◆民泊始める際押さえたいおすすめポイントTOP3

田村浩彦

こんにちは
東京も先日桜の開花宣言が出されていよいよ春ですね。
私が滞在しているここ沖縄も心地よい風が吹く過ごしやすい季節を迎えております。

気温の上昇と共に観光概況も改善傾向の動きを見せており、1月度は対前年同月比の増加数・増加率ともに過去最大の数値をマークしました(前年同月比 +30万7,600人、+137.0%)中でもインバウンドゲストが、前年0人に対し「+48,000人」とV字回復しており、国際通りでも外国人観光客の姿を多く見かけるようになってきました。確実にコロナ前の沖縄観光概況に戻ってきていることを肌で感じている今日この頃です。

さて、今回はそんな観光概況の復調気配を見せる沖縄での宿泊業開業にあたり、参考となる人気のエリア・設備・備品類etc…TOP3をご紹介させて頂きたいと思います。

【目次】
其の①~開業するならこの場所がおススメ!人気エリアTOP3~
其の②~この設備があると有利!人気設備TOP3~
其の③~意外な盲点、必須アメニティTOP3~
まとめ

<其の①~開業するならこのエリアがおススメ!人気エリア(沖縄本島)TOP3~>

沖縄県に特化して宿泊業運営してきた経験則からお勧めする、これから開業するならおススメのエリアTOP3をご紹介致します。

 

 

【第1位】:『恩納村エリア』
言わずと知れた沖縄リゾートエリアの代名詞「恩納村」が堂々の1位!
観光客の皆様が求める沖縄らしさがぎゅっと詰まっているTHE沖縄リゾートである恩納村は沖縄本島の西海岸中央部に位置し、那覇空港から車で約50分、美ら海水族館から約1時間と交通面でも便利な立地にあり、ダイビングのメッカ「青の洞窟」がある真栄田岬や自然の力強さと壮大さを体験出来る屈指の景勝地「万座毛」があり、これらを含む海岸全域が沖縄海岸国定公園になっています。『恩納ブルー』という恩納村の海のキレイさを形容した言葉もあるように沖縄県内でも屈指のきれいな海を見る事が出来ます。また多種多様なマリンアクティビティを楽しむ事が出来るのも人気の理由です。
当然そういった風光明媚なエリアなのでハレクラニやハイアットリージェンシー、シェラトン、等名立たる世界のブランドホテルの数々が集まっており、リゾート地としてのポテンシャルの高さを物語っております。
また、食についても取れたてのシーフードやあぐー豚、本部牛、沖縄そばの名店からオーベルジュやお洒落なハワイアンパンケーキやカフェ等美食を提供してくれる数多くの飲食店があるのも恩納村が人気の高い理由と言えます。
数え上げたらきりがありませんがこのように「好アクセス・自然(ビーチ・海)・食」と高いレベルで3拍子揃ったリゾートエリアである恩納村が文句なしのおススメ一位となります。

【第2位】:『北谷町エリア』
近年再開発で町としてのエンターテイメント性がグッと向上し、観光客から地元の若者まで多くの方が訪れる一大ショッピングタウン「北谷町」が2位!
様々なショップや飲食店、イオンや映画館、ビーチもあり日本人だけでなく沖縄在住のアメリカ人も多く遊びに来る国際色豊かな町がここ北谷です。
エンターテイメント施設や飲食店以外にも沖縄の醍醐味である白砂のビーチと綺麗な海や様々なマリンアクティビティも充実。宮城海岸から安良波ビーチまでのコーストラインに沿って広がる北谷町の西海岸沿いはアメリカの西海岸を思わせる街並みが特徴で、沖縄本島内で最もインターナショナル感が味わえる人気のエリアです。
恩納村に比べるとやや若年層向けの雰囲気である点とマンション・住宅等の建築物などがありアクセスが良い反面交通量が多い事から次点の2位とさせて頂きました。

 

【第3位】:『読谷村エリア』
読谷村は、平成26年元日に「人口が日本一多い村」として一躍有名になりました。
沖縄本島中央部西側の東シナ海に突き出した半島に位置する村で北にも南にも行ける観光拠点に最適な立地で、人口増加に伴い大型ショッピングセンターや飲食店も主要道路(58号線)沿いに続々オープンし利便性の高さも人気があるゆえんです。因みに人口数は「4万人」ほどで、イメージする村の規模をはるかに超えているそんな読谷村です。
何故このエリアがおススメかと言いますと、恩納村に隣接している事もあり自然が豊かで、とにかく海が綺麗です。ダイビング等マリンアクティビティも楽しめる傍ら残波岬や酒造所、沖縄ガラス工房、むらさき村等観光名所もあり観光地としての魅力に溢れております。また読谷と言えば古くから「やちむん(おきなわ焼き物/陶芸)」の産地ととして有名で数多くの陶芸家さんの工房も点在しており「やちむんシーサー作り体験」等沖縄文化に直に触れれる機会があるのも大きな魅力です
「食」についても美味しい沖縄そばの名店やあぐー豚を食せる飲食店が数多くあり「自然・文化・食」と3拍子揃っているエリアと言えます。
何故3位かというと、リゾート感で言うとあと1歩恩納村には及ばない点と北谷に比べるとまだ商業施設のバラエティに乏しくこれから発展していく伸びしろがある点が理由でございます。

読谷村エリアのポテンシャルの高さを実証する証拠として「星野リゾート/星のや沖縄」があるのも実は読谷村で、外人住宅が集積している眺望の良い地域である事も挙げられます。沖縄で外人住宅の所在している場所は戦勝国という事もあり、眺望の良い一等地に建てられる特徴がございます。このような観点から沖縄で外人住宅が多い場所は必然的に住環境の良い場所といえるのです。まだそこまで競合が少ないエリアである為、狙い目としてはかなりおススメと言えます。

<其の②~この設備があると有利!人気設備TOP3~>

【第1位】:『ジャグジーバス』
通年通して利用できるのと、写真撮影でも非日常感を出すにはもってこいの設備がこのジャグジーバスです。欲を言えば「偏光LEDライト」がついたモノが尚ベターです。
プールは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、天然の綺麗なビーチが多くある沖縄ではそれほど需要は高くなく、観賞用になってしまうことが少なくありません。また維持費の割りに通年通して使用する事が出来ない為、旬が以外に短く1物件規模で設置するにはややコストが勝ってしまう設備と言えます。また自動洗浄ロボやフィルターを装備していても自然豊かな沖縄では虫や葉っぱ・ゴミなどが高い確率で水面に残り、良かれと思って設置したのにマイナスレビューの呼び水になってしまったなんて事例もあったりします。ホテルや大型別荘クラスでない限りはプールよりジャグジーの方がコストメリット及び実用性が高いと言えます。購入する際注意しなければいけないのは必ず「蓋付き」のモノで選ぶようにしましょう。蓋無しはゴミも溜まり、見た目にもよくないですし、ジャグジーのエアー吹き出し口に詰まり故障の原因となりえますのでどうぞお忘れなく。

【第2位】:『倉庫』
意外と思う方もいらっしゃるかと思いますが、意外に盲点で無いと困るのが「倉庫」です。何に使うかというと主に「アメニティや消耗品、リネン類」等のストック用です。例えば業務用のシャンプーや洗剤類等は最小単位で「10L」で結構嵩張ります。また歯ブラシやボディタオル・使い捨てスリッパ等の最小単位も業務用につき少なくても200個単位だったりするので、ジャンプ―、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープだけでも「10L×4ケ=40L」分のスペースが必要で、そこに洗濯洗剤や柔軟剤、各種アメニティやリネン・タオル・清掃用具などが加わると、室内のクローゼットだけではとても足りません。室内クローゼットを全て潰して倉庫代わりにしても、見た目と使い勝手の面からおススメ致しません。
シーズン用品のマリングッズ等も置くのにも何かと重宝しますので、あると有利な設備2位とさせて頂きました。

【第3位】:『ガス乾燥機』
一般のご家庭でもガス乾燥機は重宝すると思うのですが、夏場ほとんどのゲストさんは滞在中、毎日海水浴及びマリンアクティビティを楽しまれますので、毎日水着利用がございます。乾ききってなくてもどうせ海に入るから大丈夫という強者の方は別として、大多数の方はやっぱり毎日カラッと乾いた水着やタオルで海遊び楽しみたいですよね。そこで必須なのが「ガス乾燥機」です。因みに電気式乾燥機は容量も少なく時間もかかる上に乾きが悪くコストも高いので設置するなら「ガス乾燥機」一択でございます。
また冬場の沖縄は皆様が思っている以上に晴天率が低いので、連泊時のタオル洗濯でも効力を発揮致します。マスト設備として捉えて頂いて良いと思います。

<其の③~意外な盲点、必須アメニティTOP3~>

【第1位】:『うがい用コップ』
歯ブラシは皆様ご準備頂くかと思いますが意外な盲点が「うがい用コップ」となります。キッチンのグラスなどを代用でお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、使用する場所柄朝寝ぼけ眼での使用シーンがほとんどです。そうすると手が滑ったりしてガラス製のグラスを割ってしまう事が高い確率で考えられます。
そういったシチュエーションのリスクヘッジとして、プラスチックやシリコン製のコップでなるべく色違いでご準備頂くとゲスト同士自分の使用コップの判別がつくので良いです。

【第2位】:『使い捨てキッチンスポンジ(ボディスポンジ)』
これも意外に盲点になりやすいのですが、皆様も知らない誰かが何に使ったか分からないキッチンスポンジを使うのはちょっと、、、という方多いのではないのでしょうか。ましてや水回りという事もあり雑菌が繁殖しやすいモノでもあります。
昨今のコロナ感染症からの衛生面の観点から、スポンジは使いまわしではなく「使い捨ての真空パックタイプボディタオル」を代用する事をお勧めいたします。これであれば、ゲスト毎に常に未使用の新品を使用でき衛生的ですし、コスト的にも大きなものではないのでゲストへの配慮としてご準備頂くと良い品目でございます。

【第3位】:『ヘアターバン』
ロングヘア―の方向けにヘアゴム等ご用意される方もいらっしゃるかと思いますが、毛量によってはまとまりきらない場合がございますので洗顔時等男女兼用でも使用できますのでヘアターバンがお勧めです。男性の私が言っても説得力ないかもしれませんが、アンケート結果からのご意見ですので是非参考にしてみて下さい。

<~まとめ~>
如何でしたでしょうか。
これから開業を計画されている方、今まさに準備中の方にとってお役に立つ情報が提供出来ておりましたら幸いです。

今の沖縄はインバウンドゲストも動きはじめ、2025年北部テーマパーク開業予定も控えており、気温の上昇と共に宿泊業用物件・用地探しや宿泊業開業相談を頂く機会も増え、肌で沖縄観光概況復調気配の熱を感じております。

皆様も一度沖縄にお越し頂き、肌で沖縄の熱を感じてみてはいかがですか。
5月GW迄が一番いい季節なので是非、お越しくださいませ。
現地で物件案内も行ってますので、ご興味ある方はお気軽にお問合せ下さい。
ではまた次回宜しくお願い致します。

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田村浩彦

株式会社One Note営業統括部長
田村浩彦(タムラ ハルヒコ)
東京都出身/沖縄移住歴11年目。
2020年あなぶきグループ入り。
2017年12月「株式会社One Note」入社

【主な業務】
運営代行物件の新規開拓、開業コンサルティング、既存クライアント様ケア、不動産売買仲介、土地建物仕入れ・査定、別荘・留守宅管理業拡販、関連企業様との各種業務アライアンス開拓、
最近は離島宮古島開拓に注力させて頂いております。

沖縄でのリゾート用地、建物又は移住・収益物件お探しの方は田村まで。
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