皆さまこんにちは!2月・3月はお部屋探しシーズン。転勤や就職など、新生活を始められる方も多いのではないでしょうか?中には、初めての一人暮らしという方もいらっしゃると思います。
本日は入居中によくあるトラブル事例をご紹介するとともに、トラブルを未然に防ぐために気を付けたいポイントなどをまとめてみました。皆さまのご参考になりましたら幸いです。
生活騒音などの音のトラブル
ご入居者様からお困りのお声をいただく中で、とても多いのが「騒音」トラブルです。
・ドスドスという足音がうるさくて眠れません。
・何の音かわかりませんが、ドンドンという重低音が聞こえます。
・話し声や騒ぎ声が聞こえて困っています。
こういったお声をよくいただきます。
日中は外出している方が多いため、主に問題になるのは夜間の音が多いです。
こんな行動は周囲に迷惑をかけてしまう可能性があります。
■夜遅い時間に洗濯機や乾燥機を回す
洗濯機の振動や音が近隣の住戸に伝わってしまうケースがあります。
■フィットネスなどの運動
夜間はやらない、激しい運動はしない、マットを敷くなどの配慮が重要です。
■電子ピアノ・ギターなど楽器演奏
音を消しヘッドフォンをしているので大丈夫だろう・・と思われるかもしれませんが、キーボードの音、ペダルを踏む音など近隣にかなり響きます。そもそも賃貸マンションの場合、楽器不可となっているケースが多いです。楽器の持ち込みが確認されますと契約違反となり、最悪退去させられる場合もあります。どうしても楽器を持ち込みたい方は、契約される前に確認をしましょう。。
■オンラインゲーム
オンラインでだれかと会話しながらするゲームなども注意が必要です。ヘッドフォンをしているとついつい自分の声も大きくなりがちです。気づいたら大声が出てしまっているかもしれませんので注意しましょう。
その他、足音やドアの開け閉めなども思った以上に近隣に響いていることもあります。特に夜遅い時間などは周囲が静かな分、注意が必要です。
マンションのルールに関するトラブル
マンションには決められたルールがあります。分譲マンションでは管理規約として定められていたり、賃貸マンションでも同様に、ルールが決まっていたり内容によっては事前に大家さんの許可が必要な場合もあります。
1. 駐車場や駐輪場
駐車違反に関するトラブルも多くあります。一時的にでも、契約している駐車場以外の区画に止めたり、駐車スペースではない場所に止めたりするのは絶対にNGです。また大型バイクなどもマンションによっては駐輪が難しかったり、駐輪費用がかかったりするケースもあります。駐輪する前に、停めてもよいかどうか管理会社・大家さんに確認しましょう。
2. ごみの出し方
地域(自治体)やマンションによってごみの出し方は異なります。曜日や時間、分別方法は入居の際に必ず確認しましょう。また家電や大型ごみは普通の家庭ごみの収集では回収されません。大型ごみの処分に困る場合は管理会社に相談してみましょう。
3. 共用部の使用
バルコニーでバーベキューをしたりするのはやめましょう。煙やにおい、騒ぎ声でトラブルになってしまいます。バルコニーはプライベートな空間と思ってしまいがちですが、基本的には共用部の扱いになりますので使用の仕方に注意が必要です。また、廊下などの共用部分に自転車など私物を置くのもNGです。
4. マンションでの喫煙
バルコニーで煙草を吸うことで近隣のお部屋の衣類や布団に匂いがつくことがあります。共用部でタバコを吸ったりポイ捨てしたりするマナー違反もトラブルの原因となりますので注意しましょう。
マンションの構造に関するトラブル
続いて、マンションの構造に関する困りごとをご紹介します。
たまにこんなお声をいただくことがあります。
・エアコンから音がポコポコとする・・故障しているのではないか?
・ドアが重くて開きづらいので一度見てもらえませんか?
どちらも故障ではありません。最近では気密性が高いマンションが増えております。窓やドアを閉めきった状態で、キッチンやお風呂の換気扇を回すと、部屋の気密性が高まり、外の空気を取り入れようと、ドアが重くなったりします。給気口を開ける・窓を開けるなど空気の通り道を作ることで対策可能ですので一度試してみてください。
オートロックがある場合によくあるトラブル
よくあるのが鍵を持って出るのを忘れてオートロックを締め出された・・という事例です。慣れない方はやってしまいがちなトラブルです。ゴミ出しなどで少しだけ外に出る場合も鍵を持っていくのを忘れずに。ぜひ気を付けてみてください。
詳しくは、こちらのブログ記事も是非ご参照ください。
トラブルを未然に防ぐには?!
マンションは共同生活ですので、近隣の入居者様への配慮が不可欠です。トラブルを未然に防ぐためにはどうしたらよいでしょうか?
事前にマンションのルールを確認しておく
やはり、先にご紹介した通り、事前にマンションのルールを確認しておくことが大切です。判断に迷うときは、必ず管理会社・大家さんに確認しましょう。楽器演奏の可否など、内容によっては物件決定に左右されることもあると思います。気になることがあれば物件を契約するまでに確認しておきましょう。
物件探しの段階で気になるトラブルがないか確認する
個人情報に関する部分は教えてもらえませんが、トラブルがないか管理会社に聞いてみるもの一つです。
・前の入居者がトラブルに巻き込まれて退去したりしていないか
・マンション全体で気になるトラブルなどはないか
また、物件案内の際にマンションの掲示板を確認しておくのもよいかもしれません。
騒音や注意喚起の文書があれば、マンションの現状や問題を把握しやすいです。
トラブルが起こったときの対処法
できればトラブルの当事者にはなりたくないものですが、万が一巻き込まれてしまった場合どうするのがよいでしょうか。
まず管理会社や大家さんに相談
騒音や近隣の入居者の迷惑行為に困っている場合でも、直接相手に言いに行くのはやめましょう。さらなるトラブルに発展してしまうリスクがあります。管理会社や大家さんに相談し、対処してもらいましょう。
状況によっては警察に相談
嫌がらせや脅迫など、身の危険を感じられるような場合には警察に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?マンションに入居中、小さなことから大きなことまで、何かしらのトラブルをご経験の方もいらっしゃると思います。できれば自分がトラブルの発生源とならないように、気を付けたいところです。これから新生活をはじめられる皆さまのご参考になりましたら幸いです。
安永菜美
賃貸仲介と管理の営業職を経験したのち、人事課に異動。
現在は中途採用をメインに担当しています。
会社魅力を色々発信していければと思います!
保有資格:宅地建物取引士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士
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