こんにちは。腰痛持ちなので、かなりのお風呂好きな木須です。
毎日の疲れをとるならやっぱりお風呂。美容にも効果てき面ですね!
ということで、今回は「分譲マンションのお風呂を追い焚きに変更する方法」というテーマでお話させていただきます。
お風呂の”追い焚き”とは?
追い焚きとは、簡潔にいうと、『お風呂のお湯を温め直す機能』のことです。追い焚きには①オート と ②フルオートタイプがあり、オートは手動・フルオートは自動で湯量や温度を設定通りに戻してくれます。
(余談ですが、おいだきは、「追い焚き」「追い炊き」と表示されておりますが、正確には『追い焚き』が正しいようです。)
マンションのお風呂を追い焚きに変更する
現在の新築マンションでは、追い焚き機能付のお風呂は当たり前!となっておりますが、15年以上前に竣工したマンションでは、まだまだ給湯専用(追い焚き機能がついていない)のみのマンションもたくさん存在します。
お風呂を給湯専用から追い焚きに変更するタイミングで最も多いのは、新築から10年以上が経過し、リフォームを検討したときではないでしょうか。
「給湯専用」から「追い焚き」に変更する工事には、大きく分類すると次の3つの工事となり、分譲マンションであれば、1つの申請が追加されます。
- 給湯器を給湯専用タイプから、追い焚き機能が付いた給湯器に変更すること
- ユニットバスを追い焚き機能付きのタイプに変更すること
- 配管工事が必要となること
- 分譲マンションであれば管理組合へリフォーム工事の申請
当然、“お風呂を追い焚きに変更できるか”、“変更できないか”は、マンションの構造により、そもそもユニットバスが変更できない。配管工事が出来ない。等がありますので、リフォーム会社による現地調査が必須です。
給湯器とユニットバス、配管工事の関係は?
給湯専用のお風呂(追い焚きが付いていないお風呂)は、水道管からの水が給湯器を通り、お湯となり、お風呂の蛇口から温かいお湯がでてきます。給湯器とユニットバスの間は、1本の配管でつながっています。
これを追い焚き付に変更すると、お風呂にたまっているお湯を、温め直すために再度給湯器に送らなければなりませんので、さらにもう1本の配管が必要ということになります。
給湯器は室外、マンションの廊下(PS:パイプスペース内)に設置されていることがほとんどですので、給湯器と室内の間には、躯体(コンクリート・ブロック)が存在します。このコンクリートに、追い焚きの配管を1本通すので穴を開けなくてはなりません。穴を開けるには、管理組合の許可が必須となるわけです。
尚、PS内の躯体がブロックの場合は、穴を開ける行為は容易となります。
工事金額はどれくらい掛かる?
工事金額を算出するのは、なかなか難しいところです。それは、お風呂の形状・配管の長さ・仕様等がお部屋によってバラバラだからです。
大きな目安として、給湯器\20万・お風呂\60万~100万程度といったところでしょうか。。。あくまで参考としていただき、正式にはリフォーム会社に見積りを依頼してみてください。
まとめ
それぞれのライフスタイルにより、追い焚きが必要・不必要があると思います。お風呂に浸かる方が好きな方には、リフォームでの優先順位は高いですし、シャワー派であれば、優先順位は低いはずです。また、追い焚き機能がなくてもお湯を温かくキープする方法もありますので、またご紹介させていただきます。
木須 拓己
分譲マンション管理会社で専有部(お部屋内)の様々なサービス開発・企画の立案、リフォーム&リノベーション・室内クリーニング、インテリア商品販売等、お客様の快適な生活をサポートする部署の担当。分譲マンションの管理会社を15年務めた実体験及び情報をわかりやすく伝えるために日々仕事に励んでいます。仕事での心情:ニーズを形にする
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