おはようございます!こんにちは!こんばんは!
今日もブログをご覧いただきありがとうございます!
三度の飯より建築が好き!
どうもあなぶき建設工業の稲田です!
私たちの主な仕事である「大規模修繕工事」。
普段は建物の劣化状況や技術的な視点から必要な工事をご説明していますが
今回はちょっと趣向を変えてみます。
題して、、、
「もしもマンションがしゃべれたら、どこを直してほしいって言うの?」
私たちが日々調査しているなかで「ここ、意外と見落とされてるな」と感じる部分や、「もうそろそろ限界ですよ…!」と建物が“言っていそう”な場所を、擬人化の視点からランキング形式でご紹介します。
第5位:「ここ、いつ滑って転んでもおかしくないよ…!(バルコニー・共用廊下の床劣化)」
マンションの共用部分であるバルコニーや廊下の床。普段何気なく歩いている場所ですが、経年とともに床材の剥がれやひび割れ、滑りやすさなどが目立つようになります。
「昔はもっと歩きやすかったのに…。今じゃ滑るし水たまりもできるし、ちょっと危ないよね?」
実際に、床材の劣化による転倒事故や、水たまりによる漏水トラブルが発生するケースもあります。また、防滑性が落ちると高齢者や子どもにとって危険なゾーンになってしまいます。
ポイント:共用廊下やバルコニーの床材(長尺シートや塗装)は10〜15年程度で劣化が目立ち始めます。シートの浮きや剥がれ、ひび割れ、変色、水はけの悪さなどが見られたら、早めの補修が安心です。
大規模修繕工事のタイミングで一括施工することで、美観と安全性の両方を回復できます。
第4位:「色褪せてきてるしそろそろ錆びるよ?(金属部の色褪せ、サビ)」
玄関枠や端子盤等、意外と見落とされがちな「金属部分」。ここが劣化すると安全性に直結します。
「なんか最近、ちょっと押されただけでグラグラするんだよね…。あれ、わたし危ない?」
サビが進行すると、金属の強度が低下し、事故の原因にもなりかねません。
ポイント:再塗装や腐食部分の補修を定期的に行うことで、安全性と美観の両方をキープできます。塗装の色褪せやはがれ、浮き、サビが見えたら、修繕の合図です。
第3位:「シーリングもう古くなってきてるよ?(サッシ周り等のシーリングの劣化)」
窓まわりのシーリング(ゴムのような充填材)やサッシの隙間、ここも年数が経つとじわじわ劣化します。
「昔はぴっちりフィットしてたんだけど、今も見た目はあまり気にならないけど本来の役割果たしてないよ、、」
このような劣化は、室内への漏水等にも繋がります。
ポイント:シーリングの打ち替えは大規模修繕工事の定番です。足場を組むタイミングで一気に対応するのがコスト面でも効率的です。
第2位:「防水層の裏、ジメジメしてるよ…(屋上防水)」
屋上は、普段あまり人の目に触れることがない場所。でも、実はマンションの「傘」の役割を果たしていて、雨や日光からマンション全体を守ってくれています。
「最近、雨が降るとちょっとしみ込んできてる気がするんだよね…。このままだと、下の階にまで影響が出ちゃうよ、、」
屋上の防水層は10〜15年が耐用年数と言われており、それを過ぎると雨漏りのリスクが一気に高まります。
ポイント:防水層の浮き、ひび割れ、水たまりなどは要注意です。ひどくなる前に防水の再施工をすることで、住環境と建物寿命を守れます。
第1位:「私の“顔”、くすんでない?(外壁のひび割れ・汚れ)」
外壁は、マンションの「顔」。ですが、築10年、15年と経過するにつれて、日差しや風雨にさらされて劣化が進みます。
「最近、住民の皆さんも気づいてるでしょ?細かいひび、黒ずんだ雨だれ…。そろそろお化粧直ししてくれないかな?」
外壁のひび割れは、美観だけでなく雨水の侵入の原因にもなります。放置すると、内部の鉄筋が錆びてコンクリートが破裂する「爆裂」など深刻なダメージへとつながります。
ポイント:外壁の劣化は高所作業が必要なので、住民が気づきにくい部分も多くあります。だからこそ、定期的な診断と大規模修繕工事のタイミングでしっかりとチェックしましょう。
まとめ:マンションの声に耳を傾けて
今回の記事は少しユーモラスな視点でお届けしましたが、実際に建物の劣化は「静かに」「確実に」進行しています。
普段、皆様が当たり前のように住んでいるマンションも、本当は私たちの暮らしを支えるために日々がんばってくれている“相棒”です。
定期的な点検や計画的な修繕工事は、その“声”に応える大切な行動かと思います。
「そろそろメンテナンスしてくれたら、もっと気持ちよく暮らせるのに…」
そんな“つぶやき”が聞こえてきたら、私たちにご相談ください。
あなぶき建設工業では無料簡易建物診断を受付中!
お住いのマンションも、「声」を上げているかもしれません。
まずはお気軽に、無料の建物診断から始めてみませんか?

稲田優哉
稲田優哉(いなだ ゆうや)
愛媛県出身 2023年入社
愛媛県のインテリア・建築科の専門学校卒業後入社。
入社以来、大規模修繕工事担当として日々取り組んでおります。
普段知ることのない工事のあれこれを発信いたします!
保有資格:二級建築施工管理技士補

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