コインパーキングのサービス券と定期券って何が違うの？いつでも利用可能？

こんにちは。あなぶきハウジングサービスパーキング事業部の豊増です。
前回は、コインパーキングの運用形態の1つである「前払い式チケットパーキング」の利用方法等についてご紹介させていただきました。

チケット（前払い）式コインパーキングの上手な利用方法について

今回は、前回に引続きコインパーキング運営業務を担当している私がお客様からよくお問い合わせをいただく「サービス券と定期券の利用」についてお伝えさせていただきます。

どちらもコインパーキングでご利用いただくものですが、券の性質やご利用可能な方が異なりますので頻繁にコインパーキングを利用されているお客様でも、きちんと券の使用をいただけていない場合もございますので最後までご一読いただけますと幸いです。

1. サービス券とは？
2. サービス券の利用可能時間帯の制限に要注意
3. 定期券とは
4. まとめ

サービス券とは？

「サービス券」については皆さんも馴染みがあるのでご想像しやすいと思いますが、よく商業施設等で配布される時間割引券のことを指します。

例えば、商業施設内のテナントで【2,000円以上お買い物されたお客様は、駐車料金2時間無料】などの案内がある場合に、「サービス券」もしくはサービス券の代わりとなる領収書等が配布されることがあります。
駐車券の投入後に「サービス券」を精算機に投入することで券面額の料金を精算することができます。

大型の商業施設になるとサービス券を利用していない施設がないほど導入が当たり前ですが、こういった商業施設に付属していない一般的な時間貸しのコインパーキングでも、サービス券を使える場合がございます。

商業施設等に付属していなくても、近隣のコインパーキングが商業施設と提携してサービス券を利用できるようにしている場合もありますので、商業施設の近隣にあるコインパーキングでは利用案内看板を確認していただくことをお勧めいたします。（もちろん、これは提携の商業施設をご利用の場合のみのサービスですのでご注意ください。）

また、「サービス券」関連の問い合わせでは、（主に法人様に限定されますが）「コインパーキング区画（フラップ式 ※立体駐車場等のゲート式は除く）を月極駐車場として契約ができるかどうか」の問い合わせをいただくことが物件によって多々ございます。

この場合、そのコインパーキング一部区画を月極区画として契約できる場合は、一般的にほとんどございません。

ただし、その法人様を訪ねる来客用として利用したいというご相談であれば、「サービス券」を法人様に購入いただき、それを来客用のお客様にお渡しいただく利用方法をご案内できることがあります。

サービス券が利用できるかどうかはコインパーキング毎に異なりますので確認が必要となりますが、こうしたご利用を希望されている法人様がいらっしゃる場合は、ぜひ一度お問い合わせください。

サービス券の利用可能時間帯の制限に要注意

このように便利なサービス券ですが、特定施設ではサービス券を利用できる時間帯が制限されている場合がありますので、ご利用の際は念のため利用できる時間帯の確認をしておきましょう。

特定施設の営業時間内には、施設ご利用のお客様を優先してコインパーキングを利用していただけるように料金やサービス券の利用可能時間帯の設定をしている関係がございます。
施設が閉店しても併設しているコインパーキングは稼働していることがほとんどなので、一見いつでもサービス券を利用できると考えがちですが、利用可能時間の確認をしていないと、閉店後はサービス券が利用できないなど予期しない駐車料金を支払わないといけない場合もございますので、特に日頃利用しない施設に関してのご利用の際は十分お気を付けください。

定期券とは

サービス券に対して「定期券」とは、主に立体駐車場等のゲート式のコインパーキング（特定の施設等含む）を「月極駐車場」として利用する場合等に使用する駐車券のことを指します。
サービス券とは異なり契約者が利用する際に常に駐車場を出入り使用できる券となりますので、利用時間制限はございません。但し、定期券本体の有効期間が定められている場合がございます。その場合は定期券に印字されている期限前に発行していただいている業者へ一度ご相談下さい。

なお、定期券はお客様の都合で紛失されますと、再度発行依頼をされる際に手数料が発生する場合もございますので、定期券は大切に保管していただくようお願い致します。

まとめ

今回は、サービス券の利用上の注意点に関するご案内と、サービス券の有効な利用の仕方、定期券についてご説明させていただきました。

こうしたサービス券の利用方法ひとつとっても時代の流れとともに運用方法が少しずつ変わってきております。最新のコインパーキング機器でお話すると、現在では駐車券の利用を要しないゲート式のコインパーキング（ナンバー識別式）など、カメラで車両ナンバーを記録し、その記録された車両ナンバーを精算機で指定入力して精算出庫できる最新の機械が現場で運用されております。以前はなかったシステムなので驚きですよね。

コインパーキングを利用されるお客様が通常はあまり気にされない些細なことも、このブログを通じてコインパーキングの【わからない・どうするの】を解決できるように引き続き投稿していきたいと考えております。

以上、サービス券と定期券についてのまとめでした。今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。

プロフィール
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豊増和樹

あなぶきハウジングサービス　パーキング事業部九州営業所
豊増和樹（とよます　かずき）

福岡県出身。
以前は福岡の賃貸仲介会社で3年間営業として勤務。
現在は九州圏内でコインパーキングの開発運営を行っております。

今では町中にたくさん見かけるコインパーキングについて、利用者の方からよくある問い合わせや、こんな使い方ができるの？といったような
情報を今までの経験を生かしてお伝えできればと思います。