こんにちは、松井です。
さっそくですが、あなぶきセザールサポートでは、「管理業務主任者」と「宅地建物取引士」の2つの国家資格を、社員が取得すべき必須資格として定めています。実務上必要であることは言うまでもありませんが、内勤社員においても、2つの資格が無いと一定の役職以上には上がれないようになっています。今回は、当社で2つの国家資格が必要な理由をご紹介いたします。
目次
- 管理業務主任者と宅地建物取引士
- 取得が必要な理由① 業務に必要なため
- 取得が必要な理由② 自分のため
- 取得が必要な理由③ 仲間(同僚)のため
- 取得が必要な理由④ 家族のため
- まとめ
管理業務主任者と宅地建物取引士
当社では、不動産に関するワンストップサービスを目指しています(分譲マンションの管理事業、売買・賃貸の仲介事業、リフォーム・リノベーション提案、保険代理店業、等、不動産に関するあらゆるご相談を当社で解決できるようにサービス提供しています)
この中でも中心となるのがマンション管理業と不動産仲介業であり、それぞれの業務において法律で定められた重要事項説明を実施するために、マンション管理業では「管理業務主任者」、不動産仲介業では「宅地建物取引士」の国家資格が必要となります。
つまり、2つの中心事業については、全ての社員が専門知識を持つことを求めており、その指標の一つとして資格取得があります。
取得が必要な理由① 業務に必要なため
資格が必要な第一の理由として、まず「業務のため」に必要となります。
マンション管理業で申し上げると、「管理業務主任者」の資格を持っていないと出来ない業務がいくつかあります。
☑ 管理委託契約に関する重要事項説明
☑ 重要事項に関する書面への記名・押印
☑ 管理事務報告
☑ 管理委託契約書への記名・押印
つまり、資格がないと、一人で全ての仕事を完結することができないのです(これは、宅地建物取引士においても同様です)。マンション管理業や不動産仲介業において、一人前の担当者として業務に従事するためには、資格は必須となります。必須資格がない間は、半人前と言わざるをえないでしょう。
取得が必要な理由② 自分のため
二つ目は、「自分ため」です。
業務で必要な資格が無いと半人前と書きましたが、逆にいえば、資格があれば、最低限の知識を持っているとも言えます。お客様に対しても、より説得力を持った提案ができるのではないでしょうか。
お客様から報酬をいただいて仕事をしている以上、プロとしてお客様へ成果を提供することになります。このプロとしての品質を担保するものの一つに資格がありますし、2つの資格取得により自らのスキルアップだけでなく、当社では管理職として活躍の道がひらけます。
取得が必要な理由③ 仲間(同僚)のため
3つ目は「仲間(同僚)のため」です。
管理業務主任者も宅地建物取引士も、資格者でないと出来ない業務があります。資格を持っていない場合には、有資格者である社員にお願いして、重要事項説明や管理事務報告を実施してもらうことになります。つまり、本来は担当者でない社員に時間を割いてもらう必要があるのです。更に重要事項説明は日曜日に実施することも多く、休日出勤対応になることもあります。
つまり、これまで自分のために時間を割いてくれた仲間(同僚)のためにも資格を取得しなければならないのです。(一方で、当社の有資格者には、仲間のために重要事項説明をおこなうことを嫌がる者はいないと思っています!)
取得が必要な理由④ 家族のため
最後は応援してくれている家族のためです(結婚していない方は、両親や恋人でしょうか)。
資格取得のためにはプライベートな時間を削って勉強時間を確保しなければなりませんので、家族の理解・応援は欠かせません。何より、資格を取得することで、自分のスキルアップと会社内での存在価値を示すことができ、より大きな仕事を任せられるチャンスをつかむことにつながりますので、応援してくれている家族を裏切らないためにも、必須資格は取得しなければなりません。
まとめ
当社では、管理業務主任者と宅地建物取引士の2つの資格を必須資格とし、社内でも模擬試験や社内講師による授業等を通じて合格者の支援をしています。(詳しくは、「教えて仲井先生」を参照)。
また、管理職への登用の条件にしています。管理職としては、課員の重要事項説明をおこなうこともありますが、何より重視しているのは「業務で忙しい中、自己研鑽のために勉強時間を確保して、合格というハードルをクリアできる人材であるかどうか」を見ているのです。
一方で、資格を持っていればOKというわけではなく、やはり求められる人材としては人間力や考え方を重視していますので(詳しくは「あなぶきグループが求める人材「4C」について」参照)、資格は必要最低限の要件と言えるかもしれません。
松井 久弥
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
最新記事 by 松井 久弥 (すべて見る)
- まとめ│マンション管理会社を変更するための9つの手順とポイント - 2024年9月25日
- 分譲マンション|管理会社を変更するためにはどれくらいの準備期間が必要!? - 2023年7月30日
- 赤字の管理組合役員必見!マンション管理組合の収入を増やす3つの方法 - 2023年7月6日