”しあわせ『感』理” ! 台風時の管理会社の対応について

皆様こんにちは!
あなぶきハウジングサービスの野田です。

近年、毎年のように各地で台風による被害が発生しています。
私の勤務している香川エリアは比較的、台風による被害が少ないエリアではありますが、
それでも強風による被害が出た物件もありました。

今回は、賃貸マンションの管理会社が台風などの災害時、どんな対応をおこなっているか、
紹介させていただきます。

 

1.台風上陸前の対応について

台風が接近・直撃しそうだと情報が分かった段階から、準備が始まります。

まずは管轄エリアの物件の中で、豪雨などによって地域的に冠水したり、浸水の可能性がある物件を、
過去の被害状況などを支店内で共有してピックアップします。
そして社員で手分けして、ピックアップした物件へ土嚢を設置していき、
台風前に準備を終わらせます。

また物件巡回を行い、強風で飛びそうなものがあれば、安全な場所へ撤去したりエントランスドアの固定
エレベーターを屋上で停止させて水没防止対策を実施、さらには車両が水没しないようお住まいの方の
車両の移動のお願いなど、お住まいの方はもちろん、近隣住民の方へ影響が出ないように気を配っています。

場合によってはお住まいの方への周知文の掲示

 

2.台風接近~通過後の対応について

大型な台風の場合、社員も自宅待機したりして、身の安全を確保しながら状況の推移を注視しています。

大きな問題がなければよいのですが、直近の台風被害として、
管理物件のエントランスドアガラスが強風により割れるといった大きな被害が発生しました。
ガラスが飛散しており、物件にお住まいの方が怪我をする恐れもありましたので、
複数名の社員にて現地へ向かい、飛散したガラスの片づけやエントランスドアへの段ボール設置など、
応急処置を実施しました。

 

<実際の対応状況>

 

また、修繕業者へ修理見積りを依頼し、修繕工事の手配まで行います。
台風通過後は、すべての物件を巡回して台風による被害が発生していないかを確認し、
社内にて共有していきます。

 

3.保険対応

台風による建物の被害は、物件オーナー様がご加入の「火災保険」で対応できる場合があります
火災保険の補償内容に【風災】【水災】があります。
台風で住宅に被害が発生した場合、火災保険の風災と水災のどちらで対応するのかは、
「台風が原因でどのような状態になって発生した被害なのか」によって変わります。

 

[風災となる場合]
台風による強風(もしくは強風による飛来物)で建物に損害が発生した場合が対象です。

(例)
・強風による飛来物により、外壁に穴が開いた。
・強風もしくは飛来物により、エントランスドアのガラスが割れた。
・各住戸バルコニーにある「隔壁版」が強風によって割れて破損した。 等々

 

[水災となる場合]
台風による洪水で建物が床上浸水(もしくは地盤面から45㎝以上の浸水し、
建物へ損害が発生した場合が対象です。

(例)
・洪水により建物が浸水し、建物や付属設備に損害が発生した。
・建物近隣にて発生した土砂崩れにより、建物に損害が発生した。等々

 

上記の場合はあくまで一例で、実際に事故が起こった際の状況により保険が出る出ないが変わる
可能性があります
物件オーナー様と協力し、火災保険の内容をチェックして、保険の申請も進めていきます。

 

4.災害発生時の公式情報について

台風に関しては【政府広報オンライン】でも、情報提供を行っています。
台風大国である日本にお住まいである以上、ぜひチェックいただきたいサイトのひとつです!

政府広報オンラインでの台風に対しての注意喚起ページはこちら↓

参考URL:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201206/1.html
※政府広報オンラインのサイトへリンクしています。

上記のページでは、気象庁が提供している、地図上のどこで危険度が高まっているかがリアルタイムで色分けされる【キキクル(大雨・洪水警報の危険度分布)】に関しての情報や、家の中の備え、家の外の備え、非常時の
持ち出し品についても情報提供がなされています。

画像などで分かりやすくまとめられているサイトになりますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

5.まとめ

いかがだったでしょうか。管理会社では台風前の準備から、台風経過後の物件チェック・破損個所の修繕手配、保険対応など、快適にお住まい頂くためにスピード感を持って対応しています。

また、昨今、毎年のように勢力の強い大型台風が日本へ上陸し、各地で甚大な被害が発生しています。
この「もっとわくわくマンションライフ ブログ」でも台風に関連した記事をたくさん発信しています。

※キーワード「台風」で検索すると56件もの記事が!

 

 

今回は、賃貸マンションの担当部門からの目線で、どういった対応をしているのかをご紹介しましたが、
事前準備に関してや火災保険での対応など、さまざま記事があります。

この機会に防災対策の一環としてぜひ他の記事もご覧いただければと思います。

 

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野田圭佑

野田 圭佑(のだ けいすけ)

2015年あなぶきハウジングサービスに入社。
入社後5年間は住戸等の不動産仲介を経験。
現在は賃貸物件の管理業務に携わっております。
入居者様へのお困りごと対応やオーナー様へのご提案等、日々勉強しながら励んでおります。
まだまだ未熟ではございますが、皆様に有意義な情報発信となるよう努めて参ります。

保有資格:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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