こんにちは。あなぶきコールセンターです。
当センターでは24時間365日様々なお問い合わせをいただいております。
その中でも今回は、シャワーの温度が急に冷たくなったり熱くなったりする現象についてご紹介します。
皆様、今までに「シャワーを使っていたら急に水が冷たくなった(熱くなった)!」「お湯の出し初めになかなか温度が安定しない…」という経験はございませんか?
実は、給湯器の故障ではなく「冷水サンドイッチ現象」によるものかもしれません。
その詳しい原因と対策についてお話いたします。
1. 冷水サンドイッチ現象とは?
シャワーを使おうとしたときに起こる「初めに熱いお湯が出る→冷たい水に変わる→適温のお湯に戻る」という症状を、冷水サンドイッチ現象と呼びます。
「給湯器の不具合?」「修理が必要?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
給湯器の構造上の問題
給湯器は冷水を温めてお湯を作っていますが、出していたお湯を一旦止めるとそれまで温めるために使った熱をため込んでしまいます。
ため込んだ余熱で次に準備している水がどんどん温められ、再びシャワーを出すと設定温度より熱くなったお湯が出てきます。
また、温度が安定するまでは燃焼具合を都度調節しているため、余熱で熱くなりすぎたと判断されて燃焼が緩みます。
そのため、熱いお湯の次には燃焼されなかった冷たい(ぬるい)水が出るようになるのです。
特に古い給湯器の場合、構造上この現象が起こってしまいます。
出典:TOTO
https://jp.toto.com/tips/tidbit/bath/007.htmhttps://jp.toto.com/tips/tidbit/bath/007.htm
その他考えられる原因は?
① 水圧の変化
浴室以外に、トイレやキッチンなどで同時にお湯(・水)を使うと、水圧が下がります。
それにより、水の出が悪くなったり、温度が下がったりします。
② サーモスタット式水栓の不具合
サーモスタット式の水栓であれば、使用環境に左右されず自動で温度調整してくれます。
しかし、こちらの水栓の故障により、温度が安定しなくなるケースもあります。
他の水栓からは問題なく適温が出るのに、特定のサーモスタット式水栓のみ湯温が不安定という場合は、その水栓の故障が原因と考えられます。
一度水回り業者に相談し、水栓の修理や交換をしましょう。
③ 給湯器の不具合
給湯器の故障により、湯温が安定しないという不具合が出ることがあります。
この場合は、特定の水栓だけ不安定になるのではなく、どの水栓からお湯を出しても不安定であるといった症状が見られます。
また、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されます。
それらのような症状が出た際は、ガス会社(※ガス給湯器の場合)や給湯器メーカーに症状・コードを伝え、点検してもらいましょう。
2. 対策について
給湯器を新しくする
最近の給湯器には冷水サンドイッチ現象が起こらないようにする工夫のなされたものがございます。
熱くなりすぎたお湯に水を混ぜたり、冷水を燃焼する時間を短くしたりという機能が備わっているのです。
この機能は「Q機能」といわれています。
年数が経ってきて、そろそろ給湯器の交換をお考えの方は、取り付け予定の給湯器がQ機能付きかどうかぜひチェックしてみてください。
サーモスタット式の水栓に交換する
先述にもある通り、サーモスタット式の水栓に変えることで自動的に温度調整をしてくれます。
また、ハンドル式に比べて温度目盛りをもとに正確な温度設定ができるため、手元で温度を変えるのもカンタンです。
3. まとめ
給湯器や水栓の故障か、故障でないかなど判断がつかない場合は、管理会社へご相談ください。
現地点検できる業者をご紹介することが可能です。
さらに、駆け付けサービス【当社の場合は「ハッピーサポート」】にご加入いただいている場合には点検のため業者を手配してくれる場合があります。
お気軽にご相談くださいませ。
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