マンション管理員の指導員の岡田です。
管理員現地研修では、掃除の基本を毎回行っています。
今回は、現在行っている管理員現地研修の内容をご紹介します。
目次
- 管理員現地研修の内容
- 実技研修 効果的な清掃のやり方
- 現場での確認事項
- まとめ
管理員現地研修の内容
年に1度、近隣物件(同じ沿線の物件など)の管理員7名~10名程度で、実際の管理物件マンションの共用部をお借りして管理員現地研修を行っています。午前中勤務の管理員が多いので午後2時から2時間程度の研修です。今回の現地研修のタイムスケジュールを紹介します。
○効果的な清掃のやり方(60分)実技研修
1)ブラッシング
- 腰壁天端及び腰壁
- 排水溝及び排水ドレイン
- エントランス床(石材・タイル)
2)ゴミ置場
- 分別方法
- 臭気対策
○『ヒヤリ・ハット』・労災事例(30分)
○効果測定(テスト)答え合わせ(15分)
実技研修 効果的な清掃のやり方
ブラッシング
(研修用資料一部)
ゴミ置場
(研修用資料一部)
現場での確認事項
『ヒヤリ・ハット』・労災事例
(研修用資料一部)
ヒヤリ・ハットとは、重大な損害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見をいいます。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」です。
激突の他に、転落・転倒・はさまれ・刺さりそうなど資料を説明後に実際のマンション内を確認し、管理員から自分の体験を話してもらい、他の管理員と共有します。
『ヒヤリ・ハット』は、結果として事故に至らなかったものであるので、見過ごされてしまうことが多く、「ああよかった」と忘れがちになってしまうものです。しかし、重大な事故が発生した際には、その前に多くの『ヒヤリ・ハット』が潜んでいる可能性があります。『ヒヤリ・ハット』の事例を集める事で重大な事故を予防することができます。
まとめ
いかがでしたか?マンション管理員の現地研修についてご紹介させていただきました。
掃除は誰にでも出来ますが、私達は掃除のプロとしての知識と技術を磨き安心・安全・快適な住生活を提案し続けます。
https://www.ce-anabuki.jp/inquiry/recruit.html
岡田洋二
分譲マンションは管理員さんで決まる!ライフサポート課では管理員(ライフサポーター)の採用・指導・研修を行っています。清掃は“心”をモットーに、ライフサポート課6名で力を合わせ、ライフサポーターのスキル向上を目指しておりますので、宜しくお願い致します。これからマンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
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