こんにちは!あなぶき建設工業の久米達也です!
私たちあなぶき建設工業は大規模修繕工事を主に手掛けていますが、実はマンションや建物の新築工事もやっているんです。大規模修繕の現場と比べると、新築はゼロから形をつくり上げていくワクワク感があり、現場に立っていても毎日が新鮮です。
今日はその新築工事の中でも、まず初めに行うとても大事な「墨出し」と「掘削」について、若手目線でわかりやすく紹介したいと思います。
まずは「墨出し」から
墨出しというのは、建物を正しい位置に建てるための基準線を出す作業です。言ってみれば「工事の道しるべ」。これがズレると全部に影響が出るので、すごく重要です。
現場に出て最初のころは「ただ線を引いているだけ?」なんて正直思っていました。でも実際に見てみると全然違います。ミリ単位で精度を出していく作業で、職人さんの真剣さが伝わってきます。
特に新築工事は「まだ何もない状態」からスタートするので、この墨出しが全ての始まり。いわば建物の設計図を、地面や床に実物大で描いていくような感じです。後の基礎工事がこの墨に沿って進んでいくので、現場の空気もピリッとします。
次は「掘削」
掘削はその名の通り「掘る」作業です。建物を支えるための基礎をつくるには、まず地面を掘らなければ始まりません。
これもただ掘るだけではなく、設計図通りの深さ・幅を守らないといけません。浅すぎてもダメ、深すぎてもダメ。重機を使いながら、チェックして進めていきます。
実際に掘削工事を間近で見ると、大きな重機の迫力に圧倒されます。けれど同時に、オペレーターさんの細かい操作技術に驚かされます。数センチではなく、数ミリ単位で高さを合わせていく。新人の自分には「神業」にしか見えません。
新築ならではのやりがい
大規模修繕では「いまある建物をより良くする」仕事ですが、新築は「まだないものをゼロからつくる」仕事。だから墨出しや掘削といった初期の工程から、すでにワクワクします。
特に墨出しは、現場が更地のときに初めて「建物の形」が地面に浮かび上がる瞬間でもあります。ここにエントランスができるのか、とか、ここが駐車場になるんだな、とか。図面で見ていたものが、現場に実寸大で現れる瞬間は、毎回感動します。
そして掘削は、未来の建物を支える「基礎づくり」。建築の世界では「基礎が命」とよく言われますが、本当にその通りで、ここでの精度や丁寧さが後の安心・安全につながります。新築をやっているからこそ味わえる緊張感と達成感があります。
若手から見た学び
新築工事に関わると、修繕工事とはまた違う学びがあります。
修繕は「出来上がったものを読み解く力」が必要ですが、新築では「ゼロからつくる力」が必要。だから現場での判断や理解の幅が広がります。
例えば、墨出しの大切さを知っていると、修繕のときでも「ここがズレているからタイルに影響してるんだな」とか「基礎の形状がこうだから、雨水が溜まりやすいんだな」といった視点が持てるようになります。
若手としてはまだまだ勉強中ですが、新築の現場で経験を積むことで、修繕工事の理解もより深まる。両方やっている会社だからこその強みを実感しています。
まとめ
新築工事における「墨出し」と「掘削」は、建物づくりのスタート地点。
どちらも地味に見えて、実は超重要な作業です。
あなぶき建設工業は、大規模修繕をメインにしながらも、新築工事でもこうした工程にしっかり取り組んでいます。修繕と新築、その両方の経験があるからこそ、建物に対して幅広い視点で取り組める。これが私たちの強みだと感じています。
建物は完成してしまえば基礎や墨なんて見えなくなります。でも「見えない部分にこそ大事な仕事がある」というのは、現場に立ってみて初めて実感できました。
これからも新築と修繕の二刀流で、みなさまの住まいを支えていけるようにがんばっていきます!
新築工事や大規模修繕工事について気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

久米達也
久米 達也(くめ たつや)です。
2023年4月入社(今年3年目)
香川県さぬき市出身(うどんがおいしい県です。)
入社1年目は諸小工事を担当し、2年目からは新築工事を担当しました。
今現在、長期出張として福岡県在籍し、新築工事を担当しています。
経験年数は少ないですが、人一倍努力してまいりますので、宜しくお願い致します。

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