こんにちは。
あなぶきハウジングサービスの関です。
2022年から新たに設けられた「こどもみらい住宅支援事業」をご存知でしょうか?
注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入、リフォームをする世帯に補助金が交付されます。
今回は事業の概要や補助対象等について解説していきたいと思います!
新築の購入やリフォームを検討されている子育て世帯・若者夫婦世帯の方はぜひご覧ください。
支援事業の概要
「こどもみらい住宅支援事業」とは子育て支援と2050年カーボンニュートラルの実現を目的として、
子育て世帯や若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して補助金が交付されます。
新築の場合だと子育て世帯や若者夫婦世帯に限定されますが、リフォームの場合はすべての世帯が対象となります。
新築の場合
子育て世帯または若者夫婦世帯がこどもみらい住宅支援事業者と契約し、
高い省エネ性能を有する新築を建築・購入する場合、省エネ性能等に応じた金額が補助されます。
子育て世帯とは申請時点に2003年4月2日以降に生まれた子がいる世帯、
若者夫婦世帯とは申請時点で夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯が該当します。
対象要件
・自ら居住する新築住宅である
・土砂災害防止法に基づく、土砂災害特別警戒区域外に立地する
・住戸の床面積が50㎡以上である
・以下のいずれかに該当することが証明書等により確認できる
・交付申請時に一定以上の出来高の工事完了が確認できる
・建築着工時に事業者がこどもみらい住宅事業者として登録済みである
補助額
ZEH住宅 :100万円
高い省エネ性能を有する住宅 :80万円
一定の省エネ性能を有する住宅※:60万円
※2022年6月30日までに工事請負契約を締結したものに限る
リフォームの場合
所有者等がこどもみらい住宅事業者と契約し、
対象となるリフォーム工事を行った場合、リフォーム箇所に応じた金額が補助されます。
対象要件
・こどもみらい住宅事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事を行う
・リフォームする住宅の所有者等であること
「所有者等」とは、住宅の所有者およびその家族、賃借人、管理組合・管理組合法人のいずれかに該当する人をいいます。
対象となる工事等
以下の①~⑧の工事等が補助金の対象となります。
なお、申請する補助額の合計が5万円未満の工事の場合は補助の対象にはなりません。
1戸あたりの上限補助額
○子育て世帯・若者夫婦世帯
既存住宅の購入を伴う場合:60万円
上記以外の場合:45万円
○その他の世帯(法人含む)
安心R住宅である既存住宅の購入を伴う場合:45万円
上記以外の場合:30万円
「安心R住宅」とは、耐震性があり建物状況調査等が行われた住宅でリフォーム等について情報提供が行われる既存住宅のことをいいます。
対象期間
この補助を受けるにはこどもみらい住宅事業者が申請手続きを行う必要があります。
こどもみらい住宅事業者は公式サイトにて調べることができます。
国土交通省より「こどもみらい住宅事業者の検索」
新築住宅を取得した人やリフォームをした人は、契約を締結した事業者を通じて還元を受けます。
交付申請は遅くとも2023年3月31日までとなっており、予算が上限に達すると申請が締め切られてしまいます。
他の補助金制度と併用はできる?
補助対象が重複する場合、原則として国の他の補助制度との併用はできないようです。
なお、地方公共団体の補助制度はとの併用は、国費が充当されているものを除き可能となっています。
併用ができる補助制度は主に以下のようなものがあります。
【新築】
・すまい給付金
・住まいの復興給付金
・住宅ローン減税等の税制優遇
・被災者生活再建支援制度 など
【リフォーム】
・住宅ローン減税等の税制優遇
・被災者生活再建支援制度
・既存住宅の断熱リフォーム支援事業 ※1
・介護保険制度 ※1
・長期優良住宅化リフォーム推進事業 ※2 など
※1 工事請負契約が別である場合、併用可能なもの
※2 工事請負契約と工期が別である場合、併用可能なもの
まとめ
こどもみらい住宅支援事業の内容について解説して参りました。
新築住宅の建築・取得は子育て世帯か若者夫婦世帯に限られますが、リフォームはどの世帯でも対象となります。
申請手続きや補助金の受け取りはこどもみらい住宅事業者が代わりに行うので、
利用したい方は本事業に事業者登録をしている事業者かどうか確認するようにしましょう。
あなぶきグループでもリフォーム工事の事業者登録をしている会社がございますので、ぜひご相談ください!
【あなぶきデザイン&リフォーム】https://www.anabuki-design.co.jp/
【あなぶきクリーンサービス】http://www.anabuki-clean.jp/
【ホームライフ管理】https://www.homelife-kanri.com/
他の制度との併用ができない場合もあるのでどの制度を利用すれば有利になるのか、
ご自身の状況に応じて選択することをおすすめします。
関優佳
関 優佳(せき ゆうか)
香川県出身。2018年に新入社員として入社し経理課に配属となりました。
入社後2年間は高松本社にて従事しておりましたがその後異動になり、現在は東京で勤務しています。
東日本をメインに、社員の方々を会計面からサポートしております。
会計や税金等について情報を発信して皆様のお役に立てればと思います。
趣味はYouTube鑑賞
ハマっているYouTuberの動画を見ながら食事を作るのが日課です。
保有資格:管理業務主任者、日商簿記検定2級
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