インターホンが鳴らない!故障時の症状や原因

藤岡真奈

こんにちは。あなぶきコールセンター藤岡です。
当センターでは24時間365日様々なお問い合わせをいただいております。
その中でも今回は、インターホンの不具合が発生した時のよくある症状や原因についてご紹介いたします。

 

皆様、今までに次のような経験はございませんでしょうか?
「オートロックのところの集合インターホンからは声が聞こえているが、こちらの声が相手に届いていない。」
「在宅していたのに、訪問されたお客さんからインターホンを押しても応答がなかったといわれた。」

コールセンターにもこのようなご相談をいただくことがございます。
どこに相談すればよいのか、インターホンを修理するにしても費用はどうなるのかとわからないことも多くてご不安ですよね。
この記事では、コールセンターへお問い合わせいただいた内容を交えながら、インターホン不具合についてお話いたします。

 

1.インターホン故障が引き起こす症状

インターホンが故障することで様々な弊害が生じます。

 

通話ができない

先にも述べたように、相手側とこちら側で声が聞こえずに話ができないケースです。
「相手の声は聞こえるのに…」ということもあれば、どちらからも声が聞こえず無音状態になることもあります。
さらに、集合インターホンから室内インターホンへ通じないこともあれば、部屋の前のインターホンから室内インターホンへ通じないなど、症状は様々です。

 

呼び出し音が鳴らない

来訪者がインターホンを押しても、室内で呼び出し音が鳴らないケースです。
「在宅しているにも関わらず訪問されたことに気が付かない」、「宅配業者がきていたようだがチャイムが鳴らないので訪問されていることに気がつかず、不在票が入れられていて2度手間だった」ということになる可能性があります。

 

オートロックが解錠できない

オートロックのところでインターホンを鳴らして呼び出すと、室内側からオートロックのドアを開けることができる仕様になっている建物がございます。
しかし、部屋の中からオートロック解錠ボタンを押しても反応せず、ドアが開かないというケースがあります。
人が訪ねてくるたびに1Fまで降りてドアを開けに行くのは面倒ですよね。

 

モニターが映らない

インターホンにモニターが付いており、集合インターホンのところや、お部屋前の映像が映し出されるタイプがございます。
しかし、その映像が全く見えない、もしくはくっきり映っていないために誰が来たのか判別できないケースがあります。
どんな人かわからない状態で家の中に招き入れるのは少々不安を感じるのではないでしょうか。

 

2.不具合の原因や確認・対処法は?

ブレーカー落ち

漏電を検知した場合や、一度に多くの電力を使用した場合にブレーカーが落ちることがあります。
ブレーカーが落ちることによりインターホンまで電源が来ず、1.でご紹介したような症状が出ているという可能性があります。

まずブレーカーが落ちていないか確認しましょう。
主幹ブレーカーが落ちていなくても、子ブレーカーだけが落ちていることもございます。
ブレーカーが落ちていた場合には、一度すべてのブレーカーを落として上げなおすことで復旧する場合があります。
復旧操作方法につきましては、下記記事で詳しくご紹介しております。
ぜひ併せてご覧ください。

突然の停電! ブレーカが落ちているとき・落ちていないときの対処方法まとめ

 

インターホン自体の故障

インターホンの交換目安は、設置からおよそ15年と言われています。
また、設置から10年を過ぎると、どうしても故障する可能性が高くなります。

出典:Panasonic
https://sumai.panasonic.jp/security/mansionrenewal/meyasu.html

 

インターホン自体の故障が疑われる場合には、インターホンのメーカーへ点検・修理を依頼する必要がございます。
なお、依頼するためには、メーカー名や品番・型番が必要です。
室内にあるインターホン親機に記載されている場合がございますので、ご自宅のインターホンを一度ご確認ください。
ちなみに、Panasonic製のインターホンである場合、品番が本体正面だけでなく、下面に記載されていて気付きにくい場合もございます。

 

 

出典:Panasonic

https://panasonic.jp/fax-phone/p-db/VL-SE30XL.html

 

確認する場合は、本体正面だけでなく、下面や側面も見てみてください。

 

3.集合住宅でのインターホン修理費用はどこが負担する?

メーカーへ点検依頼するのは良いとしても、気になるのは「修理(・交換)費用」ではないでしょうか。
コールセンターでも、お客様より「集合住宅のインターホンは、子機が玄関外(共用廊下)に設置されているので、共用部扱い(管理組合での費用負担)になるのでは?」、「インターホンは自分が専用使用しているものなので、所有者個人で費用負担して勝手に修理しても構わないの?」とご質問をいただくことがございます。
結論から申し上げますと、実際に現地点検してみてからでないと、所有者様負担での修理となるか、組合負担での修理となるかわからないことがほとんどです
原因が共用部の設備であれば管理組合の費用で修理・交換を実施することとなりますが、室内親機の故障が原因で症状が出ている場合など、専有部の設備が原因の場合は点検費用や修理費用をご負担いただくことがあります。

2.で修理のためにはメーカーを手配する必要があるとご案内いたしましたが、先述の通り管理組合で費用を負担するケースがございますので、まずはマンション管理会社までご相談ください

 

4. オートロックがあるマンションで個別にインターホン交換してもよい?

エントランスにあるオートロックからそれぞれの部屋へ呼び出しできるようになっている場合、個別にインターホンを交換することができません
オートロックと室内のインターホンが連動しているためです。
「そろそろ設置してから15年、20年経つので、交換したほうが良いのでは?」というときは、総会を開いて協議する必要がございます。
この場合もまずは管理会社までご相談ください。

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。
インターホンの故障は、実際に来客がないと気付けないことも多くございます。
気が付いていないまま放置していて、いざ大事な用事で訪問されてもインターホンが鳴らずに応答できなかったということがないよう、定期的に呼び出しができているかどうかなどご自身で確認してみるとよいかもしれません。

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藤岡真奈

あなぶきハウジングサービス 藤岡 真奈(ふじおか まな)
愛媛県出身。入社から1年間、香川県高松市で賃貸物件のお部屋探しをお手伝いする仕事(仲介業務)をしておりました。
現在はあなぶきコールセンターにて日々お客様のお問い合わせに対応しています。
コールセンターに寄せられるご相談やお困りごとをもとに、生活のお役に立てる記事を発信できるよう頑張ります。
保有資格:電話応対コンクール香川県大会入賞
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