夏場に増える害虫とその対策について

上田真広

みなさんこんにちは。
あなぶきコールセンターの上田です。

当センター代表として、24時間365日様々なお問い合わせをいただく中で皆様に役立つ情報を発信できるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。

出身は愛媛県で大学までは愛媛で過ごし、新卒であなぶきハウジングサービスに入社しました。

6月中旬に入りほとんどの地域が梅雨入りし、雨が多くなっているのではないでしょうか。
私が住んでいる香川県(四国)でも例年より7日早い5月29日に梅雨入り。
少し前に通過した台風2号の影響もありカラッと晴れた日が訪れない日々の感じがします。
外出が難しい日もあるのですがあまりにストレスに感じることもなく。
コロナ禍で「おうち時間」が増えたこともあり、自宅での過ごし方も知らずに有意義に活用できているのかもしれないです。皆さんも梅雨の雰囲気に負けずに夏を迎えましょう。

今回はこの時期にちなんだ記事なりますが「夏場に増える害虫とその対策について」という記事で害虫対策についてご紹介します。梅雨~夏に入り、湿度・気温が高くなると増えてくるのが害虫ですよね。放っておくと面倒なことだらけになってしまいます。今回はそんなことを防ぐ方法を紹介しますのでぜひ最後まで読んでいただくと嬉しいです。

 

■夏場に害虫が増える理由

害虫と呼ばれる虫のほとんどは高温多湿の環境を好みます。
夏は温度や湿度が高い時期で虫たちが最も活発になる時期です。
温度7月から8月にピークを迎え、湿度5月ごろから上昇して7月がピークになります。
温度と湿度が高い夏の時期は、必然的に虫が大量に発生してしまうというわけです。

 

■虫の種類

害虫となるとたくさんの種類が存在しますが、法律などで大きく3種類に分類することができます。

【衛生害虫】
感染症の原因である病原体を運んだりアレルギー疾患を引き起こしたりする、私たちの健康を脅かす害虫。
ハエゴキブリノミ屋内塵性ダニ類(ヒョウヒダニ、コナダニ)など

【不快害虫】
姿形などから多くの人が不快感を持つ害虫や、人を咬んだり刺したりして害を与える衛生害虫以外の害虫。
アリハチカメムシクモムカデダンゴムシなど

【園芸害虫】
農業害虫の一部に含まれる害虫で、家庭園芸で栽培されるお花や庭木、野菜などに害を与える害虫。
アブラムシケムシなど

 

マンション・アパートなどの集合住宅で家庭園芸をされる方は少ないと思いますので、集合住宅で発生する多くは、「衛生害虫」「不快害虫」のどちらかになるかと思います。
1階で専用庭などがある方は「園芸害虫」への対策も必要かもしれません。

 

■夏に発生・侵入する害虫

では夏場に発生する害虫にはどのような種類があるのか、
主なものをピックアップしてご紹介させていただきます。

【蚊】
蚊が快適に過ごせるのは温度が26℃~30℃湿度60%~80%の環境。まさに夏の時期に最も活発になります。
そして、水がたまった空き缶や水たまりで繁殖しやすく、蚊の幼虫であるボウフラが発生します。玄関での出入りだけでなく、通気口や網戸など小さな隙間も潜り抜けてしまう虫です。

【コバエ】
小さくて退治しにくく、わずらわしいコバエは温度が30℃湿度が70%前後の場所で多く繁殖します。外からの侵入だけでなく、少量でも生ゴミやジュースが残った空き缶などがあると発生する可能性があります。

【ダニ】
ダニは温度20℃~30℃湿度65%以上の場所を好みます。人間にとって適温~少し暑く、湿度が高めの環境で増えやすくなります。ホコリやフケなどをエサに育つので、布団や枕、カーペットの中などに多く生息しています。

【ゴキブリ】
ゴキブリもダニと同じく、適温多湿の場所に多く繁殖します。特に温度25℃~28℃湿度75%以上の場所を好みます。冷蔵庫の裏など、温かくジメジメとしたところに潜んでいることが多いです。生ゴミや食べかす等が好物のため、食べ物が置きっぱなしになっていたりゴミの処理が甘かったりすると増えていきます。

 

■害虫の基本対策

様々な害虫が存在しますが、自宅でできる対策はどの種類も一貫して同じもので、以下のようになります。

家を清潔に保つ
・湿気を防ぐ
・ダンボールは放置しない
・殺虫剤・忌避剤・ハーブを活用する
・家の隙間を埋めたり防虫ネットをかけたりする
・ベランダを掃除する
・洗濯物は夜間に干さない

あなぶきコールセンターでも、害虫対策や被害を受けたなど関連した入電を多数いただきます。
ただ、予防や駆除などご入居者様で対応していただく必要があります。
では、基本的な対策の中から、詳しい方法についてご紹介させていただきます。

 

①こまめな掃除で清潔な環境を保つ
害虫が家に侵入する最も大きな原因は、エサになるもののニオイです。
以下は特に害虫が好むニオイを放っているため、放置するのは厳禁です。

・生ゴミ
・ホコリ・アカ・フケ
・お酒やビールの残り
・常温保存されている野菜・果物

ゴミはできるだけ早く処分する、ゴミ袋を二重にするなどして、ニオイの発生を断ち切ることが大切です。
室内の掃除、汚れ物の洗濯は欠かさずこまめに行いましょう。

②こまめな換気で湿気を防ぐ
湿気の多い場所には、害虫が集まってきやすいので注意が必要です。
特に日当たりの悪いアパートやマンションの1階は、湿気がこもりやすい場所で害虫が好む環境です。日頃から換気などを行い湿気が溜まらないように注意することが必要です。

また、窓を開けての換気を行う場合は、網戸がきっちり閉まっているか確認をしましょう。
半開きであったり、窓枠のずれなどで隙間が生じている場合、その隙間から害虫が侵入してしまう可能性があり害虫対策の除湿が逆効果になることもあります。

 

③ダンボール・紙袋はすぐに片付ける
ダンボール紙袋害虫の温床になります。宅配便などで届いた段ボールや紙袋など不要な分は早めに処分するようにしましょう。
ダンボールにはたくさんの隙間が空いているため、幼虫や卵が産みつけられている可能性が高いです。そのため放置していると、家に害虫が大量発生してしまいます。また暖かく人目につかないという特徴から、害虫にとって快適なすみかにもなるのです。

 

④ハーブを活用する
害虫が苦手とするハーブの香りを室内に取り入れることも有効です。キッチンなどの水回りや小さなお子さんがいるなど、殺虫剤などの使用を控えたい場所やご家庭などで有効活用できる方法です。
ゴキブリにはミントやハッカ、ムカデにはシトロネラやラベンダーが効果的です

⑤小さな隙間を埋めて侵入経路を断つ
虫の侵入経路になりやすい以下の場所は、隙間を埋める対策が必要です。わずかな隙間でも油断せずに塞ぎ、害虫が外部から侵入するのをブロックしましょう。


⑥ベランダは定期的に見回りする

害虫の侵入経路や巣作りの場所となるベランダは、定期的な見回り・管理が大切です。
雑草や落ち葉は放置せず、定期的に掃いて虫のすみかを無くしましょう。アリを寄せ付けてしまう昆虫の死骸も処理します。湿気がこもりやすいプランターは直置きせず、日当たりのよい場所や台の上に置くなどといった工夫が必要です。
自分ではバルコニー・ベランダにはそういったものは置いていない場合でも近隣住戸や建物、周辺環境によって入り込むケースもあるため定期的に見回りを行いましょう。

また、ベランダは危険度の高いハチの頻出スポットでもあります。巣が作られていないかこまめにチェックすることで、早期発見・被害の拡大防止につながります。


⑦洗濯物は夜間に干さない

洗濯物を夜まで干しっぱなしにするのは避けましょう。ゴキブリなど夜行性の害虫が洗濯物に卵を産みつける可能性があります。そのまま取り込んでしまうと、室内での大量発生に繋がりかねません。

また、害虫はカーテンから漏れる光に寄ってきやすいので、洗濯物の出し入れ時に室内に侵入することも考えられます。白い洗濯物や綿や麻などの素材も虫がつきやすいので、夜間は特に注意が必要です。

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
すでに梅雨入りしている地域もありますが、梅雨から夏場に入り虫の被害などが本格化してきます。快適に過ごすためにもご紹介しました対策などぜひ検討していただければと思います。
今回も最後までブログを読んでいただきありがとうございました。

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上田真広

あなぶきハウジングサービス 上田 真広(うえだ まさひろ)
保有資格:賃貸不動産経営管理士

愛媛県出身。
新卒で入社し、1年間岡山県岡山市で賃貸仲介の業務をし、2年目にあなぶきコールセンターにてお客様の日々のお問い合わせに対応。
3年目はCX事業部にて主に賃貸部門の新規事業立ち上げに従事。
4年目の今は再度あなぶきコールセンターにてお客様対応だけでなく、センター内の業務を円滑に進めれるようにサポートをしています。
コールセンターに寄せられるお困りごとはもちろん、これまでの経験を元に皆様の役に立つ情報を発信できるように一生懸命頑張ります。
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