プロの掃除屋が語るナチュラル洗剤【クエン酸・過炭酸ナトリウム編】

神中一記 神中一記

こんにちは あなぶきクリーンサービスの神中です。

前回の重曹・セスキ炭酸ソーダ編は読んでいただけましたか?

あれから5歳になる息子が重曹とセスキ炭酸ソーダを使って自分の上履きを自分で洗ってくれるようになりました(笑)
頑張って洗っている姿に成長を感じ、父はとても嬉しいです。。。

前回の記事はこちら↓

プロの掃除屋が語るナチュラル洗剤【重曹・セスキ炭酸ソーダ編】

さて今回ですが、引き続きナチュラル洗剤の仲間

【クエン酸】&【過炭酸ナトリウム】使ってみたー!ヾ(´∀`)ノワーィ

改めて勉強し、プロ目線での使ってみた感想など書いていきたいと思います。
かなり期待しているものもありますのでとても楽しみです!

クエン酸


クエン酸は柑橘類の皮やお酢などにも含まれている自然由来のもので、重曹たちと同じく環境にも人体にも優しい安心して使えるものになります。
性質はナチュラル洗剤では唯一の酸性です
おそらく粉状のものが売られていると思うので、セスキ炭酸ソーダと同じように水に溶かして濃度を調整し使用しましょう。

主な汚れと使用場所

酸性のクエン酸は主に

アルカリ性の汚れ(水垢、湯垢、シャンプーなどの石鹸カス、軽度な赤サビなど)に効果を発揮します。

自然由来の優しい酸なので鏡や金属製品などのデリケートな素材でも気にせずに使えるのはとても嬉しいですね。また除菌効果もありますので子供のおもちゃやドアノブなどの除菌にも使うこともできます。

主な使用場所として
・シンクやお風呂の鏡についた水垢や湯垢
・洗面台や洗面器についた石鹸カス
・よく手で触る場所の除菌   ets… があります。

使い方と注意

強い酸ではありませんが、手に怪我をしている場合などは手袋を着用した方がいいですね。
(染みると痛いですよ)

ちょっとした除菌や軽い水垢などを落とす場合、200mlの水に対して5g=小さじ一杯を目安に作った弱酸性の水溶液をスプレーボトルに入れて噴霧し、乾いた布で拭き取りましょう。

鏡やシンクの堆積した水垢などを落とす場合はキッチンペーパーに水溶液を浸し、6~8時間ほど張り付けておくと落ちやすくなります。それでも落ちてない場合はスポンジにクエン酸の粉をつけて擦ってみましょう。

クエン酸を含む酸性洗剤全般の注意事項になりますが

絶対に塩素系洗剤と一緒に使わない(混ぜない)でください。

※混ざると有毒な塩素ガス(無臭)を発生させ、最悪の場合 命に関わります。
過去には実際に死亡事故も起きていますので注意してください。

また、アルカリ洗剤と混ぜてしまうと中和されてしまい、お互いの効果が薄くなってしまいますので別々で使うようにしましょう。

実際に使ってみた

とある現場のキッチンのシンクです。水垢で白くなっています。

キッチンペーパーに噴き掛け張り付け放置します。

残っていたので少し粉を付けて擦りました。

水洗いをして完成です。

初めて使ってみた感想

かなり弱い酸なので堆積した水垢を落とすのに苦労しましたが、時間が経っても素材への影響が無かったのは安心できるポイントだと思います。
主な使い方としては日常的な除菌やシンクを掃除した後の仕上げに表面を中和させるような使い方がいいと思います。皆さんがお家でお掃除する場合に落ちが悪いからといって力尽くで無理やり落とそうとせず、時間をかけて粘り強く頑張ってみてください。

 

過炭酸ナトリウム(過炭酸ソーダ)


前回から解説しているものの中では1番の洗浄力をもっており、特に注目している洗剤です。

正式名称は『炭酸ナトリウム過酸化水素化物』という長ったらしい名前でとても読みにくく難しい印象を持ってしまいそうですが、その名前とは裏腹に自然由来のもので人体や環境への影響が少ない実は良い奴なんです(笑)

酸素系漂白剤には液体のものと粉状のものがありますが全くの別物で掃除に使えるのは粉状のものになりますので注意してください。
性質はアルカリ性で水やお湯に溶かして使用します。
水と反応した過炭酸ナトリウムは炭酸ソーダ・酸素・水に分解され発生した酸素によって汚れを落としてくれて残留の心配もないので安心ですね。

主な使用場所と汚れ

アルカリ性の過炭酸ナトリウムはセスキ炭酸ソーダと同じく酸性の汚れを落とすのに適しています。
その洗浄力はセスキ炭酸ソーダや重曹よりも強力で1度使うとセスキや重曹は必要なくなってしまうかもしれません。

さらに菌そのもの(除菌効果)や菌の作った汚れ(黒カビやピンクぬめり)にも対応しますので重曹・セスキ炭酸ソーダの使用場所に加え

・排水口や三角コーナーのぬめり取り
・お風呂のカビ取りやぬるつき ets…

などにも対応します。

こんなに万能な過炭酸ナトリウムですが【水垢・湯垢】には効果がありません。水垢の除去に関しては酸性のクエン酸の仕事になりますので汚れの種類によって使い分けましょう。

使い方と注意

塩素系漂白剤と違い【まぜるな危険】の表記はありませんが、他の洗剤と併用をしてしまうと過炭酸ナトリウムの効果を弱めてしまう可能性がありますのであまりおすすめしません。

肌の弱い方に限らずゴム手袋を着用しましょう
とても万能なのでつい作り置きしたくなってしまいますが、反応が進んでしまい洗浄効果が無くなるばかりではなく、発生した酸素により容器が破裂してしまうこともありますので作り置きは絶対にしないでください。必ず使用する分だけ作りましょう。

40~50℃のお湯で使用すると洗浄効果がアップします。
油汚れを落とす場合は2ℓのお湯に大さじ1杯の過炭酸ナトリウムを入れてそこに浸した雑巾やスポンジでお掃除します。汚れがひどい場合は直接漬け込み1時間ほど放置するとより落ちやすくなります。

排水口などのぬめり取りをする場合は大さじ6~7杯ほどをまんべんなく撒き、お湯をかけて1時間ほど放置してみましょう。カビの黒ずみに対しては水を混ぜたペーストを塗り込み乾燥を防ぐためにラップをかけ1時間ほど放置しスポンジなどで擦ります。

最後は水でよく流してしまえば完了です。

実際に使ってみた

お風呂のカビ汚れです。特にカビ汚れのひどい現場です。

水でペースト状にしたものを塗り付けます。水分が多すぎるとドロドロになってしまうので調整が難しいです。

ラップをかけ1時間ほど放置します。

スポンジで擦り、水で洗い流します。

完成です。

初めて使ってみた感想

作り置きができない点以外はとても好印象でした。
カビや油汚れに対しての効果は申し分なく、塩素系洗剤のような鼻にツンとくる臭いが無いのでとても使いやすかったです。
水だと反応が悪く粒子が溶けないので使用する際にはお湯を使う方がいいですね。
注意点にも書きましたが水と反応している過炭酸ナトリウムは強いアルカリ性を帯びていますので絶対に手袋を着用し、作り置きはしないようにして下さいね。

まとめ

前回に引き続きナチュラル洗剤について解説してみましたがいかがでしたか?
今回の記事を含め4種類の洗剤を使ってみましたが、それぞれに得手不得手がありながらも使いこなすことができればお家のお掃除の幅が広がっていくのではないでしょうか。
優しい洗剤たちばかりですから難しく考えず、まずは使ってみてください。
我が家ではコ〇トコでオキシクリーンの大きいやつを買っちゃいました(笑)
皆さんもうまく活用しながらお家をピカピカにしていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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神中一記

神中一記

あなぶきクリーンサービス:神中 一記(かみなか かずき)

愛媛県出身。広島にて清掃管理業務を担当。
21歳で清掃の業界に入りマンション・アパート・戸建て・テナントビル・製造工場 etc...様々な建物の様々な ”汚れ” と向き合い、高所ロープ作業や樹木の剪定作業にいたるまで現場の最前線で磨いたスキルとキャリアには自信を持っております。
プライベートではわんぱく盛りの2児の父親として子育てに奮闘中。
根っからの職人気質の頑固でせっかちな若造が、『究極のハイスピード・ハイクオリティの探求』をモットーに日々精進しております。
掃除のプロとしての経験や実体験を交えながら皆様のお役に立てる情報を発信していけたらと思っております。
【保有資格】
ビルクリーニング技能士・電気工事士・消防設備士・消防設備点検資格者
高所ロープ作業技能修了・高所作業車技能修了 など
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