マンション大規模修繕工事を成功させる4つのステップ|ステップ4.整理

福田 純行

こんにちは福田です。さて、前回に続き4.整理段階についてのお話です。今回で最終回となりましたが、今回は「4.整理段階」の2つのポイントについてお話しいたします。

マンション大規模修繕工事を

 

目次

  • 完了検査の方法
  • 完了検査後の引き渡し書類について
  • まとめ

無題

完了検査の方法

無事、大規模修繕工事が終わると、契約通りの仕様、内容で適切に行われたかどうかの確認をすることが必要となります。工事の途中で、足場を解体する直前にも中間検査を行いますが、最終的に完了検査は必ず行います。

責任施工方式の場合には、管理組合は施工会社から説明を受けながら、仕様書の通りに出来上がっているかどうかを確認しますが、公正な第三者に検査の立ち会いを依頼することが望ましいですね。組合員は完了検査といっても何をどう見たら良いのかさっぱりわからないのが実情だと思います。管理会社の担当部署に検査を依頼するのも一つの方法ですね。

また、設計監理方式の場合には、完了検査も含めて委託しますので専門家が確認をしてくれることになります。

下の写真は当社の管理するマンションでの中間検査風景です。

果敢に女性の方もヘルメットをかぶり参加されています。

無題2

 

完了検査後の引き渡し書類について

さて、大規模修繕工事が終わり、引き渡しを受けたからといって、分譲マンションの計画修繕がすべて完了したわけではありません。一定年が経つと再び大規模修繕工事が必要となるので今回の工事にかかわる書類や記録は、次回の計画修繕の為の貴重な資料となります。「前回の工事の仕様はどんな仕様だったのか?」こういう時に、引き渡し書類をみると過去の仕様がわかるので非常に参考になります。一般的に、大規模修繕工事の修繕方法はひび割れたタイルなどは貼り直ししますが、ほとんどは、塗装は増し塗、防水層はかぶせ工法ですので既存の仕様を知る上でも重要になります。引き渡し書類のなかでもう一つ大切な書類があります。それは「保証書」です。工事後に工事を行った箇所に不具合が発生した時に一定の期間であれば無償で対応してくれる内容になっています。たとえば、もっとも長い保証期間が10年の場合は、防水工事で、次に5年保証の外壁塗装工事やシーリング工事などです。短い期間でも鉄部塗装は2年間ですので、完了後2年目の立ち会い検査時には、鉄部塗装箇所の錆が発生している箇所があれば基本的に無償での塗り直しができます。

それから、長期修繕計画(案)を作成するにあたって、過去の修繕履歴の資料は必要になってきます。是非とも大切に保管しましょう。マンションの大切な「カルテ」になります。

引き渡し書類見本です。

無題3

 

まとめ

ステップー1から4までお読みいただきありがとうございました。

いろいろな管理組合の業務の中で、大規模修繕工事は最もエネルギーを費やす一大イベントになります。特に初めての場合はパートナーを選ぶのに大変でしょう。マンションライフから大規模修繕工事は切っても切りはなせない修繕工事ですので、うまく乗り切れるよう私たちも出来る限りのサポートをさせていただきます。・・・それではまた次回。

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福田 純行

あなぶきハウジングサービス:福田 純行(ふくだ よしゆき)
前職の設計事務所時代に手掛けた設計・監理物件は北海道は北見市から南は長崎の佐世保市まで。今となってはとても懐かしい。現在は主にマンションの大規模修繕工事に関するコンサルティング(大規模修繕工事の改修設計・長期修繕計画(案)の作成等)を担当。人が住むマンションのストーリーを一つずつ守るのが役目です。
目指せ、「チェンジ・ザ・ワールド」・E.クリプトン・・・・グルーブな仕事を
皆さんのために。
有資格:一級建築士
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