気になる冬場の結露、夏場の紫外線、、、窓からできる解決策は?!

嵯峨誠行

皆様こんにちは!あなぶきデザイン&リフォーム近畿オフィスの嵯峨です。
今回はマンション居住者様とお話ししている時によく聞くお悩み。

結露や直射日光による暑さ対策についてお伝えできればと思います。

1年中通してある悩みにはなりますが、特に冬場の結露、夏場の暑さ対策は年々増加しているお悩み。。

結露ができる仕組みや原因を改めてご説明し、今回は窓からできる対策をご紹介いたします。
是非参考にしていただければ幸いです。

 

結露ができる原因について

簡潔にお伝えすると、、

結露は”空気中の水蒸気量窓の内側・外側との温度差”によって発生します!!

もう少し詳しくご説明します。

空気中に含まれる水蒸気量は温度によって変わります。
気温が高いほど、空気中に含まれる水蒸気量は多くなり、気温が低いほど少なくなります。

イメージとしては夏場のムシムシ・ジメジメした空気、冬場は乾燥して喉がカラカラになる空気、、
氷の入った冷たいグラスの表面に水滴が現れる現象。そういったイメージになります。

よって、冬場によく見られる結露は室内の温かい空気と冷たい外気にさらされている窓のガラス面との温度差により室内側の空気が急速に冷えてしまうことにより発生してしまうことが原因となります。

 

簡単に纏めますとポイントは以下になります。

●部屋内の湿度コントロールが重要
●外気との差が一番出やすい開口部(主に窓)の温度差をいかに工夫をするか

 

このポイントを解消する方法は様々ございますが、今回は窓のリフォームに注目してご紹介できればと思います!

 

ガラス交換

こちらは既存窓のサッシはそのままガラスを交換する方法になります。

今ついているガラスよりも良いグレードの物に差し替えを行い、断熱・遮熱性能を高める方法です。
よく耳にするエコガラス・断熱エコガラス(Low-E複層ガラス)もこちらに含まれます。

エコガラスの補足説明としましては、窓ガラスからの熱の出入りを防ぎ、室内を快適に保つとともに冷暖房の効率を上げ、発生するCO2排出量を削減できる地球環境に優しいガラスとなります。

またLow-E複層ガラスとは特殊な金属膜(Low-膜)でコーティングしたガラスもあります。
こちらは室外からの太陽熱や、室内を暖房で暖めた熱を吸収・反射するため、断熱性が高いものとなります。

ガラスの種類(グレード)も幅広く、各ご家庭に合ったガラスを選定し取替えております。

注意点として、マンションにおいては窓(サッシ)は共有物扱いになり、マンション規定上変更ができない可能性がありますので、ご希望通りのものに必ず変更できるとは限らないことがあります。

 

内窓設置

こちらは既存の枠、ガラスはそのまま。新たに部屋内側に窓をもう一つ作成する方法になります。
ガラス交換ができないマンションであったり、防音性能を高めたい方にはおススメです!

既存の窓はそのままで、内窓につけるガラスを選んでいただく形となります。
窓がもう一つ増えるので、現在ついているガラス、+αの性能を見込むことができるものになります。

結露対策・防音性能アップのメリットがある判明、いくつかデメリットもあります。

●窓が2つになる為、窓の開閉をする時には開錠・施錠操作が2回ある。
●既存の枠に内窓設置できる幅が無いときは、枠を増設しないといけないため窓枠が少し内側に出た仕上がりになること。
●窓が2つになる仕上がりになるので、見た目のスッキリさはなくなること。

このあたりのメリットとデメリット、そしてお部屋の状況によって設置可否も変わりますので、その点を総合的にお考えいただくのがいいと思います!

特殊な形の窓やベランダの開口部になりますとかなり大きな工事に発展する場合もあり、そのあたりは現場調査時の判断になりますのでご注意ください。

 

カバー工法

こちらは現在設置されているサッシの上から新しいサッシを被せる工法になります。

あまり聞きなれない工法になりますが、現在ついているサッシの上から新しいサッシを被せる(カバーする!)ので、見た目は新しい窓に生まれ変わります!

築年数が経ち、建付けが悪くなり隙間風や歪みによる窓の開閉がしにくい。といったお悩みのある方には最適です!

工法をざっくり説明すると、
①既存の窓ガラスを外す。
②新しいサッシを既存のサッシにかぶせる(カバー!)
③新しいガラス戸を付けて完成!

古い窓ガラスを外して、新しいサッシと窓ガラスを付けるため、内窓を設置するように、2重窓によるデメリット(窓開閉が2回になる、など)も解消できます!

また取り付けたサッシに断熱性能の高いガラスを選ぶことにより、既存のガラスよりも性能がアップします。
ガラス交換と同じメリットになります!

デメリットとしましては、以下の点があげられます。

●既存のサッシの上に被せる形になるため、ガラス部分は小さくなる。(窓が少し小さくなったように見える)●窓のサイズや位置は変えることはできない。
●マンションの規定によって施工できない場合もある。

 

最後に

 

結露や暑さの対策は、外との接触面積が大きい窓への対策がポイントになっております。

特に結露は放置しておくと、カビや腐敗の原因となり長く安心して住める家ではなくなってしまう大きな要因となることもあります。

湿度調整でできる対応も多々ありますが、今回は窓の改修をメインとして書かせていただきました。

実際に工事をしていただいた居住者の方からの声を聞くと、とてもよかったと言っていただける方が多いです!!

もし少しでも気になる方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

ぜひ参考にしてくだい!

 

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【公式Instagram】

 

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嵯峨誠行

☆あなぶきデザイン&リフォーム 近畿オフィス
嵯峨 誠行(さが のぶゆき)

2024年1月入社
今年入社したばかりのフレッシュマンです!
前職の経験を活かし、皆様に寄り添った提案を心がけています。

小さなお悩み事がとても大事。解決できるよう頑張ります!
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