あなぶきインシュアランスの堅田です。
今回は当社のような「保険代理店」についての記事です。
保険を契約する場合、ほとんどの方が代理店を通じて契約をします。
(ネットを利用したダイレクト販売等は除きます。)
お客様と直接お会いし保険のご提案をするのも代理店が行っています。
保険会社との違いなど「保険代理店」がどんなことをしているのかをご紹介します。
目次
- 1.保険代理店の役割とは
- 2.保険会社との違い
- 3.保険代理店で契約するメリットとは
- 4.まとめ
1.保険代理店の役割とは
保険代理店は保険会社と締結した委託契約により、保険会社の代理人としてお客様と保険契約を締結することができます。
契約を締結した後も、事故の受付や保険金の請求手続きのアドバイスなどが主な役割です。
保険代理店の業務
【ご契約時】
・保険商品の説明、提案
・保険契約の締結
・重要事項の説明、告知事項の受領
・契約の意向確認
・保険料の領収、領収証の発行
【ご契約後】
・保険契約の変更、解約などの申し出の受付
・事故の受付、保険会社への報告
・保険金請求手続きのアドバイス
上記のようにお客様への保険説明から事故が起こった場合の受付など、多くの場面でお客様と係るのが「保険代理店」です。
保険代理店は『お客様(=保険契約者)』と『保険会社』の契約を円滑に取り持つ潤滑油のような役割を果たしています。
2.保険会社との違い
保険会社は内閣総理大臣の免許を受け、保険業を営むことができる会社です。
保険商品(火災保険や自動車保険など)を作り、金融庁の認可を受けて販売をすることが可能です。
また、事故の際には支払う保険金を決定したり、示談交渉などを行います。
保険会社の業務
・保険商品の開発
・保険代理店の支援、監督
・事故での支払い保険金の決定、示談交渉(※示談交渉は商品によりできない場合があります。)
お客様が契約する保険商品を作ったり、事故が起こった場合の支払われる保険金の決定など重要な役割を担うのが「保険会社」です。
保険会社が直接お客様と保険契約を取り交わすことはあまりなく、保険代理店がその役割を果たします。
保険会社=メーカー、保険代理店=小売店のようなイメージです。
ちなみに、保険会社とお客様が直接契約を行うこともできますが、保険代理店を通じて契約する場合と保険料は変わりません。
3.保険代理店で契約するメリットとは
保険代理店にもよりますが、複数の保険会社を取り扱っている場合、ひとつの保険でも複数社の見積りを比較して検討することが可能です。
例えば自動車保険でも、保険会社によって保険料や補償の内容が異なるので、自分にあった保険会社を選べることがメリットです。
また、保険ごとに保険会社が違っても、同じ保険代理店で契約していれば保険契約を一括管理できるので、住所の変更なども一度の連絡で完了するなど手続き面がスムーズです。
その他にも事故が起こった場合の対応についてなど、困ったときの相談も受け付けています。
住宅を購入した時や新車に変えた時など、ライフスタイルの変化に応じて必要な保険などについて助言をもらえるのが保険代理店で契約するメリットです。
自動車保険などはインターネットの普及によりネットを活用して保険会社とダイレクトに保険契約を締結することも多くなっています。
このような場合、代理店を通じて保険契約するよりも安く保険に加入できる場合もありますので、その点がデメリットとなることもあります。
4.まとめ
今回は保険代理店についてご紹介しました。
保険はわかりにくい部分も多くあります。
保険をなるべく丁寧にわかりやすく説明するのが、保険代理店の役割でもあります。
うまく保険代理店を活用することで日常のリスクに備えることができます。

堅田善之

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