こんにちは!! あなぶきクリーンサービス 高杉です。
これまで『清掃』でマンション生活を快適にするための取り組みをご紹介して
まいりました。今回は少し趣向を変え、『福祉』で生活環境を快適にする方法
についてみなさまと一緒に考えてみたいと思います。
福祉住環境とは?
少子高齢化社会が進む中で、生活環境も年々変化しています。
みなさまがお住まいの分譲マンションの生活ではいかがでしょう?
年月が経ってきますと、生活様式、家族構成、住まい方もその時々に応じて変化が
みられるのではないでしょうか?
住み慣れた住まい、お気に入りのお部屋で快適でしあわせが感じられる生活を過ごし
続けたいものですよね。
『福祉』という言葉は、幸福で安定した生活を達成しようという意味です。
社会福祉、介護福祉、子ども福祉、様々なサービスで使われていますよね。
『福祉住環境』とは、高齢者の方々や介護が必要な方々、障害者の方々が充実した
環境のもとで生活を営むために整備された住宅環境のことです。
マンション生活を送るうえで、福祉住環境に関わるリフォームや住宅改修が必要となる
場面がこれから出てくるのではないでしょうか?
住宅環境を整備するうえでどのようなことが必要となるのか想像つきますでしょうか?
一緒に考えてみましょう!
「やさしさ」の住環境
みなさんの住まわれているマンションのお部屋(専有部)、共同利用する(共用部)
エントランス・廊下・階段を見渡してみましょう。
10年後、20年後、30年後。。。お気に入りのマンションで生活していくうえで
今後必要となってくるものが思い浮かぶでしょうか?
ちょっとした「やさしさ」や「配慮」でいろいろ見えてきます。
【専有部(お部屋)】
段差の解消・・・敷居の段差解消、和室と洋室の段差の解消などのバリアフリー化。
高齢者や小さなお子様のつまづきを防ぎます。
(こちらをご参考↓↓)
マンションでの高齢者リフォームをする際の注意点
手摺の設置・・・お風呂やトイレ、洗面など体の体勢を大きくかえる必要のある場所。
廊下など移動の補助となる箇所の手摺。
床材の選択・・・滑りにくさと強度が重要。特に水で濡れた時や履物(スリッパ)で
歩行する際、滑りにくい床材を選択。室内での横転事故を防止します。
建具や家具・・・引き戸、開き戸など扉の形状。握りやすいドアノブ。使用する際、
重量感なく力を必要としない建具。
室内照明 ・・・適切な照度、色彩。明かり付きスイッチや足元灯で暗がりでも扱える工夫。
空調設備 ・・・部屋全体が極端な温度差を生じない空調設備の設置。浴室暖房、
キッチンやトイレなど周囲と比べ温度が低い場所への配慮。ヒートショックを防ぎます。
(こちらをご参考↓↓)
半日でできる!分譲マンション浴室暖房換気乾燥機設置のポイント
【共用部】
スロープ ・・・エントランス出入口や床に段差のある部分に緩やかに行き来するための傾斜路。
手摺の設置・・・共用廊下、階段、エントランスの段差のある部分に設置。比較的移動距離が長い部分。
共用扉 ・・・開閉に力を必要としないもの。オートロック式自動ドアの活用など。
最先端なもので顔認証でキーレスエントリー。セキュリティも厳重で安心!!
(こちらをご参考↓↓)
顔認証で手ぶら入館!分譲マンション向けデジタルサイネージサービスのご紹介
住環境整備にオススメ 3つのポイント
専門家のアドバイス
福祉住環境の整備は、専門家のアドバイスが頼りになります。
みなさんの要望、生活環境に合わせて必要となる住宅改修やリフォームの方法、適切な
費用について専門家と相談しましょう。
あなぶきグループでは管理しているマンションにフロントマンがおります。専有部で
対応できるもの、共用部で管理組合を交え対応できるものもあります。
一度ご相談頂くことをオススメします。
福祉住環境コーディネーターも多数在籍しておりますので、福祉住環境整備の提案、
設計者、施工者、介護支援専門員など整備に関わる人々との調整、フォローまで行う
ことができます。お気軽にご相談下さい。
【リフォームのご相談承ります!!】
あなぶき実重建設
あなぶき加賀城建設
あなぶきクリーンサービス
管理組合規約の確認
分譲マンションは建物の構造上、専有部と共用部に区分されます。
専有部のみのリフォームであったとしても、工事を行う上で共用部分の改修が必要と
なる場合があります。
その際は、管理組合の事前了承が必要になります。専門家や弊社フロントマンに
相談する際、管理組合に規約上において実施可能なリフォームなのかどうか確認し、
必要となる手続きを行いましょう。
また、リフォーム後、お部屋の構造(床・壁・スペース変動)が変わることで、
周辺への音の伝わり方も変わる場合があります。あわせて管理組合や近隣居住者の方々
とも事前にお話しておくことも重要です。
(こちらに詳しく解説↓↓)
マンションリフォームを行う前に注意したい5つのこと
公的制度の活用
いざリフォームとなりますと、費用がかかります。
厚生労働省の介護保険制度の住宅改修補助や、各地方自治体で行っております
リノベーションの補助金制度など公的制度の活用の検討をオススメします。
直近の例をあげますと、福岡県では平成30年度に「福岡県既存住宅流通・
多世代居住リノベーション推進事業」とよばれる若年子育て世代を対象とした
支援制度が実施され、高齢者と子育て世帯が共に安心してくらせる多世代居住を
促進する仕組みづくりも行われておりました。
(厚生労働省 介護・高齢者福祉制度 ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html
【 ご注意!! 】
公的補助制度につきましては、法改正が都度行われておりますので、最新の情報をご確認下さい!
清掃の「匠」プロのツボ
今回、清掃のお話は登場しませんでしたが、清掃で福祉住環境整備のお手伝いが
できるものもあります。室内美装では、滑りにくいノンスリップワックスを使った
フローリングワックス施工、お部屋を快適な空間にするクロス洗浄、浴室においては、
バスフロアークリーニングで水廻りをキレイにすることができます。
【クロス洗浄のご紹介】
クロスクリーニング|分譲マンションお部屋の壁がキレイに!
【バスフロアークリーニングのご紹介】
分譲マンションお風呂におススメ!バスフロアークリーニング
まとめ
今回みなさんと福祉住環境について一緒に考えてまいりました。
あなぶきグループにはリフォームの専門家と福祉住環境コーディネーターが多数在籍
しております。住宅改修、リフォームの際はぜひご相談下さい。
みまさまの生活シーンにあわせ、充実した生活をお過ごし頂くためのアドバイスを
してまいります!!
高杉顕広
広島県出身。福岡にて清掃管理業務を担当。
これまで電力・通信・医療業界の情報システムの構築、コールセンターの運営、建築設備・住宅設備業界の経営企画業務を経験。
現在、あなぶきグループにて"清掃"という視点から「快適空間の提供」を追求しています。
福岡に住み始めて8年。多彩な経験を活かしながら、"人と地域にやさしさと安心"をお届けしてまいります。
【得意分野】人材育成
【モットー】感謝報恩
【保有資格】第1種衛生管理者,消防設備士,福祉住環境コーディネーター,情報処理技術者,システムアドミニストレーター,建設業経理事務士,中学・高等学校教員免許
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