皆様、こんにちは!
あなぶきコールセンターの笹木です。
あなぶきコールセンターでは24時間365日、お客様からお問い合わせをいただいております。
実際にお問い合わせいただいたお困りごとやご相談をもとに皆様に有益な情報発信をしてまいります。
7月に入り連日猛暑が続いていますね。
最高気温35℃以上の県が多く、関東ではすでに39℃以上を観測している県もあります。
7月でこの暑さなので8月からは気温がどうなってしまうのか不安なところです・・・
私の自宅では日中エアコンを点けっぱなしにしており、
就寝時はエアコンをタイマーにして暑さを凌いでおります。
ただ、近年物価高の影響が電気料金にまで影響している関係で、
少しでも電気代を抑えたい方が多いのではないでしょうか?
この暑さでエアコンを使用しないと室内でも熱中症の危険性がありますので、
エアコンを使用せずに暑さを我慢するのはなかなか難しいかと思われます。
そこで、できるだけ電気代を抑えるためにはどうすればよいか?
また、効率よくエアコンを使用するにはどんな方法があるかご紹介いたします。
エアコンを効率よく経済的に使用する方法
室内温度の目安
室内温度は28℃を目安に設定しましょう。
冬場は20℃が目安とされています。
※エアコンの設定温度を28℃にするということではないので、ご注意ください。
あくまで目安なので、暑くて快適に過ごせない場合は、温度を下げて快適な温度に設定ください。
室内設定温度を27℃から28℃に設定した場合、電気料金は10%程節電できるようです。
詳細については、下記環境省のHPをご参照ください。https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html
出典:環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る
エアコンの風量設定
風量を「弱風」に設定し、エアコン使用時の電気料金を抑えようと思われている方が
いらっしゃるかもしれません。
弱風のままだと部屋がなかなか涼しくならず、結果的に余計な電力を消費してしまいます。
エアコンの風量設定は「自動」がおすすめです。
エアコンとサーキュレーターを併用する
エアコンから送風された冷風は上から下に滞留して足元のみが冷たくなります。
上側は暑くなって下側が冷たいと室内温度が上下でバラバラになります。
効果的な方法は、エアコン使用と併せてサーキュレーターを回すことです。
エアコンの風向きを水平に設定し、サーキュレーターを天井方向に向けて回すと室内で冷風が循環され、
温度が一定になりやすくなります。
また、冷気が顔や首にあたって涼しく感じやすくなります。
サーキュレーターは【DCモーター】を搭載したものがおすすめです。
通常のモーターと比べて消費電力の少ないものが多く、ファンの回転数も高くて起動も早いので、
より効率的に室内の温度を下げることができます。
ご注意点
・エアコン送風口の下に背の高い家具は置くと冷風の循環を妨げてしまうことがあるので、注意しましょう。
・室外機は直射日光を避けてすだれや日除けカバー等を設置するのがおすすめです。
直射日光が当たって室外機本体が高温になると、室外機の冷媒の機能が低下し、
室内の熱交換器から取り込んだ熱が冷えにくくなってしまいます。
※エアコンから冷風がでない場合の原因と改善策は、こちらからご覧いただけます。
エアコンフィルターやダストボックスを掃除する
エアコンフィルターは2週間に一度を目安に掃除しましょう。
フィルターにホコリが溜まると目詰まりを起こしたり、お部屋の空気を吸い込む際に多くの電力が必要となり、
その分電気代がかかります。
また、フィルターを掃除せずに放置するとカビ臭の原因となり、カビの繁殖が進むとカビの胞子が風に舞って
健康被害が及ぶ可能性がありますので、定期的な掃除が必要です。
自動フィルター掃除機能付きエアコンの場合は、ダストボックスにホコリが溜まっていないか
チェックして、溜まっている場合は取り除くようにしましょう。
※自分でできるエアコン掃除方法は、こちらからご覧いただけます。
エアコンの電源オンオフについて
エアコン使用時に電力を多く消費するのが、室内設定温度まで温度を下げることです。
お買い物等のちょっとした外出時にエアコンの電源をオフにすると、
帰宅時にはすっかり暑くなっていることが多いかと思います。
帰宅後にまたエアコンを点けて室内温度を下げると、その分電気代が高くなってしまいます。
節電のためにこまめに電源を消すことが逆に電気代がかかってしまうことがあります。
ちょっとしたお出掛け時は、エアコンは点けっぱなしにしておくのがおすすめです。
また、外出時は昼でもカーテンを閉めると外からの熱を緩和できるので、より効果的です。
夏場は遮熱カーテン、冬場は断熱カーテンを付けるとさらに効果を高めることができます。
ただ、仕事等で長時間家を空ける際は、電源をオフにした方が電気代を抑えることができます。
短時間の外出時はエアコンは点けっぱなしにして、
長時間の外出時はエアコンの電源をオフにすることをおすすめいたします。
除湿(ドライ)と冷房を使い分ける
除湿には【冷房除湿】と【再熱除湿】の2種類があります。
どちらも空気を室内機に吸い込んで温度を下げ、水分を取り除いたのち、
空気を部屋内に戻して湿度を下げる仕組みです。
冷房除湿は吸い込んだ空気を一旦冷やして温度が下がりすぎないように調節して部屋に戻します。
反対に再熱除湿は室内機で一度空気を冷やして温度を暖め直してからお部屋に戻します。
※温度を暖め直す際に電力を多く使用するため、冷房よりも消費電力が多くなります。
梅雨等の湿気の多い時期には除湿機能の使用がおすすめですが、
中でも梅雨の低温多湿の際は、温度が下がり過ぎないように再熱除湿方式がおすすめです。
真夏の雨の日のような気温が高い且つジメジメとしている場合は、冷房除湿方式がおすすめです。
とにかく気温の高い真夏日は冷房で室温を下げましょう。
※快適に過ごせる室内湿度の目安は40%~60%と言われています。
エアコンが冷房除湿方式と再熱除湿方式のどちらか分からない際は、メーカーにお問い合わせしてみましょう。私の自宅のエアコンは冷房除湿の対応機種となっておりました。
エアコンの買替を検討する
購入してから10年以上使用されているエアコンの場合は、買替で電気代を節約できることがあります。
真夏日に急に故障してエアコンが使えなくなると大変ですので、早い時期に買替を検討したいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
夏場になるとエアコンが活躍しますが、ちょっとした工夫でより効果的に室温を下げることができます。
また、うまく活用できれば、電気代の節約にも繋がります。
皆様も是非、ご参考にしていただけますと幸いです。
笹木 連
2021年にあなぶきハウジングサービスへ入社。
愛媛県で賃貸仲介業務を1年経験し、2022年にあなぶきコールセンターへ配属。
現在はお客様から寄せられるお困りごとやトラブル相談の受電業務をしています。
コールセンターにお電話いただく内容を元に皆様に役立つ情報発信ができるように頑張ります。
保有資格:宅地建物取引士
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