皆さまこんにちは!毎日暑く夏を感じる気候になってきましたね。さて突然ですが、“毎月の水道料金が急に倍になった!”“高額な水道料金の請求がきてびっくり!”なんてご経験はありますでしょうか?私が賃貸マンションの管理に携わっている中で、こういったお問合せを、たまにいただきます。
本日はそんな高額な水道料金の請求について、原因や対応策などをご紹介させていただきます。
高額な水道料金 考えられる原因について
早速ではありますが、原因についてご紹介していきます。
①水漏れ(設備の故障など)
よくあるのが設備の故障です。例えば、トイレの水がちょろちょろと流れ続けている、といった不具合などです。
②下階への漏水
床下の配管(給水管・給湯管・排水管など)などから漏水が発生しているケースです。
見えない部分ですのでぱっと見は漏水していることが分かりません。下階の入居者から“天井から水がポタポタ漏れてくる”などの連絡で発覚するケースが多いです。
下階の部屋が空室の場合は発見が遅れるため注意が必要です。
③検針ミス
検針する作業員が間違えてしまうケースもありえます。請求書に直近の検針値が記載されていると思いますので、自宅の水道メーターと比べて妥当な数値かどうかを確認してみましょう。
④思った以上に使い過ぎていた
家族が増えて使う水の量が増えた・・ということはありませんか?また、水道の水を出しっぱなしにしたまま外出してしまった日があった・・ということはありませんか?いつもより少し多いかな?ぐらいであれば勘違いのケースもありますので、最近の行動を思い出してみてください。
水漏れ・漏水を見つける方法は?
ご紹介しました、考えられる原因の中で多いのが“水漏れ・漏水”です。自分で漏水しているかどうかを調べる方法がありますのでご紹介しておきます。
1.お部屋の蛇口を全て締めてお水が止まっていることを確認してください。
2.部屋の外に出て自分のお部屋の水道メーターを見つけましょう。水道メーターは玄関の横あたり(パイプスペースという扉の中に入っていることが多いです。)や共用部(アパートの場合は2階のお部屋でも1階部分に設置されていることもあります。)のどこかにあるはずです。
3.水道メーター内にある「パイロット」という丸い金属の部品を見てみましょう。この部品は水が流れていると回る仕組みになっています。蛇口が全て締まっているのに回っていたら、漏水していると判断できます。
水道代が高いときの対処法
湯舟のお湯の量を減らす
湯舟にお湯をためるのにはお湯を沸かすのにガスを使うため、ガス代もかかってしまいます。湯舟に入った際にあふれるほどのお湯は溜めすぎです。入浴していない状態では少ないと感じる水量でも入浴すると人の嵩でちょうどよくなったりします。適量のお湯で入浴するようにしましょう。
シャワーの使い方に注意する
浴槽にお湯をためるか、シャワーのみで済ませるかどちらが安くつくか気になる方も多いと思いますが、もちろんこれはシャワーをどのくらい使うかによって変わってきます。
実は16分間シャワーを流し続けると浴槽1杯分のお湯になるといわれています。
仮に一人暮らしで浴槽にお湯は溜めず、16分間以内にシャワーできるのであれば、シャワーを使った方が節水に繋がります。家族などがいる場合はシャワーで髪を洗って、体は溜めているお湯で洗うなど決めておけばいいでしょう。
最近では、節水用のシャワーヘッドなども販売しているのでうまく活用することができれば節水につなげることができます。時間を気にせず節水したい方には特におすすめです。
歯磨きはコップを使う
歯磨きは毎日することですので、小さいことだと思うかもしれませんが日々の積み重ねで大きな節水になります。
コップを使わずに手に水をためて口をゆすいだ場合は約4~6Lの水が流れてしまいますが、コップを使うことで大幅な節水になります。
歯磨き後の口をゆすぐ回数も、歯磨き粉の効果を洗い流すのを防ぐため1回でよいとされているため、少量の水をコップにためて節水に努めましょう。
食器を洗う時はその都度水を止める
食器洗いも節水のポイントが多くあります。一番はこまめに水を止めること。
また、洗い桶を用いるのも効果的です。油汚れなどはあらかじめ新聞紙などで汚れを取っておくことで、はやく汚れを落とすことができ節水につながります。
また、手洗いするよりも食洗機を使った方が水の量が少なく済み節水になります。
長い目で考えると食洗機を導入することを検討してもいいかもしれないですね。
水道料金減額や払い戻しはできる?
水道局が検針している場合は「減免制度」の適用ができるケースがあります。主に設備の故障が原因であると証明できる場合です。ただし、不注意での水の出しっぱなしや水漏れと知っていながら放置していた場合などは、適用外となりますのでご注意ください。
※減免金額の計算方法や、減免対象の詳しい条件などは自治体によりルールが異なります。
マンションによっては管理会社が検針している場合もあります。その場合は管理会社に相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?自分が知らないうちにお水をたくさん使ってしまっていた・・となるとお水もお金ももったいないですよね。水道料金がいつもより高い場合には、何らかの原因があるかもしれません。
マンションの場合は、まず管理会社に連絡しましょう。思い当たる設備の故障がある場合は、すぐに業者を手配してもらい修繕しましょう。思い当たる故障が無い場合、不具合を自分で見つけられないケースもあるので、可能であれば一度業者に見に来てもらうのが良いかもしれません。
下階への漏水の場合は、下階の入居者から連絡が入ることが多いですが、空室になっている場合もありますので、下階が問題ないかを管理会社に確認してもらいましょう。
とにかく漏水が原因の場合は放置が一番よくないので、連絡を先延ばしにせずすぐに対応するように心がけましょう!
皆さまのご参考になりましたら幸いです。
安永菜美
賃貸仲介と管理の営業職を経験したのち、人事課に異動。
現在は中途採用をメインに担当しています。
会社魅力を色々発信していければと思います!
保有資格:宅地建物取引士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士
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