皆様こんにちは!あなぶきハウジングサービス あなぶきコールセンターの清藤です。
当センターでは日々様々なお問い合わせを全国のお客様から頂戴しております。
先日お客様からこういった入電をいただきました。『最近当物件を中古で購入しました、ディスポーザーを設置したいのですが可能でしょうか?仲介業者に連絡したら共用設備の問題もあるので管理会社に確認してと言われました。』
人が出すゴミの約3割~半分が生ゴミと言われています。このゴミが減らせれば大変助かりますよね!集合住宅の場合は後付けは可能なんでしょうか?簡単に解説させていただきます。
ディスポーザーとは?
ディスポーザーとはシンク下に設置し、生ゴミを粉砕処理する住宅設備機器の一種です。中の部品が高速回転して生ゴミを細かく粉砕し、処理槽(浄化槽)を経由して下水道へと流れていきます。つまり生ごみをキッチン内で溜めておく必要が無くなるので、悪臭の防止に繋がり非常に衛生的と言えます。害虫・害獣の発生も防げます。加えて細かく粉砕処理するので、生ゴミの量が格段に減り、環境に優しいと言えます。何より調理後の生ごみを処理する手間が無くなるので毎日料理をされる方には非常に便利な設備ですね!ハイグレードな分譲マンションなら既設設備として導入・販売されている場合が非常に多くなってきており、最近人気の出てきている住宅設備と言えます。賃貸物件でもアピールポイントとして物件要項に大きく記載されています。
マンションに後付けできるの?
『自分のマンションには元々付いていないが、後付けできるの?』
結果から申し上げると可能性としては非常に低いです。生ごみを粉砕処理して排水管に流すため、専用の処理槽を経由して出来る限り濾過する必要があります。元々処理槽の設置のない集合住宅で個人判断にてディスポーザーを取り付けて、後々排水管が詰まったとなれば大問題になります。それに各自治体によっては禁止されていたり、設置が可能でも細かいルールが設定されている場合もあります。こういったトラブルを防ぐため管理規約にて禁止している管理組合様も多々存在します。
生ゴミ処理機とは?
『じゃあウチのマンションではディスポーザーの設置は無理ね、、』
と思っている方もいると思います。ディスポーザーは排水口と一体化して、生ゴミを粉砕処理し下水に流す設備ですが、生ゴミ処理機という独立型の処理機も存在します。これは一般的な電化製品となんら代わりは無いので、管理組合・賃借人の場合は所有者様に許可を取る必要はありません。生ゴミ処理機には大きく分けて2種類あります。
・温風乾燥式
温風で生ゴミを乾燥させて、粉砕処理します。室内型が多いため防臭機能が優れた商品が多いです。家庭菜園をされているご家庭は肥料としても利用できます。
・バイオ式
生ゴミを微生物の力で分解処理します。微生物の力で分解するので温風式よりランニングコストはかかりませんが、屋外で使用するタイプが多く、共同住宅での使用はお勧めできません。
最近では温風式とバイオ式を兼ね備えたハイブリット式という商品も出ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?住宅設備として人気を集めているディスポーザーですが、元々排水処理システムが導入されていない物件に関しては後付けは厳しいです。ウチのマンションはどうなのか?と少しでも疑問に思いましたらお気軽に連絡をくださいませ!

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