異文化の中で働く喜びと挑戦

NGUYEN THI MAI

こんにちは

あなぶきハウジングサービスの新卒2年目のMaiです。

私はベトナム出身で人事課に所属しています。

人事の仕事は採用や研修で多くの出会いがあり、その出会いから学ぶことが沢山ありました。今回は私が人事の時間で良かったこと、また将来歩んでみたい道について綴ります。

これから日本の会社に興味がある留学生の皆さんがこのブログを読んで,

「私も日本で頑張ってみたい」と思っていただけると嬉しいです。

日本に留学したきっかけ

 私はもともと新しい環境で変化を楽しむのが好きな性格でした

育ったベトナムとは異なる文化や環境の中に飛び込むことで、「自分を大きく変えるきっかけになるのではないか」そう期待していました。初めて日本のことを知ったきっかけは、父親の友人が日本で働いて成功し、地元の学校や道路等の修繕に貢献したという話でした。幼い私はそれを聞き、「日本に行けば、こんな風に成功できるんだ」と、日本に対する憧れを強く抱くようになったのです。それからずっと日本に行きたいと希望し、高校卒業後、日本語もわからないまま私は日本に留学しました。日本語学校と大学で6年間学び、卒業後は希望通りに日本の会社に就職できました。人事部に所属し、新卒採用と人材育成に携わっています。それぞれの部門で学んだことや経験についてお話します。

 

新卒採用チームでの経験

 

 日本の採用プロセスは思った以上に難しく、時間も力も多く投入されています。

採用担当は単に、求人広告を出して集まった応募者の内から優秀な人材を採用すればよいというものではありませんでした。会社の事業を支え、会社の価値観に共感する考え方やポテンシャルを持った人材を見極めが必要となる仕事だと学びました。新卒採用活動では特に学生に向けた説明会が多いです。そのため、日本語を学ぶだけでなく、異なる文化背景を持つ相手と効果的にコミュニケーションを取るスキルも大幅に向上しました。

私は言語である日本語で自分の意見を伝える際に 

①簡潔に話す 

②簡単な単語を使う 

③ジェスチャーや表情に表す

に気を配るようになりました。

 また、日本とベトナムの就職活動の違いを詳しく理解できました。主な違いは3点です。

ず就職活動の時期です。日本は在学中に就職活動を行い、ベトナムは卒業後に行うことが多いです。二つ目は評価基準です。日本は将来性や協調性を重視し、ベトナムは実力や外国語能力を重視します。最後は就職活動の手段についてです。日本は企業の採用サイトやエージェントを利用し、ベトナムはSNSや知り合いの紹介が一般的です。

 各国のこのような異なる点がたくさんありますので、現在日本で勉強している留学生も日本人学生より就活の動きが遅いようです。このような違いを理解できたので、今後の採用活動にも活用したいです。

 そして、あなぶきグループは海外にも進出しています。あなぶきグループは2065年に101周年を迎え、海外ビジネスに注目し、これから外国籍の人材ももっと雇用する機会が増えるでしょう。そのため、既存の外国籍社員として、留学生の就職活動をサポートし、今後入って来る後輩の良い手本になっていきたいと考えています。

 

人財育成での経験

 

 人財育成は新入社員教育や中堅社員研修など人材を育成し活用する教育研修制度の企画立案から実施まで幅広く業務内容です。人財育成チームは社内で関わる人間の幅が広いので、社長・役員クラスから新入社員や内定者まで密接につながります。そのため、多くのメンバーや取引先、パートナーをもつようになると、それぞれの能力や性格を把握することがとても大事になります。

 私は会社の一員としてどのように組織に貢献できるかを考える力が付き、企業の目標達成に向けたグループ力の大切さを理解できるようになりました。

 新入社員の研修を2カ月間経験しました。2025年春、あなぶきハウジンググループは65名の新入社員を迎えることができ、4月には高松で集合研修を行いました。

私もちょうど1年前の自分が新入社員の時「どんなことが楽しく、どんなことが辛かったのかを思い出しました。私の場合は、入社後の研修は毎日楽しく、新鮮でした。うまくやっていけそうな同期入社の仲間にも恵まれ、「研修」は学生時代と社会人の切り替え時間でした。

”日本の会社で勉強しながらたくさん仲間を作れるなんて!”というぐらい、ワクワクしていましたので、今年の新入社員も同じ気持ちだと思います( ´∀` )

 しかし、今年は人事として心配がいっぱいでした。”私は外国人だし、入社してまだ一年を経っていないし、どうやって日本人の若い新入社員を接していくのか”と、すごく怖かったです。その心配を抱えながらも、私は新入社員の研修を進めていきました。最初は緊張していましたが、新入社員とは考え方が違ったり、意外と同じだったり、日々新しい発見があったりします。異なる価値観を受け入れることで、自分の視野が大きく広がりました次第に新入社員たちとのコミュニケーションが取れるようになり、彼らの成長を間近で見ることができる喜びを感じるようになりました。また、人材育成の仕事では、プレゼンテーションをする機会が多かったので、人前で話すのもうまくなり緊張感がなくなりました。

すべて、この後のキャリアでもとても役に立つと思います。

 新入社員研修では私自身も多くのことを学びました。特に、新入社員たちの前向きな姿勢やエネルギーに触れることで、自分も初心を忘れずに頑張ろうという気持ちになりました。また、外国人としての視点を活かし、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力することの重要性を再認識しました。今年度の新入社員たちが、これからの会社の成長を支える重要な存在となることを確信しています。彼らが持つポテンシャルを最大限に引き出し、共に成長していけるよう、引き続きサポートしていきたいと思います。

 

私のビジョン

 

 今後も人事部での経験を活かしながら自分自身を成長していきたいと考えています。入社したきっかけはベトナムと日本の架け橋となり、両国のビジネス交流を促進できる人材になりたいという思いでしたが、それを今後も忘れずに引き続き頑張りたいと思います。社内でいろんな部署で経験し、学んだ不動産の事業を使って、ベトナムの不動産業界の課題を解決したいと考えています。そのためには、まず日本国内で経験値をたくさん積みたい!

また、2026年から留学生採用活動をスタートしました。今後入って来る留学生たちのサポートもできるよう成長します。いつか「優秀な外国籍の社員たちがたくさんだね」と言われるあなぶきグループになるよう頑張ります!

ぜひ応援してください。

 

将来日本で働きたい留学生の皆さんへ

 

 日本でのキャリアは多くの挑戦と学びに満ちています。異文化の中で働くことで、視野が広がり、貴重な経験を積むことができます。困難に直面することもたくさんあるかもしれませんが、努力と情熱を持って取り組めば、必ず道は開けると信じています。

自分の夢を信じて、一歩一歩前進していきましょう✨✨

ぜひ、今後は日本で学んだことを母国で活かし、社会人として地域社会に貢献できる人財になりたいという同じ想いを持った方、ぜひ一緒に頑張りましょう!

 

 

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NGUYEN THI MAI

あなぶきハウジングサービス
人事部 人事課 新卒採用グループ
NGUYEN THI MAI (グエンティ マイ)
出身はベトナムです。
2024年新卒で入社し、約8カ月分譲マンション管理業務を経験してから、人事部人事課の新卒採用グループに配属になりました。
日本のことを学び、今後母国と日本の架け橋になれるよう、頑張っています。

趣味:料理を作ること(ベトナム料理)/旅行すること(特に京都府)

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