分譲マンションを賃貸に出す場合の具体的な流れと注意点とは?

岡本理沙

皆様こんにちは。
分譲マンションの一室を賃貸に出そうか検討されている方はいらっしゃいますでしょうか。

私どもにも、賃貸募集までの流れや、募集に時間がかかるのか知りたいとお問い合わせいただく事がございます。まだ、具体的に話が進んでいなくても、まずは話だけでも聞いてみたいという方も多くいらっしゃいます。

現在は考えがなくても、所有しているといつかは賃貸に出す事を考える時が来るかもしれません。
そのような読者の方々に向けて「分譲マンションを賃貸に出す場合の流れ」を今回のテーマにしました。

是非、今後の参考にしていただけたら幸いです。

 

 

名義の確認

お部屋を貸しに出される時に、私たち不動産管理会社は登記名義人と賃貸に出されたい方が一致しているかを、最初に確認します。
したがって、不動産を相続した時には名義変更ができているかどうかが重要です。
また、登記が夫婦や親子での共同名義の場合は、
その両者が貸主になる為、両者が賃貸に出す意思が合致しているか確認して下さい。
→登記名義が分からない場合は、管理を任せようと考えている不動産業者に登記簿謄本の取得を依頼し、
謄本の内容確認してもらいましょう。

 

どちらの管理会社に依頼をするか決める

分譲マンションの一棟管理と同じマンション管理会社が、賃貸募集も取り扱っている場合は、
同じ会社にお任せをすると分譲マンションの管理規約のことも把握でき、担当者間で連携が取れます。

オーナー様の中には「お知り合いの業者がいる」「管理手数料で選ぶ」等、様々な選択肢があろうかと思いますが不動産管理会社ごとに強みは様々です。
→オーナー様にとって大切な資産を、どの管理会社さんにお任せするかどうかは重要になりますので、しっかり検討してみましょう。

 

不動産管理会社が決定したら、管理会社と管理委託契約を締結します。
※管理会社によって契約書類の名称は異なります

オーナー様が不動産管理会社に、お部屋の管理を任せるという内容の契約の取り交わしです。
内容を確認しながら進めましょう。

※分譲マンションによっては、賃貸募集する不動産管理会社を指定している場合もございます。
管理組合ルールの確認をお願いします。

 

不動産管理会社の強みを見極める

不動産管理会社によって、強みとしている分野が異なる場合があります。
業者ごとに強みの例として、3つご紹介いたします。

不動産業者間でのネットワーク

不動産管理会社のみで募集するのではなく、様々な不動産業者(仲介業者)さんにもネット掲載をしてお客様にアピール・募集活動をします。

多くの業者さんが多数のお客様に物件紹介することで物件をお客様に知っていただける機会が増えます。

様々な不動産業者に協力を依頼できるか、不動産業者間のネットワークを持っている管理会社かが大切になります。

 

法人契約の取り扱い

分譲マンションの賃貸は他物件に比べて高額な場合がある為、
企業が契約名義となる「法人契約」の案件を多く取り扱っている不動産管理会社であれば、オーナー様の賃貸募集にも有利に働きます。

法人契約の依頼が多い管理会社ですと、異動のある企業様からお部屋探しの依頼を受ける事ができ、

分譲マンションの賃貸をスムーズにご紹介することができるからです。

 

24時間365日 電話対応窓口

お部屋が成約してお客様が入居されてから、お困り事を解決できる窓口が管理会社にあるかどうかは、
お客様の物件選びにおいて大事なポイントに挙げる方は多くいらっしゃいます。

学生・社会人問わず、営業時間内にお電話ができない・営業時間外にお困り事が出てきた等で
24時間365日電話対応できる不動産管理会社だと安心してお住まいいただけます。

 

 

室内の原状回復工事・リフォームをする

賃貸に出すお部屋を不動産管理会社と一緒に立ち合うか、管理会社単独で内見してもらって、お部屋をどのようにするか相談して進めましょう。
築年数が古くなるとリフォームを入れる・設備を新しくすると印象が上がります。
築年数が浅い物件でも壁紙が新しいかどうかデザインによっても印象が大きく変わります。
エアコンをオーナー様で設置するかどうかも大事なポイントで、リフォームを行う際に室内の事はまとめて話を進めましょう。
→数ある物件の中でお客様に魅力を感じていただけるよう、募集前の準備は大切です

 

募集条件を決めて、募集を開始する

家賃・共益費・駐車場・敷金・礼金など賃貸募集の条件面を不動産管理会社と相談して決定しましょう。
現代ではインターネットでご自身で検索して物件をチェックする方が大半です。
ネット検索している方に、検索条件が引っかかるように賃料条件を相場に合わせるなど、妥当な金額帯での募集をされることをおすすめします。
相場よりもかけ離れていると、せっかく良い物件であっても、検索に引っかからずお客様に見ていただけないという状況になります。
→まずは多くの方に物件の存在を知っていただけるような募集条件にしましょう。
※お客様からの反響の状況により募集条件を臨機応変にご相談対応できると良いと思います。

 

まとめ

分譲マンションを賃貸に出す事は難しくなく、時間がかかるものではございません。
ご家族で相続を検討しているが築年数が経過してきたのでどうしようか・・・
売却か賃貸か悩んでいる・・・などの状況でも、ご自分で思い悩まずに、まずは不動産管理会社に相談してみてはいかがでしょうか。
ご自分では思いもよらない提案があるかもしれません。

 

↓マンションのお悩み相談↓

https://www.h-anabuki.jp/owner/index.cgi

 

↓あなぶきハウジングサービス 部屋ナビサイト↓

http://www.h-anabuki.jp/

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岡本理沙

あなぶきハウジングサービス
岡本 理沙(おかもと りさ)
香川県出身

大学卒業後、3年間新築マンションの販売を経験し、2018年あなぶきハウジングサービス入社後、賃貸仲介をしております。
賃貸のご生活で皆様のお役に立てる情報の発信ができるよう記事を書いていきます。
よろしくお願いいたします。

【保有資格】宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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