意外と知らない!入院したらどれくらいかかるの?!

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こんにちは!穴吹インシュアランスの香川です。

いまや日本人の2人に1人が「がん」になるといわれています。実は私の会社の上司も膀胱がんになってしまいました。幸い初期段階で発見できたのと、今のところ転移は見られないということで、手術後1週間ほどで復帰できました。でもこれからは再発していないか、転移していないか定期的に検査をしていかなければなりません。

今回はそんなすぐ近くの方ががんになってしまったからこそ、その体験談をもとに実際の入院費用と健康保険、医療保険について2回に分けてお話していきたいと思います。

まずは、入院費用と健康保険について見てみましょう!

1.実際入院したらいくらかかるの?

入院、手術をしたことのある方でないとなかなかわからないこの問題。
今回は実際の『入院医療費請求書』をお借りしました。見方がよくわからないと思うので簡単に説明しますね

赤枠の部分では健康保険を適用する前の実際の医療費がわかります。具体的には、手術代・薬代・検査代等のことです。
医療費は点数で表記されていて、1点の単価は10円です。すなわち手術は213,040円、入院料は252,300円かかっていて、その他諸々の医療費を合計すると602,590円かかっているということですね。

次に青枠の部分は自己負担の費用が円単位で表記されています。具体的には個室に入った際の差額ベッド代や食事代、実際に負担しないといけない医療費等が該当します。
②健康保険適用後の医療費
①健康保険適用前の点数×10(円) × ③負担割合 の計算式で算出されています。

この方は手術と1週間の入院で、健康保険を使ったとしても約25万円を支払わないといけなかったということです。

2.高額療養費制度ってご存じですか?

1か月(1日から月末まで)に医療機関窓口で支払った医療費が、自己負担限度額を超えた場合は、申請をすれば超えた額が払い戻される制度です。この制度を使えば、健康保険で治療できる疾病や傷害であれば、経済的な損失はある程度少なくて済みます。

自己負担限度額は所得によって異なってきますので下の表で簡単に確認してみましょう。

総医療費は世帯で合算できますので、1人の医療費だけではぎりぎり足りない!という場合は、ご家族の医療費も合算しちゃってください。ただし、70歳未満の方の合算できる自己負担額は21,000円以上のものに限られていますのでご注意ください。
※他にも注意しないといけない点がありますので詳しくはこちらをご確認ください
高額療養費制度を利用される皆さまへ

3.高額療養費の計算方法は?

では、上の入院医療費請求書でいくら戻ってくるのか計算してみましょう。
年齢や標準報酬月額は請求書をお借りした方の情報とは異なります(笑)

他に1回で21,000円以上の負担をしている場合には合算することが可能です

4.まとめ

高額療養費制度のおかげで、健康保険の効く治療ならば自己負担もある一定レベルに抑えられます。ただし、すべての治療が健康保険を適用できるわけではありません。次回はそのあたりをお話しますね!

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