皆様はじめまして、株式会社日装・ツツミワークスの吉橋です。
今回より1年間、わくわくマンションブログを担当させていただきます。
少しでも有益な話題を提供できるよう努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。
さて記念すべき第1回目は、熱中症についてお話しします。
温暖化現象により毎年どんどん地球の温度が上昇し、夏を生き抜くのはもはや命がけと言っても過言ではありません。ですが、暑いから外出しないというにも無理があり、家にいるからといって安心安全でもありません。
2024年の酷暑と上手にお付き合いするために、熱中症について改めておさらいしましょう!!
そもそも熱中症って??
人間の体は暑さを感じると汗をかきます。汗が蒸発することにより体内の熱(体温)が外気へ放出され、これにより体温が調整されています。
ですが、あまりにも気温や湿度が高い日や、そもそもの体調不良等で体のバランスが崩れている日には体内の熱を放出することが難しくなり、どんどん体内に熱が溜まってしまいます。このような状態を熱中症と呼びます。
症状としては、軽度なものでは立ちくらみやめまい、筋肉の硬直(こむら返り、足がつるなど)等、重度なものでは意識障害や体に触ると熱い位体温が高くなる等の事例があります。
自身では暑いな~位にしか思っていなくても、実は軽度の熱中症になっていることもあるかもしれませんね。
また、重度な熱中症にかかった場合にはまれに重い後遺症を残してしまう場合もあります。主に脳機能に障害が起こり、嚥下障害や失語などの症状がみられる事が多いです。
「一度茹でた卵が生卵には戻らないように、茹だった脳も元には戻らない」という例を聞いたことがありますが、なるほど!という感じですね。
暑さだけが原因じゃない!
熱中症にならないようにするには暑さ対策だけを行えばいいか、というとそうではありません。前述したとおり、「湿度が高い日や、そもそもの体調不良等で体のバランスが崩れている日」などもキケンです。
■湿度
通常は汗が蒸発するときに発生する気化熱(液体が気体になるときに周囲から吸収した熱)により体温が下がります。ですが、周囲の湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、気化熱の発生量も少なくなります。そのため、体内の熱を放出しにくくなり、熱中症リスクが高まります。
一般的には湿度が65%を超えると熱中症への警戒が必要です。温度計だけではなく湿度計もチェックしましょう。
■そもそもの体調不良や人それぞれの特性
アルコールの飲みすぎや寝不足などの体調不良や、体内の水分量や栄養が足りていないときもキケンです。また、高齢者(温度や湿度への感覚が弱くなっている)や乳幼児(体温調節機能や発汗機能が未発達)も熱中症にかかりやすいので、廻りの人間のサポートが必要です。
そして肥満傾向の人も皮下脂肪のせいで体外へ熱を逃がしにくく、熱中症にかかりやすいそうです・・・「飲みすぎで寝不足の肥満傾向の方」、気を付けましょう(耳の痛いお話ですね)
室内なら安心・・・な訳じゃない!!
お外は暑いし、家にいれば安心~!!なんて思ったら大間違いです。
ブログをお読みいただいている方は分譲・賃貸問わずマンションに住まわれている方が多いかと思います。鉄筋コンクリート等で作られたマンションは気密性や断熱性が高く、熱気や湿気を外に逃がしにくいという特徴があります。よって木造住宅等と比べて室内が高温になりやすく、湿気もこもりやすくなっています。
特に最上階は日当たりも良く、屋上のコンクリートが熱を吸収する影響から暑くなり、逆に1階は風が抜けにくく湿度が高くなりがちです。
高層階の外からの日差しの対策として、バルコニーに日よけのサンシェードの設置や、床面からの反射熱を防ぐために床に人工芝などを敷くのもおすすめです(※管理規約で禁止されている場合がありますので、管理組合もしくは管理会社に予めご確認ください)
逆に低層階の湿気対策には、サーキュレーターで風の通り道を作ってあげることをおすすめします。窓の外側に向けてサーキュレーターを回すことで、湿気や熱気を外に出すことができます。
温度管理や湿度管理を十分に行わないと、室内での熱中症リスクはぐんと高まります。エアコンで温度を下げても湿度が高いと暑く感じる場合がありますよね。除湿器やエアコンの除湿機能を併用して、適正な湿度を保ちましょう。
電気代値上がりしたし高いし勿体無い、なんて言ってはいけません。救急搬送されて入院する方がよっぽどお金がかかります。
そして、寝ている間も油断禁物です。
熱帯夜なんていう言葉もあるとおり、夜も暑く湿度も高いです。就寝時もエアコンで温度や湿度を調整しましょう。寝不足で体調不良を起こすと、翌日も熱中症リスクが高まります。
また人間は睡眠時にも汗をかき、体内からは水分が失われていきます。寝る前にコップ一杯のお水を摂取すると良いです。私は就寝時も手が届く場所に水が入ったマグボトルを置いています。夜中に目が覚めた時、すぐお水が飲めるので便利ですよ。
熱中症予防、何をしたらいいの??
お外でも室内でもかかりうる熱中症、予防に効果的なものは何があるのでしょうか??
~お外では~
■日傘をさす
いまだに女性的なアイテムと捉えられてしまう日傘ですが、最近は男性が使用している姿も見受けられます。日傘をさすことにより体感温度は3℃~7℃下がるとされています。
また余談ですが、紫外線を浴びると体内のビタミンCが大量に消費されてしまいます。【体の疲労物質を分解するために体内で働く】役割のビタミンCが体内からなくなってしまう=疲労が溜まっていきます。つまり、紫外線を浴びると疲れが溜まっていくという事になります。疲労対策のためにも、日傘をさしましょう。
■冷却グッズの使用
冷蔵庫に入れて繰り返し使用できるネッククーラーなどがオススメです。弊社でも通勤時に使用している社員を見かけます。
汗拭きシートの使用も大変効果的です。スッキリするだけではなく、前述の「気化熱」と同じ現象が起こるので涼しく感じられます。
~お外でも室内でも~
■ゆったりした涼しい服装
クールビズ、なんて言葉もだいぶ浸透しています。TPOから外れない程度に締め付けない風通しのいい服装で過ごしましょう。
汗を吸いやすい綿素材や、乾きやすいポリエステル素材など、衣類の素材にも注目してみましょう。
■水分補給・塩分補給
水分補給=渇きを感じる前に飲むのが良いとされています。またイッキに水分補給するよりはこまめに定期的に水分補給をするほうが効率的だそうです。ちなみにアルコールは水分ではないので、飲酒して水分取った気分になってはダメです。お水を飲みましょう。
また塩分を適切に摂取することも重要です。汗をかくことで体内の塩分も排出されてしまいます。市販の塩タブレットや塩飴等で適切に塩分を摂取しましょう。
最後に
こちらのブログ公開は8月末なのですが、まだまだ暑い日が続くと思われます。
そして地球は来年、再来年とどんどん暑くなっていくかもしれません。
暑い夏と上手にお付き合いするためにも、熱中症対策をしていきましょう!
吉橋麻樹
2015年入社以来、営業部社員のサポートや事務作業を行っています。
第一営業部を陰ながら支える、「縁の下の力持ち」的な存在を目指して日々精進しています。
保有資格は宅地建物取引士と管理業務主任者ですが、実務で使用しないため、学んだ内容はあんまり覚えていません。
みなさまに少しでも「面白い!」「役立った!!」と思っていただけるようなブログを発信出来るよう、1年間頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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