな差があるなら、多少の手間や面倒があっても目をつぶって防災対策を本格的に検討してみてはいかがでしょうか?

地方自治体でも防災訓練を推進を行っており、各自治体に問い合わせをすれば様々な協力を得られます。まずはマンション管理組合様が主体となって居住者様皆様で災害に対する意識向上を務めることが最重要だとおもいます。また、マンションの価値を高めるにはこのような組合活動が欠かせません。

我々、あなぶきハウジングサービスとしても災害時の管理について日々模索し考案しております。現在弊社としてはマンション居住者の自助・共助をサポートするサービス「ゆいぽた」を提供しております。
「ゆいぽた」は災害時SNSとして位置付けられていて、災害時に安否確認やメッセージで繋がれるサービスとなります。先ほどお伝えした被害も「ゆいぽた」で防災することができます。しかし、事前に色々対策をしてもいざという時に機能しなければ意味がありません。
この「ゆいぽた」は訓練モードという機能を活用して、マンション管理組合様で定期的に防災訓練にも活用頂けます。※ゆいぽたは弊社が提供するハッピーサポートの一部サービスとなっております。

ハッピーサポートについては以下URLから詳細をご確認お願いします。
より快適なマンションライフのための「ハピサポ」をご紹介します | もっとわくわくマンションライフ|マンションライフのお役立ち情報 (anabuki-m.jp)

 

まとめ

震災が起きた時や被災した時にマンションの住民は自助、共助はできるでしょうか。
大地震や大雨など毎年のように自然災害が発生している日本では災害の備えは避けては通れないと言っても過言ではありません。起きてからは解決が難しい問題を事前に把握し事前に防災しておくことで被災したときにパニックにならず自助・共助ができると思います。
多少の手間や面倒があっても目をつぶって防災対策を本格的に検討してみてはいかがでしょうか?

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伊原魁一

2022年2月に入社しました。
伊原 魁一(イハラ カイヒ)と申します。
出身:東京
血液型:B型
趣味:フットサル

私はCX(顧客体験)事業部でマンション居住者様の利便性向上と新たなマンションライフを体感して頂くために日々、努めております。
主にハピットと言う、エントランスの顔認証システムとデジタルサイネージを活用したサービスを担当しております。香川県高松市では既に展開をしておりますが、これから関東圏でも幅広く展開して行く予定です。
新たなマンションライフは弊社あなぶきハウジングサービスにお任せください!
マンションライフ3.0【感じろ、新たなマンションライフ】
よろしくお願い致します。


保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、ファイナンシャルプランナー3級
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