不動産屋が教える|お部屋探しの5つのコツ【初級編】

三輪有香

あなぶきハウジングサービスの三輪です。
暮れの忙しい時期になりました。みなさん、大掃除はもうお済みですか?私はクリスマス頃がから始めたのですが、まだ終わりきっておりません(汗)
さて、年が明けるといよいよ1年間で最も賃貸市場がにぎわう時期、繁忙期がやってきます!2月後半~4月前半をピークにお引越しが多くなるシーズン。
快適な新生活を始めるためにも、「こんなはずじゃなかった・・・」とならないように、お部屋探しの際のポイント、特に初歩の初歩である希望条件の設定の仕方を5つに絞りご紹介します
ちなみに、この5つのポイント、私が新入社員の時に教育担当の先輩社員から教えてもらったもの。それ以来、○年間、お客様のお部屋探しをお手伝いする際に気を付けていました。

目次

  • ①金額(予算)
  • ②立地(場所)
  • ③間取り
  • ④入居時期
  • ⑤優先順位をつける
  • まとめ

①金額(予算)

家賃

毎月の支払いをいくら位にするかです。一般的な目安は毎月の収入(できれば手取り額)の3割程度が月額賃料と言われています。
尚、月額賃料には家賃だけでなく、共益費や駐車料等も含まれます。他にも、インターネット使用料や水道料、管理費等物件によって様々な費用が発生する場合があります。
また、法人契約の場合は、会社の規定で上限家賃が決まっていることが多いです。家賃補助の場合もありますが、どちらにしてもしっかり確認をし、自己負担になる項目や金額をある程度決めておくのが良いでしょう。

初期費用

お部屋を契約する際には初期費用が必要です。初期費用には一般的に以下のようなものがあります。トータルで家賃の5~6ヶ月程度は必要の場合が多いです。
【敷金】オーナー様に初めに預けておくお金。退去時の原状回復費用に充当されることが多いです。家賃を滞納した際の担保としても扱われます。退去の際に精算の上、返金されます。
【礼金】オーナー様にお支払するお礼金。
【仲介手数料】物件を紹介し契約手続きをしてくれた不動産会社に支払うお金。家賃の1ヶ月分+消費税です。尚、駐車場を契約したら、そちらにもかかってきます。
【鍵交換料】鍵の交換をするための費用。入居時に支払うケースと退去時に支払うケース、または費用が発生しないケースもあります。
【保証料】家賃の保証会社に支払うお金。戻ってはきませんのでご注意ください。個人契約の場合は保証会社加入必須の場合が多いので、ほぼ必ず発生します。尚、金額は保証会社によって違っていたり、加入コースによっても変わってくるので、申込時に確認をするようにしてください。
【保険料】賃貸で入居するにあたって必ず入る保険。一般的には、借家人賠償や家財、個人賠償等がセットになった賃貸の総合保険に入ることが多いです。
【その他】ハウスクリーニング費用、補修費分担金等、物件によって異なります。

②立地(場所)

どのエリアの物件に住みたいかを検討します。一言で「場所」と言っても人によってポイントが異なります。
単身の方であれば、通勤時間や通学時間(会社までの距離)でお探しになる方が多いです。その際は、通勤方法(徒歩、自転車、公共交通機関等)も併せて検討した方が良いでしょう。
また、ご出張が多い方であれば、利用する線が発着する駅近く、高速道路のIC近くといったライフスタイルを想像しながら検討するのも良いですね。
ファミリーの方であれば、小学校区や中学校区でお探しされる方も多いです。人気の学校区は口コミ等で情報が入ってきやすいですし、土地勘がなくどの学校区が良いのか分からない方は、地元の不動産会社に問合せしてみてください。もちろん、ここでも通勤・通学のことも視野に入れておきましょう。(奥様のご希望で小学校区優先で物件を決められたのですが、旦那様のご通勤は自転車で30分以上かかってしまう・・・ということもありました)

③間取り

部屋数や広さ等の希望条件を洗い出しましょう。まずポイントは世帯人数です。一般的に単身の方なら1R、1K、1LDK、2DK位、二人住まいなら1LDK、2DK、2LDK、3DK、3LDK位、3人以上であれば広めの2LDK、3LDK~が生活しやすいと思います。もちろん、お客様によってお勧めする間取りが異なりますので(例えば、新婚夫婦の方とご年配のご夫婦ですと同じ2人住まいでも、新婚の方はお子様が生まれる=将来的な世帯人数が増える可能性があるので広めのお部屋をおすすめします)、ご自身の年齢や家族構成を鑑みた上で、間取りの希望を出すようにしましょう。
また、現在のお荷物や家具・家電製品等によってもご希望の間取りは変わってきます。例えば、現在荷物が多いので部屋は狭くても良いが、その分収納スペースが大きい方が良い等です。
一つの目安になるのが、現在お住まい中のお部屋の広さや間取り。不満な部分があるのであればそれを解消できるような、逆に気に入っている部分や使い勝手が良い部分は次のお部屋探しの時でも同条件で、希望してみるのもよいでしょう。

④入居時期

いつまでにご入居したいか、またはしなければいけないかを明確にしておきましょう。一番当たり前のことですが、ここをしっかり決めておかないと、入りたい物件があっても空がなく入居自体できないことになります。また、はっきり決めず「なんとなく」で探しているずるずると時間ばかりがかかり、結局良い物件がなくなってしまった・・・ということもあります。
私も、お部屋探しをお手伝いする際には、ゴールをしっかり持った上で、お部屋を探すように心掛けていました。

⑤優先順位をつける

上記4項目での希望条件の洗い出しを行うのと同時に、その他で譲れない条件があればそれも洗い出しましょう。例えば、ペットがいらっしゃるのであればペット可物件にする、設備で必要なものがあるならその設備が付いているか、等も洗い出してみます。
それら希望条件があらかた出揃ったら、必ずしてもらいたいのが優先順位をつけること
もちろん、希望条件全てに当てはまる物件があれば良いのですが、なかなかそうはいきません。間取りが広くて立地も良いような物件であれば、当然お家賃も高くなります。
優先順位をつけ、妥協できる条件と譲れない必須条件を明確にしておくと、お部屋探しも非常にスムーズに進むことが多いです。不動産会社の営業マンも的確にお勧め物件を探して紹介してくれることが多いです。
また、ある程度条件に幅を持たせることで選択肢が広がります。案外、希望条件から違っても良いお部屋が見つかることもありますよ。

まとめ

いかがでしょう。お部屋探しをする際のご参考になったでしょうか?
色々ご説明しましたが、まずは信頼のおける不動産会社の営業マンを見つけて、希望条件の摺合せを行うことでより希望に近い物件を見つける近道になると思います。
お部屋探しの際には、各エリアの部屋ナビショップにお問い合わせください。

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三輪有香

あなぶきスペースシェア 運営事業部 三輪 有香(みわ ゆか)
島根大学卒業後、2009年に入社しました。賃貸物件の仲介営業に4年間従事し企画室へ。1年半の産休・育休を取得後、賃貸事業部に復帰しました。2018年2月1日にあなぶきスペースシェアの設立と共に現在の会社へ。初めて触れるシェアリングエコノミー事業ですが、七転八起で頑張ります。保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者、福祉住環境コーディネーター2級
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