マンションリフォーム 進め方

マンションリフォームの進め方を解説。見落としがちな注意点とスムーズに進めるポイント

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こんにちは、リフォームガイドコンシェルジュの亀井です。

リフォームガイドは、あなぶきハウジンググループが運営する、リフォーム一括見積もりサイトです。
リフォームを検討しているお客様からの様々なリフォームのご要望をヒアリングして、内容や状況に合ったリフォーム会社をご紹介するのが、私たちコンシェルジュの仕事です。

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マンションでリフォームをしたいと考えているお客様からのお問い合わせでは、「初めてリフォームを検討するので、見積もりから完成までどんな風に進めていけばいいのかが分からない」といった不安を相談されるお客様がたくさんいらっしゃいます。

実はマンションリフォームは戸建のリフォームとの進め方とは違う点があり、見落としがちになってしまうことが多いと言われています。よりスムーズにリフォームを進めることができるよう、今回はマンションリフォームの進め方について解説します。

 

マンションでのリフォームを契約するまでの流れ

まずはマンションでのリフォームを契約するまでの流れを解説します。
一般的にはこのような流れで進みます。

  1. どんなリフォームをしたいか考える
  2. マンションの管理規約を確認する
  3. 見積もりを依頼する
  4. 現地調査を受ける
  5. 見積もりを比較、契約する会社を決める

特にマンションのリフォームで注目したいのは、「[2]マンションの管理規約を確認する」です。順に見ていきましょう。

[1]どんなリフォームをしたいか考える

まずはどんなリフォ―ムをしたいのか、できるだけ具体的に考えておきましょう。

インターネットでやりたい工事の施工事例の写真などを探してみると、より具体的にイメージすることができます。
また、できればこの時点でざっくりとした予算感を決めておくとさらにスムーズになります。予算感が分からない方でも、「〇円以上になってしまうなら内容を考え直す」や「〇円以内でできる範囲を提案してほしい」などを考えておくとリフォ―ム会社も希望に沿った提案がしやすくなりますし、見当違いな見積もり金額が出ることも防ぐことができます。

[2]マンションの管理規約を確認する

管理規約の確認

次に、お住まいのマンションの管理規約を確認しましょう。

分譲マンションの持ち主は基本的に管理組合に加入する必要があります。管理組合は住人や環境を守るため、さまざまな管理規約を定めています。
管理規約を守らずにリフォームをしてしまうと、工事を途中で中断しなければならなかったり原状回復を求められたりと、大きなトラブルに発展してしまうこともあります。

基本的に、住人個人でリフォームをすることができるのは「専有部分」のみであり、部屋の外の廊下や階段、バルコニーなどの「共有部分(共用部分)」は住人が勝手にリフォームをすることはできません。

▽共有部分(共用部分)とは

玄関ドア・サッシ・バルコニー・躯体部分など、専有部分に属さない「建物の部分」とその付属物、また管理用の事務室などを指します。
>>参考:ご存じですか!?分譲マンションの共用部分と専有部分の違い

また専有部分のリフォ―ムであっても、リフォ―ム箇所や内容によっては管理規約に独自のルールが定められている場合があります。ご自分の希望しているリフォ―ム内容が規約の範囲内でできる工事なのかどうかを事前に確認しておくと良いでしょう。

>>参考:分譲マンションリフォーム 管理規約による制限事項について

[3]見積もりを依頼する

希望のリフォ―ム内容が固まったら、次にすることは見積もりの依頼です。

リフォ―ム会社によって提案内容や得意なリフォ―ム、安く仕入れられるメーカーなどが変わってくるため、なるべく複数社に相見積もりを依頼して比較することが重要です。

見積もりを依頼する会社の選定方法は、以下の2種類があります。

  1. ご自身でインターネットやカタログ、知人の口コミなどから情報を集める方法
  2. リフォ―ムガイドのようなリフォ―ム会社の一括紹介サービスなどを使う方法

おすすめなのは、2の一括紹介サービスなどを使う方法です。

あなぶきグループが運営する一括紹介サービス「リフォームガイド」の場合は、ご希望のリフォーム内容が得意な会社をこちらで選定し、本来ならリフォ―ム会社と直接しなければならない現地調査の日程調整なども、私たちコンシェルジュが窓口となって対応するため、ご自身で探すより手間が省けるというメリットがあります。
「複数社に相見積もりを依頼したいけど、どんな会社に依頼したらいいのか分からない」「あまり手間はかけたくない」という方は、ぜひリフォームガイドにご相談ください。

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[4]現地調査を受ける

適切な見積もりを取得するためには、実際にリフォ―ム会社に現地を見てもらう「現地調査」が必要です。
現地調査では、希望のリフォーム内容のすり合わせ、現場の状態の確認、採寸など、リフォーム内容にもよりますが、およそ1時間~2時間ほどかけて行われます。

リフォーム会社に実際に見てもらうことで、ご自分では気づかなかった箇所が破損していたり、逆にリフォームが必要だと思っていた箇所が実はまだリフォームする必要がなかったなど「必要なリフォームの精査」ができるのは大きなメリットです。
また、リフォーム会社の担当者と直接顔を合わせてお話をする機会なので、会社との相性を確認して、後に比較検討する際の材料にできるでしょう。

なお、相見積もりは一般的に行われている手続きなので、相見積もりを手配していることをリフォーム会社に隠す必要はありません。しかし、複数社に同時に現地調査に来てもらうのはNGです。必ず日程や時間をずらして、1社ずつ来てもらうようにしましょう。

>>参考:リフォームの相見積もりって?相見積もりを取る際のポイントを解説!

[5]見積もりを比較、契約する会社を決める

現地調査後、大体数日~2週間ほど(内容によっては2週間以上かかる場合もあります)で各社よりプランの提案と見積もり金額を提示されます。
提案されたプランや見積もりの詳細を聞くためにも、見積もりは打ち合わせ時間を確保して、直接受けとることをお勧めします

また、今から契約を交わした場合、いつから工事を開始できるのかを確認することも大切です。
基本的にリフォ―ム会社は正式に契約を交わしてから商品や職人の手配を開始するため、契約したからと言ってすぐに工事をすることはできないということを頭に入れておきましょう。

>>参考:良いリフォーム会社を見つけるための、見積書のチェックポイント

 

契約する会社が決まってからの流れ

続いて、依頼する会社が決まってからの流れを解説します。
一般的にはこのような流れで進みます。

  1. 契約を締結する
  2. 管理組合に工事を申請する
  3. 近隣に挨拶して、工事を開始する
  4. 工事完了後、引き渡し

マンションのリフォームで注目したいのは、「[2]管理組合に工事を申請する」「[3]近隣に挨拶して、工事を開始する」です。順に見ていきましょう。

[1]契約を締結する

見積もりを比較して依頼する会社が決まったら、契約したい旨をその会社に伝えて正式に契約を交わします。
相見積もりを取った会社にも、必ず断りの連絡を入れるようにしましょう。

リフォ―ム内容の抜け漏れがないか、支払い方法は問題ないかなど、見積書と契約書の内容をよく読み、不明な点はしっかり確認してから契約を結びましょう。

[2]管理組合に工事を申請する

工事申請書イメージ

リフォームが決まったら、管理組合にリフォ―ム工事の申請を行う必要があります。申請をしてから承認を得られるまでの期間は、マンションにもよりますが、2週間~1か月ほどかかることが多いようです。着工日までに承認されるように、余裕を持って申請しておきましょう。

申請書の書式や、申請に必要な書類もマンションによって異なるため、リフォ―ムの契約をする前に管理規約を確認しておくとスムーズに申請を進めることができます。

>>参考:分譲マンションリフォームの基本 忘れがちな工事申請書について

[3]近隣に挨拶して、工事を開始する

契約を結び申請が承認されたら、いよいよ工事が開始されます。

工事期間中に仮住まいに引っ越してしまうと忘れがちですが、近隣住戸の方は工事をしている住戸のすぐそばで普段通りの生活を続けることになります。工事車両の出入りや資材の搬入搬出、騒音や振動などでしばらくご迷惑をおかけすることになるため、最低限同じフロア、上下階の住戸の方には事前に挨拶をして、予定している工事期間や工事時間帯などを周知しておきましょう。

[4]工事完了後、引き渡し

工事が完了したら、必ず担当者と一緒に施工箇所のチェックをするようにしましょう。
工事内容の抜けがないかはもちろん、傷や汚れがついていないかも確認し、気になることがあれば引き渡しの前に修正してもらいましょう。

施工箇所のチェックが終わり、問題がなければ工事完了書にサインをして引き渡しとなります。

 

マンションリフォームでは会社選びが何より大事

今回は、マンションリフォ―ムの一般的な流れについて解説しました。
一戸建てのリフォーム工事との違いで、特に意識していただきたいのはこの3点です。

  1. 管理規約でリフォーム内容が制限されることがある
  2. 工事前に管理組合に申請するため、スケジュールに余裕が必要
  3. 工事中ご迷惑をかける近隣住戸への周知や配慮が必要

いずれもスムーズにリフォームを進める上で大事なポイントですが、これらはマンションでのリフォームに慣れたリフォーム会社を選ぶことで、問題なく対応することができます。

 

特に「[3]工事中ご迷惑をかける近隣住戸への周知や配慮が必要」について、工事前だけでなく、工事中も近隣住戸の方への配慮ができるかどうかは、マンションリフォームではとても重要なポイントです。
マンションリフォームに慣れていない会社に依頼してしまうと、工事車両をマンション住民の邪魔になる場所に停めてしまったり、エレベーターを資材運びに長時間専有してしまったりといったトラブルを起こして、工事後の近隣住民との関係に支障をきたしてしまう可能性もあります。

マンションリフォームの経験豊富な会社であれば、マンションならではのリフォームの制限を把握した上で、要望に最大限応えたプランを提案してくれますし、近隣住戸への配慮が行き届いた施工をしてもらえます。

リフォームガイドでは、マンションでの工事に慣れた、施工実績が豊富な会社を選んで紹介することができますのでぜひお気軽にご相談ください。

リフォームガイド紹介

また、その他の注意点を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

>>マンションリフォームの知っておくべき9つの注意点【会社選びが成功のカギ】(リフォームガイド)

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