こんにちは。
今のシーズン、新生活に向けてお引越しを控えている方も多いのではないでしょうか。
新生活のスタートを失敗しないためにも、不動産会社さんと入居までのスケジュールをしっかり打合わせしておきましょう。
今回は、申し込み後に入居までにやっておくべき事を紹介します!
提出物の確認
申込書を記入する際に、身分証は必ず提出すると思います。
お申し込み時点では身分証で事足りますが、契約締結の際にはそのほかの書類も提出を求められるケースがあります。
基本的に、提出すべき書類に不備があると鍵を受け取れなくなってしまうので、必ず早い段階で不動産屋さんに事前確認しておきましょう。
提出物の例
■免許証・健康保険証
申込のタイミングで提示を求められます。
健康保険証は、お勤め先の在籍確認にも使用されます。
■源泉徴収・預金通帳の残高部分
収入確認のために依頼されることがあります。
家賃の支払い能力があるかどうかを見極める材料です。
■連帯保証人の印鑑証明
賃貸借契約書の連帯保証人の捺印欄は実印で行う必要があります。
そのため、印鑑に相違が無いか確認を行うために印鑑証明を一緒に提出しなければいけません。
管理会社によっては、連帯保証人の住所が印鑑証明書と同一かどうか、までチェックされるので記入される前に確認しておいた方がよいでしょうね。
■住民票
本人の身元確認のために、入居される皆様分の住民票を依頼されます。
基本的には新しく引越す予定の前の住所で取得が必要です。
免許証と住民票の住所が異なるケースもあると思いますが、事情を説明すれば問題ないと思われます。
■顔写真
入居中の緊急トラブルの際に本人で間違いがないかを確認したり、貸主・管理会社が実住する入居者本人を把握するために顔写真の提出を求められます。
近ごろでは住民票や印鑑証明はマイナンバーカードの所持でコンビニで発行出来たり、土日祝に発行できるスポットがあったりと、手軽に発行できるようになりました。
入居する物件によって提出物はさまざまなので、必ず確認しましょう。
契約締結
これまでバックナンバーでも取り上げられている契約締結の手順ですが、不動産取引の場合は必ず重要事項説明を受けなければいけません。
原則対面で実施するため店舗に来店いただきますが、来店が不要な「IT重説」も取り入れられるようになりました。
重要事項説明のほか、契約締結には賃貸借契約書や特約・覚書など、手が腱鞘炎になりそうなほど、複数個所に自分の名前と現住所を記入する作業が必要です。
契約の締結には時間に余裕を持って挑みましょう。
転居届
各種、住所登録をしている保険やカード関係は必ず住所変更を行いましょう。
住所変更が間に合わない郵送物が届いてしまう場合、郵便局に転居届をしておくと、従前の住所宛に来た郵送物は新しい住居へ転送してもらえます。
転居届の完了には1~2週間の時間を要しますので、これも早めに実施しましょう。
郵便ではないDM関係は、郵便局への転居届では転送してもらえないのでご注意ください。
ライフライン
電気、ガス、水道は入居当日からたちまち利用必至ですよね。
逆に、今住んでいるところの使用停止も連絡しないといつまでも料金がかかってしまいます。
お電話で開始手続きをする場合、営業時間外では開始手続きが出来なかったり、時期によっては問合せが集中して全然電話がつながらないこともあるので、入居日が決まったらすぐに手配しましょう。
■電気
自由化によって、各地の電力会社さん以外で電気を契約されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、分譲マンションなんかだと、マンション一括で民間の電力会社と契約し、他の電力会社を選ぶことが出来ないケースがあるので確認が必要です。
■ガス
ガス開栓は、立ち合いが必要なので事前予約が必須です。
ガス会社さんによっては、開栓立合い時に10,000円程の保証金を求められることがあります。
この保証金は、ガス代の未納があれば差し引かれるものですが、滞納されなければ退去の際に返ってくるお金です。
開始連絡の際にアナウンスがあるはずなので、事前に準備しておきましょう。
■水道
水道料は、物件によって支払いが異なります。
・各地の水道局が検針して、水道局に直接支払う
・管理会社が検針して、家賃と同じく管理会社に支払う
・管理組合が検針して、管理組合に支払う(分譲賃貸の場合)
・毎月固定で管理会社に家賃と一緒に支払い、使用量が超過した際は、実費を追加で支払う
物件の管理会社に支払う場合は、開始連絡は不要ですが、そのほかの場合は必ず開始連絡を行いましょう。
インターネット、NHK、新聞
インターネットの回線工事は、事前に利用可能な回線を調べたり、工事日時を指定しないといけなかったりと意外と時間がかかります。
入居後にしようと思っていたら、入居後数カ月はネット無しの生活になることも・・・
大体の不動産屋さんはネット取次のサービスを行っているはずなので、ご自身で手配するのが難しそうな場合は、物件の申込みついでに相談してみましょう。
そのほか、NHKや新聞・引越し業者・家具レンタルも不動産屋さんで取次ができるケースが多いですよ。
まとめ
引越の前後は、記載したもの以外にも、家族編成・ライフスタイルによって、役所関係や学校関係など、やらなければならないことはたくさんあります。
直前でバタバタしないためにも、前もって準備を進めておきましょう。
岡田美沙
岡田 美沙(おかだ みさ)
【自己紹介】
あなぶきハウジングサービスに入社し7年目になります。
入社以来、福岡と松山で賃貸業務に携わってきました。賃貸でお部屋を探される方・貸したい方の仲介や、室内のリフォーム・修繕手配を行っています。
今は福岡でおいしい物をたらふく食べて、日々心身共に成長中!
お部屋探しのポイントや賃貸経営はもちろん、町のエリア情報でも何でもお答えします。
保有資格:管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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