マンション大規模修繕工事を高品質にするために,一番大切な施工会社選択

マンションの大規模修繕工事をする際、マンションの管理組合としては、大規模修繕工事をするのであれば、値段も重要ですが、「品質」にもこだわりたいと思います。

どのようにすればマンションの大規模修繕工事の品質を高めることができるのでしょうか。

それは「施工会社の選択を間違えないこと」が一番大切なポイントです。

1.施工会社の決め手とは

やはり施工する会社を決める最初のポイントは「経営規模が大きいほうが良い」でしょう。

マンション大規模修繕工事は、施工する建設会社の経営規模が大きくなるにつれて品質も良くなる傾向があります。

簡単な経営規模の確認方法としては、各社のホームページで「会社概要」を見てみてください。

「一級建築施工管理技士の人数」「資本金」「売上高」を確認し、各社比較してみると良いと思います。

 

施工する建設会社の規模が大きいと、次の3つの要素で品質が高まります。

職人の技量が高くなる

工事の職人は個人の技量だから、施工会社の規模とは関係が無いような気がします。

しかし、施工会社の規模が大きければ多数の専門業者と取引関係があるため、たくさんの専門業者から良い業者を選ぶことができ、優秀な職人を集めることができます。

 

検査体制が充実する

工事の品質を高めるためには、さまざまな検査が必要になります。

作業の工程が完了すると、その出来た部分を検査して品質が基準に届いているかどうかをチェックして手直ししていかないといけません。

多数の検査項目がありますが、どれも社内に検査のできる人材が必要です。

検査というのは、お金を直接生みだすものではないため、財政が厳しい会社ではおざなりになる恐れがあります。

 

工事のノウハウがある

施工する建設会社の規模が大きくなると、働く人の定着率が高まり、ベテランのノウハウが増えていきます。

さらに大手ほど仕事の進め方もシステム的になっており、どのマンションの大規模修繕工事であっても標準化した方法で工事を進めることができるので一定の品質が保たれます。

 

2.経営事項審査とは

建設会社では「経営事項審査」を受けている会社が多くあります。

簡単に言うと、公共工事を地方自治体等が発注する際に建設会社を品定めする基準のようなものです。公的な審査ですので点数化され、各社を比較するうえで信頼性があります。

とりわけ「経営事項審査」の「建築一式の総合評定値Pの項目」が「1000点以上」であれば信頼できる建設会社とみていいでしょう。

経営事項審査(けいえいじこうしんさ)とは、日本の建設業において、公共工事の入札に参加する建設業者の企業規模・経営状況などの客観事項を数値化した、建設業法に規定する審査。略して経審(けいしん)とも呼ばれる。 出典ウィキペディア

【参考】マンションの大規模修繕工事の大手の経営事項審査(建築一式の総合評定値P)

G社 1227点

K社 1050点

T社 1010点

H社 1454点

A社 1083点

(2020年12月18日調べ 建設業情報管理センターHPより)

 大規模修繕工事で有名な会社は、やはりどこも1000点を超えているようです。

 

3.マンションの大規模修繕工事を主な仕事としてやっているか

建設会社は世の中にあふれていますが、マンションの大規模修繕工事をメインで行っている会社はそう多くありません。さらに元請けでとなるとかなり限られてきます。

マンションの大規模修繕工事は住民が住みながら行うことと、管理組合様への報告・調整などで、通常の建築工事とは違ったノウハウが必要となります。

マンションの大規模修繕工事を片手間でする会社よりは、メイン業務で行っている会社の方が良いと思います。

 

4.まとめ

大規模修繕工事の品質を決めるポイントは「施工会社の選択を間違えないこと」です。

大規模修繕工事の施工会社は「経営規模が大きい(一級建築施工管理技士・資本金・売上高)」「(経営事項審査(建築一式総合評定値Pが1000点以上))、「大規模修繕工事がメイン業務」という3つのポイント押さえると信頼できる建設会社を選ぶことができるでしょう。

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中西克彦

あなぶき建設工業 中西 克彦(なかにし かつひこ)
2013年入社。中四国・近畿を中心にマンション大規模修繕工事の現場管理をしています。
県外の物件に行くときはアプリで美味しいお店をチェックすることが楽しみです。
保有資格:1級建築士・1級建築施工管理技士
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