管理規約のフローリング等級とは?マンション生活豆知識

木須 拓己

こんにちは、寒さに弱い木須です。

寒い日が、このところ続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

この間、マンションのフローリングを歩いていると、あまりの冷たさに身震いしたので、床暖房があれば、快適なのに・・・と妄想してしまいました。

ということで、今回はマンションのフローリング・床材の説明をしようとおもいます。

 

※こちらの記事は2016年1月に投稿されたものを加筆・修正しております。

 

目次

  • フローリングの種類?
  • フローリングの等級
  • フローリングの清掃方法

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1.フローリングの種類

フローリングは、大きく区分けすると複層と無垢に分けられ、それぞれ特徴が異なります、自分の好みにあったものを選択していただければと思います。

・複層

合板の素材に、フィルム・天然の素材等を貼りあわせたものです。一般的に利用されるのが、この複層です。

今はいろいろな色もありますし、キズがつきにくくメンテナンスがしやすいのが最大のメリットです。価格も手ごろ。

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・無垢

天然木をそのまま利用したもので、自然特有の持ち味、肌触り、色を楽しみたい方にむいています。同じものがなく個性を出しやすいのが、最大のメリットです。デメリットは、メンテナンスをきちんと行うと長持ちします。逆をいうと・・・・

種類は、広葉樹と針葉樹が選択可能で、それぞれ特徴も違います。

メジャーなものは広葉樹で、ナラ、ブナ、メープル、チークなどがあり、重くて硬くキズがつきにくいが特徴です。

針葉樹は、ヒノキ、スギ、アカマツ、パインなどで、軽くてやわらかく、質感が楽しめるのが特徴です。

 

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2.フローリングの等級とは

フローリングの等級を検討しなければならないのは、マンションにお住まいの方だと思います。管理規約でL45・L40とか聞いたことはないでしょうか?

等級は、遮音性能と理解して問題ないと思います。マンションですので、上階の音が下階に響くことは、ある程度容認しなくてはならない事ですが、リフォームの際に、遮音性能を検討しないで工事をすると、あとあと、音でのトラブルに繋がることが考えられます。

これをマンションのルールである管理規約で定めている管理組合が多くなってきております。

遮音等級は、小さいほど遮音性が高く、表のような聞こえ方になります。

 

遮音等級 L-60 L-55 L-50 L-45 L-40
人の歩行音 よく聞こえる。 聞こえる。 小さく聞こえる。 聞こえるが意識することはない。 かすかに聞こえるが、遠くから聞こえる感じ。
物の落下音、イスの移動音 かなり聞こえる。 気になる。 聞こえる。 小さく聞こえる。 ほとんど聞こえない。
生活実感 スリッパ歩行音が良く聞こえる。 イスを引きずる音がうるさく感じる。 イスを引きずる音は聞こえる。 スプーンを落とすとかなり聞こえる。 気配は感じるが気にならない。

 

3.フローリングの清掃方法

フローリングは、掃除がしやすい半面、埃、ベタベタがすぐつきやすい特徴があります。こまめな清掃が一にも二にも大事です。

掃除機をかけ、フローリングシートでゴミを取り除き、換気をしてください。

つや、耐用年数を延ばし、清掃が楽になる方法で、お勧めなのが、フロアーコーティングです。

ワックスをかける方もいますが、持続性や、作業効率(剥離作業)を考えれば、コーティングをお勧めしたいですね。

また、このあたりも、特集を組みたいとおもいますので、ご期待ください。

 

まとめ

今回は、フローリングについてご説明しました。フローリングはお部屋全体にしめる割合が高い箇所ですので、素材・色・清掃方法で毎日の印象が大きく変わってきます。毎日を快適に過ごすためにも、一度フローリングのことを考えてみていただければと思います。

 

 

 

 

 

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木須 拓己

あなぶきハウジングサービス :木須 拓巳(きす たくみ)
分譲マンション管理会社で専有部(お部屋内)の様々なサービス開発・企画の立案、リフォーム&リノベーション・室内クリーニング、インテリア商品販売等、お客様の快適な生活をサポートする部署の担当。分譲マンションの管理会社を15年務めた実体験及び情報をわかりやすく伝えるために日々仕事に励んでいます。仕事での心情:ニーズを形にする
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