あなぶきが取り組むバイオエナジー事業 宮崎との関係?③

竹中和幸

こんにちは!あなぶきハウジングサービスバイオエナジー事業所の竹中です。

弊社が取り組むバイオエナジー事業では、産業廃棄物の焼酎廃液(粕)と規格外のサツマイモを活用し、新たな資源としてエタノール燃料(バイオエタノール)土壌改良剤(農業用資材)を製造しております。

これまで、私ども事業所に関連した焼酎、バイオエタノール、肥料(土壌改良剤を含む)等、これまで事業に関連した内容についてご紹介して参りました。

前回は、宮崎県内の『県北エリア』の概要についてご紹介致しましたが、今回は引き続き、『県央エリア』にスポットを当て、詳しくご紹介致しますので、ご一読のうえ、興味や関心が高まって頂ければ幸いです。

目次

1.概要

2.フェニックス・ハネムーン?

3.郷土料理

4.観光

5.さいごに

 

1.概要

県央エリアについては、宮崎県中央部(東側の海沿い)に位置する宮崎市とその周辺自治体(西都市・新富町・国富町・綾町)として、ご紹介致します。

まず、県庁所在地となる宮崎市の人口は約40万人で、全国の県庁所在地の中で23位(2024年データ)となり、中核市に指定されています。

フェニックス・シーガイア・リゾート、青島、プロ野球・プロサッカーキャンプといった数多くの観光資源を持つ観光都市です。

2.フェニックス・ハネムーン?

1960年に昭和天皇の第五皇女・島津貴子さんと久永氏が宮崎を新婚旅行先に選んだことが大きな話題となり、その後、1962年には皇太子ご夫妻(現在の上皇ご夫妻)も来県し、青島・日南海岸が「プリンセスライン」と呼ばれるようになりました。1974年には、全国で結婚したカップルの約35%が宮崎を新婚旅行先に選び、年間約37万組が訪れたとされています。

このように、宮崎は「南国の楽園」「自由な恋愛と結婚の象徴」「憧れのリゾート地」として、昭和の新婚旅行ブームを牽引しました。

現在は、当時のブームもそのロマンチックなイメージは受け継がれ、「恋旅」や「縁結びの地」として再評価されています。

3.郷土料理

チキン南蛮(タルタルソース付)

チキン南蛮については、前回の県北エリアにて、延岡市の料理店(ロンドン)の賄い料理が原型と説明しましたが、今回ご紹介する『チキン南蛮』は、元祖をアレンジした『タルタルソースかけのチキン南蛮』であり、現在、全国的にメジャーとなったものもタルタルソースかけのチキン南蛮であり、宮崎市を中心に展開する『味のおぐら』の創業者が、このタルタルソースかけのチキン南蛮を発案しました。

 

出展:「宮崎市観光サイト」

 

②みやざき地頭鶏(じとっこ)の炭火焼

地鶏の炭火焼は、全国各地で提供されておりますが、『みやざき地頭鶏(じとっこ)』で調理された炭火焼としてご紹介します。このみやざき地頭鶏とは、天然記念物に指定されている「地頭鶏」(宮崎と鹿児島の旧島津領で古くから飼育されていた在来種の鶏)の血統をもった地鶏であり、その美味しさから農民が地頭職(偉い役人)に献上しているうちに「地頭鶏」と呼ばれるようになったと言われています。

県内40軒弱の農家にて生産されている希少価値の高い地鶏となり、その特徴は、コシがあるのに柔らかい、ジューシーな肉質と噛めば噛むほどに湧き出る深い味わいにあります。特に炭火焼は、香ばしい鶏油の香りが合わさって、滋味に溢れた逸品です。

出展:「宮崎市観光サイト」

③冷や汁(ひやじる)

即席のかけ汁で宮崎県の平野部を中心とする郷土料理で、食文化の情報が広がるにつれて県内に広がり、暑く湿気の多い宮崎県の気候風土の中で根づきました。自然豊かで山の幸、海の幸に恵まれ黒潮に面した日向灘で採れる新鮮で豊富な魚介類、太陽の恵みを受けた野菜や作物など、美味しい食材の持ち味を生かした食べ方が『冷や汁』です。

出展:「宮崎市観光サイト」

④レタス巻

一般的には『サラダ巻』の方が認知されているかと思いますが、巻き寿司の具材(芯)にレタスとマヨネーズを最初に用いたとされるのは、宮崎市にある寿司屋「一平」が始めた『レタス巻き』が元祖と言われており、宮崎県内では『レタス巻』の方が一般的に使われている名称です。

当時の店主が野菜嫌いの友人の平尾昌晃氏のために、1966年に考案したとされ、大ぶりなエビと甘みのあるレタスを用い、自家製のマヨネーズで味付けしたものです。寿司にマヨネーズを使うという斬新さは若者を中心に幅広い層に支持され、県外では『サラダ巻』として広まったとのことです。

出展:「宮崎市観光サイト」

4.観光

私の独断と偏見で、お勧めする場所(観光地)についてご紹介致します。

フェニックス・シーガイア・リゾート

当初は、「観光県・宮崎」の復興を目指して、総合保養地域整備法(リゾート法)の第1号指定され「宮崎・日南海岸リゾート構想」の中核施設「宮崎シーガイア」として建設され、1993年、世界最大級の室内プール「オーシャンドーム(2007年10月に閉鎖、その後施設は解体)」やゴルフコースなど5施設が一部開業。続いてホテルや国際コンベンションセンター、アミューズメント施設なども完成し、1994年10月に全面開業し、200年7月には主要国首脳会議(G8)外相会の会場となったものの、2001年2月に経営破綻し、現在は、『フェニックス・シーガイア・リゾート』として運営されております。

ゴルフ施設の『フェニックスカントリークラブ』は、国内有数の名門ゴルフコースであり、毎年11月に男子プロゴルフツアーのダンロップフェニックストーナメント”は、現在も開催されております。

出展:「宮崎市観光サイト(開業当時)」

 

出展:「宮崎市観光サイト(現状)」

青島神社

島全体が境内とも言われる青島の中央に社があり、島にかかる弥生橋(青島海水浴場横)を渡って参拝することができます。

ここは有名な神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があると言われています。

日南海岸国定公園に位置する青島は、周囲1.5kmほどの小さな島には、樹齢300年以上のビロウやハマカズラなど、特別天然記念物に指定されている亜熱帯植物が生い茂り、島そのものがパワースポットと言われています。

出展:「宮崎市観光サイト」

③プロ野球キャンプ

昔から宮崎と言えばプロ野球のキャンプ地として有名でしたが、現在でも県全体で8球団(2軍を含む)、内宮崎市内では、ジャイアンツ・ソフトバンクホークス・オリックスの3球団がキャンプを行っております。

ジャイアンツは1959年から宮崎キャンプをスタートしていることから、全国的にも有名ですが、九州福岡を本拠地とするソフトバンクホークスも、2003年秋から宮崎市生目の杜運動公園にてキャンプを行っており、この公園はキャンプ向けの運動公園として設計されたもので、現在では福岡らツアーが組まれるほど大盛況となっております。

出展:「宮崎市観光サイト」

④綾照葉樹林と大吊橋

ユネスコエコパークに登録された大自然たっぷりの観光スポットであり、中でも、高さ142m・長さ250mを誇る照葉大吊橋は、空中散歩のようなスリルを体験できます。周囲には日本最大級の照葉樹林が広がり、自然の美しさを楽しむことができます。

また、綾の照葉樹林から流れ出す清流で、町のシンボルとなっています。水質がきれいなことから、綾町の有機農業を支える重要な水源となり、近年では、都会の喧騒を離れ、自然の中で暮らしたいと考える人々の移住先としても注目を集めています。

出展:「宮崎市観光サイト」

⑤航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地

宮崎市の北西に位置する新富町の高台に、航空自衛隊の新田原基地があります。

新田原基地に所在する第5航空団は、築城基地第8航空団(福岡県)とともに、西日本の空の守りとして、緊急発進(スクランブル)に備え、日夜、対領空侵犯措置任務を担っており、またF-15戦闘機の基本ライセンスを付与する日本で唯一の部隊とのことです。

滑走路横には、来場者用の展望デッキ等も備えられており、例年12月初旬[今年2025年は12月7日(日)]には、基地航空祭が開催され、昨年2024年は48,000人が来場され、新富町の一大イベントと言えます。

出展:「JASDF航空自衛隊新田原基地」

 

⑥航空大学校

航空大学校は、昭和29年に国が設立した唯一の公的エアライン・パイロット養成機関として宮崎に設立されました。宮崎ブーゲンビリア空港の滑走路対面に施設があり、同滑走路を離発着するセスナ機を空港展望デッキから見ることができます。国内航空会社パイロットの40%は、本大学校の卒業生とのことです。

出展:「航空大学校フォト」

5.さいごに

今回は、宮崎県の県央エリアについてご紹介致しました。

次回は、私ども事業所(工場)がある県南と県西エリアにスポットを当て、ご紹介させて頂く予定です。引き続きご一読下さい!

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竹中和幸

あなぶきハウジングサービス  バイオエナジー事業所
竹中 和幸(たけなか かずゆき)

分譲マンションの管理担当(フロント)を経て、2023年より出身地である宮崎(日南市)にて、焼酎廃液(焼酎製造過程で排出される蒸留粕)の再生利用(資源の有効活用)に取り組んでおります。

保有資格:宅地建物取引士・管理業務主任者
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