こんにちは。専有部リフォーム担当の佐々木です。
今回は子育て世代や忙しい主婦さん、高齢者の方など幅広い世代に人気の設備機器のひとつ、今やマンションの標準設備となっている『浴室暖房換気乾燥機』についてご紹介します。
意外と知らない人も多いのですが、実は浴室を大々的にリフォームしなくても、今ついている換気扇から浴室暖房換気乾燥に交換できるのです。
1.浴室換気乾燥機の特徴|メリットとデメリット!
◎3つのメリット
①浴室内で洗濯物が干せる
室内で洗濯物を干すと室内に生乾きの嫌な臭いがしたりしますよね・・・。浴室暖房乾燥機付きの浴室なら、乾燥機能で洗濯物をしっかり乾かせます。
花粉症の方は、外干しをすると衣類に花粉がつくのが悩みですよね。浴室内で干すことにより室内に花粉を持ち込まずにすみます。
PM2.5対策として、アレルギーをお持ちの方にも助かるのではないでしょうか。
②カビ予防
換気扇だけでは除湿に時間がかかり、どうしてもカビが発生しやすくなります。
浴室乾燥機能をオンにしておけば、強力に室内を換気してくれるのでカビ予防になります。
③冬の浴室を暖かく
冬には入浴時の急激な温度変化で体に負担がかかり、脳出血や心筋梗塞を引き起こす「ヒートショック」が増加します。
特に高齢者や血圧の高い方は注意しなければなりません。
「ヒートショック」は浴室内の温度差が原因で起こるため、あらかじめ浴室内を暖めておくことで予防できます。
入浴する前に浴室暖房機能で浴室内を暖めておけば、冬の浴室の寒さを感じずにすみます。
▽デメリット
・電気代
浴室暖房乾燥機を使う分、電気代が増えてしまうのがネックです。メリットと電気代の節約のどちらをとるかになりますが、工夫次第で電気代を節約することは可能です。浴室内の水分を拭きとって乾燥時間を短くしたり、ある程度、室内干しをしておいてから浴室内干して時間を短くすることでも電気代は抑えられます。
2.浴室のカビ対策|プチ情報と注意点
「カビ」が気になる方、浴室は水滴を拭き取ることが1番のカビ抑制になるかと思いますが、毎日行うのは面倒で大変ですよね。
“熱いシャワーをかけてから冷たいシャワーをかける”、その手間だけでも効果があるみたいですので、お悩みの方はぜひ試してみてください。
冬になるこの季節、加湿器を炊いていませんか?下記チェックして換気しましょう。
□「やかんでお湯を沸かす」、「鍋物をする」、「洗濯物を干す」等々、水蒸気を発生させる原因となる場合は換気扇をまわすか窓をあけて換気しましょう。
□24時間換気のスイッチは入っていますか?入れっぱなしでも電気代はわずかなものですのですので1日中換気しましょう。
□冬場の石油、ガスストーブや加湿器は大敵ですよ!灯油やガスを燃焼させているときに大量の水蒸気が発生しますし、加湿器も室内に水蒸気を送っています。
機密性の高いマンションにおいてはこまめな換気がとても大事です。湿度計や除湿機などを置いて上手に換気しましょう!
3.まとめ
浴室暖房換気乾燥機があれば、雨の日や花粉の季節に浴室内で洗濯物が干せるので随分助かります。
ヒートショックの防止になるのも浴室暖房乾燥機の大きなメリットで、高血圧の方、高齢の方は浴室暖房乾燥機を使う方が安心かと思います。
注意:※浴室暖房換気乾燥機はマンションによって設置可否や機種が限られます。必ず施工店に確認しましょう!
https://anabuki-m.jp/renovation/17190/
佐々木美穂
分譲マンション専有部分のリフォームを担当しています。
地場工務店で新築工事に携わり、あなぶきグループに入社してからは、マンションリフォームの営業・プラン等をして7年目になりました。
お客様と近い距離でお部屋のお困り事、ご相談にのっています。
得意分野は、内装・造作家具・キッチンまわり。
好きなものは、ネコとボート。
保有資格:インテリアコーディネーター
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