マンションリフォーム|トラブルを防ぐ工事開始前のポイント

木須 拓己 木須 拓己

こんにちは、木須です。

季節の変わり目の時期に合わせて、リフォーム工事をする方は多いと思います。
また、リフォーム工事開始が決定している方は、理想のお部屋の完成にワクワクしていることだと思います。

今回は、トラブルを防ぐために工事開始前に行うポイントをご紹介します。

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目次

  • マンションリフォーム工事中のトラブルとは
  • マンションリフォーム工事開始前に近隣に挨拶をしよう
  • 近隣挨拶時の注意点
  • まとめ

※この記事は2016年6月29日に公開したものを一部修正し、2017年5月12日に再公開しています。

マンションリフォーム工事中のトラブルとは

リフォーム工事に関するトラブルは、ほとんどが近隣トラブルです。

音のトラブル

一番多いといっても過言ではない「音」のトラブル。
たとえば、お部屋全体のフルリフォームをする場合、工程初期の解体工事時が最も音がします。
新しく作ることよりも、もともとあるものを壊すことの方が音は大きいのです。

マンションは、RC(鉄筋コンクリート造)のため、音や振動がコンクリートを伝わって
上下や左右のみならず、遠く離れたお部屋にも響きます。

また、工程を通してかなりの人数の作業員が出入りしますので、
時間帯によっては、出入りや移動の足音でもトラブルを招くケースがあります。

その他、作業中のラジオや音楽、作業員の談笑などでもトラブルは起こりえます。

ニオイのトラブル

リフォーム時の強いニオイとはどういったものがあるでしょうか。

まずは、接着剤のニオイ。

最近のフローリングや壁紙の接着剤は、「F☆☆☆☆(Fフォースター)」という
JIS製品に表示することが義務づけられている、ホルムアルデヒド等級の最上位の規格の定めがあるため、ニオイの改善がなされており、ほとんどニオイはしません。

もうひとつが塗装のニオイです。
水性塗料はニオイは少ないですが、窓枠や玄関ドアの内側を塗り替える際の油性塗料は、
溶剤を混ぜるためシンナー臭がします。

そのニオイが窓の外に抜けて近隣にもニオイがしてしまうケースがあります。
シンナー臭は、体質によっては気分を悪くされる方もいらっしゃいますので注意。

また、ベランダ等でタバコを吸っていて、そのニオイが近隣にご迷惑をかける、といったこともあります。
これは作業員のマナーや常識の問題でもありますので、事前にリフォーム業者から禁止の周知徹底を促してもらいましょう。

駐車のトラブル

こちらも多く寄せられるトラブルの1つです。

フルリフォームを行う場合、工程によっては最大で5~7職種の作業員が同時に作業します。
その際、それぞれの車で来ますので、駐車については厳重な注意が必要です。

道具や材料の搬入出時に、7台の車がエントランスの前に横付けされる、という状況になったら
マンションや近隣の方々に多大な迷惑をかけてしまいます。
狭い道路沿いのマンションは、特に気をつけましょう。

マンションの敷地内で駐車スペースを貸してもらえる物件もありますが、
作業員間のトラブルをなくすためにも、できれば外部の有料パーキングに停めてもらうのがおススメです。

共用部でのトラブル

リフォーム工事中は、エントランス・共用廊下・エレベーター等、いわゆる共用部も
作業員の出入りが頻繁になります。

「共用廊下に、資材が置いてあり邪魔で通りづらい。」
「エントランスに養生がされておらず、床が汚くなっている。」
「業者がエレベーターを使う時間が長くて、待ち切れず階段で1Fまで降りた。」

といったトラブルが発生します。
ある意味みなさんが共同で使用するスペースまで占領してしまうような状態は避けなければいけません。

エントランス~エレベーター~工事を行う部屋までの廊下は、必ず養生を行う。
共用廊下に資材や道具を置かない。
エレベーターでの資材搬入は速やかに行う。
毎日の工事終了時には、共用部の掃除まで行い完了する。

リフォーム工事中は、ただでさえ迷惑をかけています。
みなさんが気持ちよく快適に共用部を使用できるよう考慮して作業をしなければ
お部屋の外でもトラブルが発生してしまいます。

マンションリフォーム工事開始前に近隣に挨拶をしよう

もし、みなさんがリフォーム工事を行うことを伝えずに突然工事を始めたとしたら、
同じマンションの方々はどう思うでしょうか。

挨拶なしで、工事開始の朝から解体の大きな音がしたら…、誰もいい気分はしませんね。

そんな状態でリフォームが始まってしまうと、
些細なことでも気になり始め、大きなトラブルに繋がってしまいます。

もちろんリフォーム工事の申請をして、マンションの掲示板に工事開始のお知らせや工程表を掲示はしてあると思いますが、しっかり見ていない方もいらっしゃいます。

前述したトラブルが起こってしまうと、せっかく完成した理想のお部屋でも周りを気にして過ごさなければならなくなってしまいます。

リフォーム工事開始前には、必ず近隣へ挨拶を行いましょう。
工事前に顔を合わせた挨拶があったら、近隣のみなさんの気持ちも大きく違うはずです。

全ての部屋に伺う必要はありませんが、挨拶に伺う基本としては、
自分の部屋を中心にして、最低でも上下左右の4部屋には挨拶に伺いましょう。

さらに伺うとすれば、斜め上下の4部屋をプラスして計8部屋がよいでしょう。
この8部屋が、音やニオイ、動線上で迷惑を掛ける部屋となります。

挨拶の他、全戸に「リフォーム工事開始のお知らせ」案内文の投函を行えば、
さらに安心して工事に臨めます。

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近隣挨拶時の注意点

業者任せにせず、自分でも挨拶に伺いましょう。

ほとんどのリフォーム業者は、工事前に近隣の方へ挨拶まわりをしてくれます。

しかし、近隣への挨拶はリフォーム工事の依頼主であるご自分も、自ら伺うべきです。

リフォーム業者と一緒に伺うのが一般的ではありますが、
もしくはご自分で先に挨拶に伺い、
「後から業者が伺いますので、工事の詳細はお気軽に質問してください。」
といった自分は軽い挨拶で終わらせ、業者から詳しい説明をしてもらう、というパターンもおススメです。

伺っても不在の場合は、手紙を玄関ポストに投函しておくのもよいでしょう。

挨拶は、工事開始の1週間~最低でも3日前までには伺いましょう。

もし、近隣の方の顔も知らなかった場合、顔を合わせておけば、日々のコミニュケーションのきっかけにも繋がるよい機会にもなります。

工事の詳細内容を伝えるようにしましょう。

挨拶に伺った際は、掲示の案内文ではわからない工事の詳細をお伝えしましょう。

工事の詳細で大切なのは、

・工事開始日と完了予定日
・工事の休みの日と工事時間
・大きな音がする期間
・ニオイが発生する期間
・作業員が多く出入りする期間

特に、音とニオイに関しては、具体的な日程を事前に伝えておくことが大切です。
上下左右、斜め上下のお部屋は、一番強く感じることになりますので、
ご迷惑をお掛けすることを伝えておく必要があります。

この際にも、ご不在なお部屋には上記の内容がわかる書面を手紙に添えて
ポストに投函しておくとよいでしょう。

挨拶用の粗品を用意しましょう。

地域によっても異なりますが、工事開始の挨拶の際は、粗品を添えるのが一般的です。

タオルやティッシュ、石鹸、ゴミ袋といった、金額的にも負担に感じない程度の日常品がおススメです。

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まとめ

せっかく理想の部屋が完成しても、リフォーム工事中にトラブルが発生してしまったら、
これから永く住むマンション内で少しギクシャクしてしまうのはもったいない。
マンションは集合住宅で、同じマンション内のみなさんとのコミニュケーションは本当に大切です。

このリフォーム工事の近隣挨拶をきっかけに近隣の方々とも顔を合わせて、
よりよいマンションライフを過ごす第一歩にしてはいかがでしょうか。

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木須 拓己

木須 拓己

あなぶきハウジングサービス :木須 拓巳(きす たくみ)
分譲マンション管理会社で専有部(お部屋内)の様々なサービス開発・企画の立案、リフォーム&リノベーション・室内クリーニング、インテリア商品販売等、お客様の快適な生活をサポートする部署の担当。分譲マンションの管理会社を15年務めた実体験及び情報をわかりやすく伝えるために日々仕事に励んでいます。仕事での心情:ニーズを形にする
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