沖縄移住する前に知っておきたい!沖縄の交通事情と不思議なルール

田村浩彦

こんにちは、株式会社OneNoteの田村です。
ここ沖縄は先週、皆様のお住まいの地域より一足先に梅雨入り致しました。
例年に比べると一週間程遅いですが、これから6月下旬まで雨とのお付き合いです。

さてそんな梅雨シーズン突入の沖縄より今回は「沖縄移住する前に知っておきたい!沖縄の交通事情と不思議なルール」をご紹介させて頂きます。
「沖縄に移住してのんびり暮らしたい!」そう思う方はたくさんいらっしゃいます!しかし、ご存じですか?沖縄に移住した後、その約8割の方が沖縄を離れてしまう…ということを(汗
沖縄は本当に素晴らしい場所です。海はキレイ、人も良くやさしい、都会のようなせかせかした雰囲気がない。都会に比べればそれは確実に過ごしやすく心が豊かになれる場所だと思います。私は沖縄が大好きで仕方ありません!
でも…、沖縄のそこだけを見て『じゃあ移住しよう!』と決めるのはまだ早いかも?
データを見ても分かる通り、かなりの方が移住を止めてしまう事実があるんです。
本当の意味で住みやすいかどうかは、ご自身の性格に合っている場所なのかどうか、自分がもつ感覚と現地の感覚が合うのかどうか、ライフスタイルにマッチするのかどうかを冷静に見定めることが大切です。
私としては沖縄は本当にいい!でも、あなたご自身に合うかどうかは別問題です。
これから移住を考えている方に少しでも参考になるように、今回は沖縄の交通事情についてフォーカスを当てて「沖縄らしさ」をご紹介したいと思います。

【目次】
・其の1~沖縄の交通事情は良い?それとも悪い?~
・其の2~一番つらさを感じるのは「渋滞」~
・其の3~都会に慣れている人は「のんびり走る」ことに苦痛を感じるかも?~
・其の4~Yナンバーやレンタカーには常に注意が必要~
・其の5~石灰岩を多く含む道が多いため、雨の日は要注意~
・其の6~沖縄独自のルール「バイクは左車線」~
・まとめ

<其の1~沖縄の交通事情は良い?それとも悪い?~>
沖縄は完全な車社会です。
もちろん沖縄モノレールがあり、那覇空港~てだこ浦西間は公共交通機関を使って移動することが出来ます。でも、現実としてはスーパー、ショッピングモールや、観光地、ビーチなどに行くためには車が必要…というのが現実なんですね。
そういう意味で、沖縄で暮らす場合はほぼ車が必須という認識をおススメします。
「那覇市~浦添市以外は絶対行かない」という場合や、「バスでなんとか」という場合はその限りではないのですが、やはり大変なシーンが多いと思います。
そうなってくると気になるのは道の話、交通事情です。
沖縄に移住された方でよく耳にするのは大きく3つ。
1)イエローカットの多さ(車線変更不可の黄色い線を無視して車線変更)
2)ウィンカー無しで車線変更
3)急な割り込み
こういった点を見て、移住者の方はマナーが悪いと思われるようです。
もちろんルールとしてはそうなのですが、これは沖縄の方はのんびり走る事が多いために「多少は問題ない(事故は起きない)」という意識の方が多いからそのようになっている気がしています。
また、沖縄はJAFが平成28年に行った「交通マナーに関するアンケート」で『マナーの悪さ』において全国4位に入っているという現実もあります。
これはバイクの運転が荒い人が多いなどもそういった理由も含まれていますが、トータルで見て、また本州と比較しても運転が荒い傾向にあると言うことが出来るのかもしれません。

<其の2~一番つらさを感じるのは「渋滞」~>
沖縄の交通事情ではずせないのは「渋滞」です。
これは様々な理由が重なってそうなっているものだと思います。移住者の増加、国内・国外からの観光客の増加、車両数の増加、公共交通機関は一部しか通らない…など様々なものが重なって「渋滞」に至っているという状況です。
特に以下3つのシチュエーションの時の渋滞は凄いものがあります。

1)通勤時間帯
主要都市(那覇市、浦添市、沖縄市あたり)は人口密集地のために朝は8時~10時、夜は18時前後がとにかく混みます。これは全国どこでも似たようなものではありますが、印象としては沖縄は「前に進まなくなる」という感覚になるので本州に比べて辛さが1段上のイメージです。
2)雨
雨の日は「送迎」の方や、普段「バイク」に乗られている方が車を利用するため、平常時の渋滞よりさらに混むことになります(汗
単純に車の量が増えるためですね。
3)観光シーズンは観光客が増える
これは沖縄全土に言えることですが、梅雨明けの6月末~10月末頃は沖縄のシーズンであるため観光の方がたくさんいらっしゃいます。その影響で道は混みます。
沖縄は観光産業が盛んであるため、致し方ないことではありますが、移住の際には懸念点の一つになるかもしれません。
こうして沖縄と渋滞は切っても切り離せない関係?にいますが、最近はモノレールの延伸が行われたり、幹線道路の58号線が拡張されたり、バイパスが各所に出来たり…と、県が積極的に動いてくれているため、今後その動きに期待したいところですね!

<其の3~都会に慣れている人は「のんびり走る」ことに苦痛を感じるかも?~>
沖縄は都心部に比べると確実に「急ぐ」という方が少ないです。
本州であるような『法定速度+10km~20km』で走る人がほとんどいません。
法定速度以下で走る方が多数です。
よく現地の方に話を聞くと『急いで走っているのは大抵内地(本州のこと)から来た人だ』とおっしゃいますし、みんな同じイメージをもたれているくらい、本州に比べて走行速度に差があります。
このギャップにストレスを感じられる方が結構いらっしゃるようです。
私はこのゆっくり走るスタイルが好きということもあり、沖縄が大好きです!

<其の4~Yナンバーやレンタカーには常に注意が必要~>
沖縄には大きく分け3種類の車があることを覚えておいてください。
1つはお住まいの方。1つは旅行の方。1つはアメリカ軍関係者の方。割合的には5:3:2ぐらいで沖縄の道を走っています。
実際の感覚では「レンタカー、Yナンバーの車と出会わない日は100%ない」「右か左を見ればレンタカーがいる」というレベルです。
レンタカーの方は当然道がわからないためゆっくり走りますし、急な車線変更が多い特徴があります。Yナンバーは軍関係者であるため米国人のことが多いです。広大な大地で走り慣れているせいかスピードが出ていることが多いです(スポーツカーも多いですね)。
ゆっくり走る人、早く走る人、荒い運転の人、色々入り乱れているのが沖縄の道です!
沖縄という土地柄。これは致し方無い部分です。ナンバーをチェックしつつ、注意して走りましょう!

<其の5~石灰岩を多く含む道が多いため、雨の日は要注意~>
本州の道はアスファルトに混ぜる素材に固い砂岩を使用しますが、沖縄の道路はコーラルリーフロック(珊瑚礁の琉球石灰岩)を配合しています。
そのためとても滑りやすいです。
少し雨が降るだけでもタイヤが小さくスリップしたり、急なカーブでふらついたりすることがあります。私も何度か交差点でバイクがスリップして転んでいるシーンを見かけていますから、滑りやすいことがよくわかります。
これは沖縄の常識として根付いているものですから、初めて沖縄の道を走るときは注意して走るようにしてくださいね!

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<其の6~沖縄独自のルール「バイクは左車線」~>
※画像は沖縄県警察(police.pref.okinawa.jp)のサイトから引用してます。
これは全国でも沖縄だけの独自のルールです。指定されている道においては「バイクは一番左を走る」というルールがあります。
『右に曲がる時どうするの?』
と思うと思いますが、そのタイミングにおいてのみ右車線の走行が可能です。前もって右に曲がるから右車線を走るということがバイクにおいてはルール違反になります(汗
また道路標識も指定区間は「二輪はこの車線」という標識が必ず存在します。
バイクに乗っている知り合いが「白バイに捕まって初めて知った」というぐらい知名度の低いルールですのでバイクをもって移住される方はとにかく注意してください。

<まとめ>
今回は「交通事情」にフォーカスをあてて記事にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
本州と沖縄を比較すると交通事情は全然違います。
煽り運転や、クラクションを鳴らす車はほとんどいませんが、沖縄ならではの交通事情にストレスを感じる方は一定数いらっしゃるはずです。
沖縄移住の際は出来れば「3か月」や「半年」の短期滞在をして頂いて、その上で移住を判断すると『移住しなければよかった』という後悔する確率を減らせると思います。
是非移住の際にはこの記事も一つの検討材料としてお使いいただけたらと思います。

 

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田村浩彦

株式会社One Note営業統括部長
田村浩彦(タムラ ハルヒコ)
東京都出身/沖縄移住歴11年目。
2020年あなぶきグループ入り。
2017年12月「株式会社One Note」入社

【主な業務】
運営代行物件の新規開拓、開業コンサルティング、既存クライアント様ケア、不動産売買仲介、土地建物仕入れ・査定、別荘・留守宅管理業拡販、関連企業様との各種業務アライアンス開拓、
最近は離島宮古島開拓に注力させて頂いております。

沖縄でのリゾート用地、建物又は移住・収益物件お探しの方は田村まで。
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