あなぶきコールセンター藤井です。
暑さも増してきて、いよいよ本格的な“夏の到来”が近づいてきていますね。
近年の猛暑で、夏といえば“エアコンが必須”となる日々を過ごされている方も多いのではないでしょうか。
普段は意識せず稼働させているエアコンですが、突然“ポコポコ”と異音が聞こえたり、エアコン本体からの“水漏れ”が発生すると驚きますよね。
夏場になるとコールセンターでも、エアコンに関するお問い合わせが増加します。
今回はマンション入居者様のお声の中から、“ポコポコ音”や“水漏れ”の対処方法をご案内します。
エアコンの“ポコポコ音”や“水漏れ”の原因は何?
マンションは気密性(外と室内との空気の流れを妨げる性能)が高いので、窓を閉め切って、『24時間換気』や『キッチンの換気扇』を作動させると、エアコンの室内機辺りから「ポコポコ」という音が聞こえる事があります。
エアコンは、部屋の暑い空気を取り込み、室外機から出すという働きをしています。
窓を閉め切ると、部屋の気密性が高まり、内部の気圧が下がる為、外の空気を取り入れようと、エアコンのドレーンホースが外からの空気の通り道になり、ホース内にたくさんの空気が取り込まれます。
そのため、室内機で発生した水が、ドレーンホース内に入り込んだ空気のせいでスムーズに流れず、「ポコポコ」と音が発生する現象が生じてしまいます。
また、ドレンホースが詰まっている事が原因で音が発生する事例もあり、この場合は、エアコン本体から水が漏れてくることもあります。
自分でもできる3つの対処方法
気圧差が原因の場合
気圧差が原因で、音が発生している場合は、下記の3つの対処方法をお試しいただく事で解消する場合もありますのでお試しください。
① 各室の給気口を全開にする
② キッチン換気扇の設定を「強」→「弱」に変更する
③ 窓を少し開けて、隙間風を入れる
ドレンホースの詰まりが原因の場合
ドレンホースは室外機付近に設置されており、水を排水する働きをしています。
ポコポコ音もそうですが、エアコンからの水漏れ発生時は、このドレンホースの詰まりが原因となっていることも多くあります。
ドレンホースは外にあるので、ホース内に、虫やゴミ、土などが入りこみ、詰まってしまうことがあります。
まずは、水がきちんと排水されているか確認し、きちんと排水されていない場合は、これらを除去し、ホースの詰まりを解消する必要があります。
うまく除去できないときは、マンション管理会社へご相談いただければ、有償とはなりますが専門業者を手配してもらうことができますので。まずは管理会社にご相談ください。
事前にできる対策事例
音が気になる場合は、『ドレン用逆止弁を取り付ける』ことで、音の原因となる空気の逆流を防止することができます。
ルームエアコン用の商品も販売されていますので、気になる方はお試しください。
因幡電工 おとめちゃん ルームエアコン用
http://www.inaba-denko.com/ja/data/series/info/id/005-00007/
まとめ
普段意識せずに使用しているエアコンも、突然の異音や水漏れが発生すると驚いてしまいますよね。
この他、窓を閉め切って、『24時間換気』や『キッチンの換気扇』を作動させると、ドアが重くて開きにくくなることもあります。その原因もこれまで説明してきた「気圧差」です。
事前に知っておくことで、あわてずに対処する事が出来ます。これからの夏本番を前に今一度ご確認ください!
藤井理絵
あなぶきハウジングサービス(あなぶきコールセンター)2006年入社
あなぶきコールセンターにて北は北海道から南は沖縄まで24時間365日ご入居様のお声を承る業務に従事しています。
日々緊張しつつの応対ではありますが、頂いたお声に対してお役立ち出来た時は一番うれしい瞬間です。
コールセンターに頂いたお客様のお声をもとにお役立情報をご案内していけるよう頑張ります。
好きな事:旅行(のんびりと南の島へ行くのが理想です)
保有資格:管理業務主任者・宅地建物取引士・福祉環境コーディネーター2級、電話応対コンクール香川県大会出場
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