土用の丑の日は「うなぎ」を食べよう!

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こんにちは!あなぶき社宅サービスの田中です。
フードサービス推進部として法人様の社員寮・保養所の衛生検査や献立作成などを行っています。フード関連業務に携わるブログ担当として「食」を中心とした情報発信をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

梅雨のジメジメした蒸し暑い日々ですが、みなさん体調などは崩されていないでしょうか。体がダルい・疲れが取れない・食欲がわかないなどの不調を感じる方も多いはずです。
そんな夏バテの予防には…「うなぎ」を食べましょう!
ということで、今回は「うなぎ」について、ご紹介させて頂きます。

うなぎは夏に食べるといい?

うなぎといえば「夏」をイメージされるかと思いますが、それは夏になると耳にする「土用の丑の日」から連想する方も多いかと思います。
では「土用の丑の日」とはどういう意味なのかというと、まず「土用」は季節の変わり目を表す言葉で、立夏・立秋・立冬・立春の直前の約18日間の期間を示します。次に「丑の日」ですが、これは十二支の「丑」からきているそうです。十二支というと年単位を思い浮かベる方も多いかと思いますが、昔の暦では日にち(12日周期)を十二支で数えていたそうです。
つまり、「土用の丑の日」とは、土用の期間に訪れる丑の日を示していることになります。なので土用の丑の日というと「夏」のイメージが強いですが、立夏・立秋・立冬・立春それぞれに土用があるので、実際は一年に何回もあります。

2023年土用の丑の日
1月19日・1月31日・4月25日・7月30日・10月22日・11月3日

 

ではなぜ、夏の土用の丑の日にうなぎを食べるようになったかというと、もともとうなぎの旬は秋~冬の時期だった為、夏には売れない食材でした。困った鰻屋さんが蘭学者の平賀源内に相談し、平賀氏は店先に看板を出すことを提案。その結果、お店は大繁盛し、その後他のお店でも広まり今日まで至るといわれております。蘭学者の平賀源内といえば有名ですが、「土用の丑の日にはうなぎを食べる」という風習を作っていたとは驚きですね。

うなぎは夏バテ予防に最適!

夏に「うなぎ」を食べる習慣が広まりましたが、実際に夏バテ解消に最適な栄養素が多く含まれています。

●レチノール(ビタミンA)・・・不足すると免疫力の低下などが起こる
●ビタミンB1・・・疲労回復の効果があり、不足すると倦怠感や食欲不振などが起こる
●ビタミンB2・・・体内で脂質をエネルギーに変換するために不可欠

他にもビタミンやDHA・EPAなどの栄養素も豊富に含んでおり、夏バテに良いとされていることがお分かりになったかと思います。江戸時代に平賀源内が考案した広告がきっかけではありますが、やはり暑い夏にはうなぎを食べることをおすすめします。

うなぎは地域によって食べ方が違う?

うなぎの蒲焼には、関東風・関西風の違いがあることはご存知でしょうか。
知ってはいるが、どう違うかはわからないという方もいるかと思います。

●関東風・・背開きにしたうなぎに串に串を打ち、白焼きにしたうなぎを蒸して脂を落としてから焼き上げます。
●関西風・・・頭を落とさず腹開きにしたうなぎに串を打ち、蒸さずにそのまま焼き上げます。

東西で開き方が違うのには諸説ありますが、武士が多かった江戸(関東)では切腹を連想させる腹開きは縁起が悪いとされてました。一方で関西では商人文化が栄え、「腹を割って」話しをしたりするのが良いとされていたため、腹開きで調理されたと言われています。
ではその境界線はどこかというと、静岡県にある浜名湖やその近くを流れる天竜川だと言われているそうです。
同じ日本でも東西で異なっていて、それぞれ食べ比べしてみても面白いかもしれませんね。

家庭でもうなぎを楽しみたい!

とはいえ、うなぎは日頃から食べるには少々高いですよね…。またお店に行くとなるとなかなか難しいという方も、お家でうなぎ料理を楽しんでみてはいかかでしょうか。
今回は、うなぎの蒲焼きを1枚使用して、3つのレシピをご紹介します。どのメニューも簡単でお手軽に作れると思います。

◆うなぎとアボカドの薬味和え


うなぎ蒲焼き・・・1/3枚
酒     ・・・小さじ2
アボカド  ・・・1個
大葉    ・・・2枚
みょうが  ・・・1個
しょうが  ・・・1/2片
ポン酢   ・・・大さじ1.5

(作り方)
① アボカドは種と皮を取り、食べやすい大きさにカットする。
② うなぎの蒲焼は耐熱容器に移し、酒をふりかけてラップをし、電子レンジ(600W)で1分程度加熱し、アボカドと同様に食べやすい大きさにカットする。
③ 大葉は千切りにし、みょうがは縦半分にカットし、薄切りにする。しょうがはすりおろす。
④ ボールに①・②・③・ポン酢を入れてあえる。

◆うなぎのライスバーガー

うなぎ蒲焼き    ・・・1/3枚
酒         ・・・小さじ2
うなぎ蒲焼きのタレ ・・・大さじ1
万能ねぎ      ・・・適量
白ごま       ・・・適量

(作り方)
① うなぎの蒲焼は耐熱容器に移し、酒をふりかけてラップをし、電子レンジ(600W)で1分程度加熱し、食べやすい大きさにカットする。
② 万能ねぎは小口切りにする。
③ ご飯に予め蒲焼のタレの半分程度を加え混ぜ合わせる。
④ セルクル(8cm)に1/8量のご飯を詰め、中心に①をのせる。さらに1/8量のご飯を詰めてラップし、上から押さえる。
⑤ フライパンに④をのせて火にかけ、残りの蒲焼のタレを塗りながら両面色よく焼く。
⑥ 器に⑤を盛り付けて、万能ねぎと白ごまをトッピングする。

※セルクルがない場合は、マグカップなどに油を薄く塗ってやってみてもいいと思います。
(今回試作した際もセルクルがなかったのでマグカップで代用しました!)

◆ひつまぶし
愛知県の郷土料理でもあります「ひつまぶし」ですが、なかなかお家で食べる機会はないかと思います。お家でも気軽に食べれますので、ご紹介します。

ご飯        ・・・200g程度
うなぎ蒲焼き    ・・・1/3枚
酒         ・・・小さじ2
万能ねぎ      ・・・1/2本
みょうが      ・・・1/2個
白ごま       ・・・適量
練わさび      ・・・適量
刻み海苔      ・・・適量
だし汁       ・・・200cc

(作り方)
① うなぎの蒲焼は耐熱容器に移し、酒をふりかけてラップをし、電子レンジ(600W)で1分程度加熱し、5mmの幅の細切りにする。
② 万能ねぎは小口切りにし、みょうがは縦半分にし、薄切りにカットする。
③ 大きめの器に温かいご飯をよそい、うなぎをのせて蒲焼きのタレをかける。
④ 4等分に分けてお茶碗によそい、下記の順に食べていく。

●一杯目
最初はシンプルにそのままで。タレとうなぎの美味しさがご飯に染みてたまりません。
アクセントに粉山椒もかけてもいいと思います。

●二杯目
お次はみょうが・万能ねぎ・わさびの薬味を乗せて。わさびのツンとした風味と薬味でうなぎの
味をひきしめてくれるので、さっぱりと召し上がれます。

●三杯目
さてここから後半戦。薬味は二杯目と一緒で、熱いだし汁を注ぎ、刻み海苔をかけてさらさらとい
ただきます。三杯目でもぺろりといけてしまいます。

●四杯目
最後は今までの食べ方でもう一度食べたいもので〆ましょう。

POINT!

・うなぎの蒲焼きを温める際に酒をかけることによって、臭みが消え、ふっくらと仕上がりますのでぜひ試してみて下さい。
・うなぎのライスバーガーはこのまま食べてもいいのですが、ひつまぶしのようにだし汁をかけて食べても美味しかったので、味変でやってみてもいいと思います。
・ひつまぶしのうなぎは電子レンジで温めた後、トースターなどで表面をカリッとさせて食べるとより一層美味しいです。

 

今回作成してみて、うなぎの蒲焼き1枚でも色々な食べ方ができました。アボカドとうなぎの組み合わせに最初はどうかなと不安でしたが、蒲焼きのタレがアボカドと合って、お酒が進みそうだなと思いました。
またひつまぶしも細かく切りますし、薬味などのトッピングもあるので、うなぎがたくさんなくても十分に楽しめました。

今年の土用の丑の日は7月30日になります。みなさん「うなぎ」を食べて熱い夏を乗り切りましょう。

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