皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
穴吹ハウジングサービスの山本です。先日よりリノベーション物件のご紹介を連続して掲載しておりましたが、
今回はマンションを購入する上で実際にどのような書類が必要でどのような手続きが必要か、購入までの流れとポイントをご説明させて頂きます。また、年収に応じた借入額の目安もお伝え致しますので、ぜひ参考にしてみてください。それでは、この度も何卒宜しくお願い申し上げます。
「購入までの流れ①~⑩」
①購入したい物件の条件確認
②資金計画Ⅰ
③物件の紹介・内覧
④買付証明の提出
⑤資金計画Ⅱ
⑥事前審査(住宅ローン借入れの事前審査)
⑦売買契約締結・重要事項説明→後述にて別途説明有
⑧本審査(住宅ローン借入れの本審査)
⑨金銭消費貸借契約(金融機関との契約)
⑩残代金のお支払・物件の引渡し
①購入したい物件の条件確認
購入を検討されている方は、「このエリアに住みたい」「こんな間取りに住みたい」「築年数は古くてもリノベーションした物件が良い」「追焚機能は譲れない」等、あなたに合った条件をご確認ください。設備や人気エリア等、不動産業者に相談してみるのも良いと思いますよ。
②資金計画Ⅰ
お客様のご事情に応じて無理のない資金計画が必要になります。
月々幾らの支払いに収めたい、頭金を幾ら入れたい等の確認も必要となります。
収入面だけでなく、支出面を含めたあなたのライフプランに応じて資金計画が必要となります。
③物件の紹介・内覧
①②に見合った条件でネットや不動産業者から情報を得た後、実際に物件を内覧します。
図面や写真で見るよりもイメージが良くなったり・悪くなったり…。百聞は一見に如かずです。物件の良い印象は見て3秒で決まるとも言われており、そのインスピレーションを大切に購入されるお客様も多いですよ。人と同じで第一印象も大切なんですね。
④買付証明の提出
購入したい物件が決まったら購入に向けての交渉に入ります。値引き交渉を含めて諸条件をまとめていきます。
尚、値引き交渉をする際は、なんとなく「○○円位、値引きできませんか?」と交渉するより、
「この物件はとても気に入っている。●●の理由で、○○円だったら購入する」と気に入っていることをアピールした上、理由をつけて交渉した方が遥かに交渉が成立しやすいです。但し、売主に与える印象にもよりますので、仲介に入られる不動産業者がいる場合は、よく打ち合わせをして下さいませ。
⑤資金計画Ⅱ
最終的に最初に決めた資金計画を元に、実際に「頭金及び自己資金を幾らに設定するのか」「ボーナス返済を併用するのか」「住宅ローンの種類」等を考え、事前審査を実施致します。②の資金計画同様、あなたの資金計画に合うプランでお申込みされる事をおススメ致します。ここで住宅ローンの種類及び固定金利型と変動金利型のメリット・デメリットをお伝え致しますので参考までにご確認ください。
■住宅ローンの種類
・民間住宅融資(銀行・保険会社・信用金庫・信販会社など)
様々なタイプのローンがラインナップされており、ライフスタイルに合わせた選び方が出来ます。
2019年現在、金利が安いのでこちらの変動金利を選択される方が多いです。
・フラット35(銀行・信用金庫など)
住宅金融支援機構の商品で、長期返済の固定金利型です。聞きなれている方も多いかと思います。
現在は都市銀行に比べて金利が高いとされていますが審査が通り易い事が特徴です。
■金利の種類
1.変動金利型(半年ごとに金利が変わる。但し、返済額の見直しは5年に1回)
メリット
固定金利型よりも金利が安い。2019年現在は低金利の為、1%前後で借入出来るケースもある。
デメリット
金利がアップすると支払総額が増える。特に金利上昇が続くと、支払い利息が発生する恐れがある。
こんな方におススメ
繰り上げ返済が出来る。
短い返済期間でローンを組める。
2.固定金利型
メリット
金利が上昇しても当初金利のまま返済額が変わらない。
デメリット
変動金利型よりも金利が高い。途中で市場金利が下がっても恩恵が無い。
こんな方におススメ
将来のリスクを少なくしたい。金利変動に振り回されたくない。
3.固定金利特約型
メリット
ライフスタイルによって固定期間を選ぶことが出来る。全期間固定型よりも金利が安い。
デメリット
固定期間終了後、金利が上昇するリスクがある。
こんな方におススメ
教育負担などで現在余裕がないが、将来は余裕が見込める。
⑥事前審査(住宅ローン借入れの事前審査)※現金購入の方は不要
銀行に購入したい物件を提示し、勤務先・勤続年数・年収・他のお借入状況等を勘案し銀行があなたに融資できるかの審査を事前に行います。こちらには2.3日要します。これにより条件(自己資金の設定額を上げる等)が付与される場合がございます。
書式例となります。
■事前審査に必要な書類等
・健康保険証:写し
・運転免許証またはパスポートまたは住民基本台帳カード:写し
・源泉徴収票:写し
⑦売買契約締結・重要事項説明
宅地建物取引士の資格を持つ担当者が、登記簿に記載された権利関係や敷地利用に関する法令上の制限、敷地と道路の関係等について「重要事項説明書」に基づき説明します。また、物件及び設備の状況についての説明もございますので、十分ご理解頂いた上、売買契約書に署名・捺印をしてください。売買代金の20%が上限で手付金が発生致します。物件にもよりますが、50万~100万円または売買代金の5%くらいが目安とされております。
■売買契約に必要な書類
・実印(住宅ローンを利用しない場合は認印でも可)
・本人様確認書類(運転免許証等)
・印鑑証明証
■売買契約の必要経費
・手付金
・印紙代
・仲介手数料半金
⑧本審査(住宅ローン借入れの本審査)
事前審査の内容(借入金利など)を元に、金融機関へ住宅ローンの本申込みをし、金融機関の保証会社が審査を行います。本審査の期間は通常2週間程度を要します。
■本審査に必要な書類
・住民票:原本
・健康保険証:写し
・運転免許証またはパスポートまたは住民基本台帳カード:写し
・印鑑証明証:原本(発効日から3ヵ月以内)
・戸籍謄本※連帯債務者等、親族居住用の場合の入居予定者と申込人の続柄が住民票で確認できない場合のみ
・源泉徴収票:原本
・住民税課税証明書:原本
・職歴書:原本
※個人事業主の方及び会社役員の方は、確定申告書及び納税証明書が必要な場合もございます。
⑨金銭消費貸借契約(金融機関との契約)
本審査が通りましたら、その金融機関と金銭消費貸借契約を締結いたします。
■金銭消費貸借契約に必要な書類
・通帳
・銀行の印鑑
・身分証明証(運転免許証など)
■金銭消費貸借契約の必要経費
・印紙代
⑩残代金のお支払・物件の引渡し
いよいよ最後の残金決済と購入物件の引き渡しとなり、併せて所有権の移転登記も行います。
残金決済では各関係者が集まります。場所は住宅ローンを借りる銀行の個別ブースや会議室で所要時間は約1時間です。まず残代金の手続きを行い、振込伝票や出金伝票を書きます。記入方法は不動産担当者か銀行担当者から案内がありますのでご安心ください。残代金手続きが終われば、司法書士との手続きとなり、移転登記・抵当権設定登記を行います。その後、不動産仲介業者から中古マンションの最終確認(管理組合や設備の説明)となります。その段階での最終説明は、ほとんど聞いた事がある事ばかりかと思いますので、リラックスして聞いて頂いて問題ございません。
その後、銀行の伝票処理が待って頂き、完了となります。
■必要経費
・売主への購入物件残金(手付金を引いた額)
・不動産仲介会社への仲介手数料
・銀行への保証料及び事務手数料
・司法書士への抵当権設定費用、移転登記費用、司法書士への報酬
借入限度額の目安
いかがでしたでしょうか?
ここで簡単ではございますが、あなたの年収で幾らくらいのローンが組めるかの簡単な目安をお伝えさせて頂きます。
あくまでも目安ですので、住宅以外の借入状況や職種、健康状態によっても変わってきます。尚、こちらは一般的な都市銀行の平均で算出しております。※年収800万円以上の方は別途問い合わせくださいませ。
年収 借入限度額(目安)
300万円 1700万円
350万円 2300万円
400万円 3000万円
450万円 3400万円
500万円 3750万円
550万円 4150万円
600万円 4500万円
650万円 4900万円
700万円 5250万円
750万円 5650万円
800万円 6000万円
あくまで目安となります。
前述した様に他の借入状況等によって変わってきますが、運転免許証を紛失した回数が3回以上あると、審査に響く事もあるらしいので、自己管理には十分気をつけましょう。
物件の紹介
最後に恒例となっておりますが、弊社が所有しております物件の動画をご紹介をさせて頂きます。
この度は、弊社所有リノベーション物件「アドリーム瑞江104号」のご紹介をさせて頂きます。
物件情報詳細
名称:アドリーム瑞江 104号
販売価格:3,890万円
総戸数:41戸
建物構造:鉄筋コンクリート造地上7階建
所在階/階数:1階/7階
竣工日:平成8年3月
交通:都営新宿線「瑞江」駅まで徒歩9分
管理費:19,120円/月
修繕積立金:13,960円/月
駐車場:空き有(16,000円/月) 専有面積:81.04㎡
バルコニー:16.54㎡
現状:空室
お引き渡し:即日
その他:フラット35S利用可能
取引態様:売主
詳細をご確認されたい方は、こちらにアクセスをお願いいたします。
次回は売却までの流れについて投稿しようと思っております。
それではこれからも何卒宜しくお願い申し上げます。
山本晴之
出身は広島県呉市で、実家は本屋を営んでおります。
大学を卒業し、あなぶきハウジングサービスに入社後、高知で2年・福岡に6年、現在は東京で勤務しています。
高知・福岡では主に賃貸業務、東京では賃貸業務と売買及び買取業務に従事、一人一人のお客様に誠心誠意を込めて精一杯向き合う事をモットーに業務に励んでおります。
また、今年こそ広島カープが日本一になることを、東京の街でひそかに願ってます。
【保有資格】宅地建物取引士 管理業務主任者 賃貸不動産経営管理士 住生活プランナー(将棋初段)
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