大規模修繕工事 ~足場仮設編~

石岡健太

こんにちは、あなぶき建設工業の石岡です。

私どもの会社は、マンションの大規模修繕工事を得意分野とし、マンション住戸部分の工事やマンション内外の点検、保守および建物診断、コンサルティング業務などといった「住まい」という皆様の大切な資産の価値向上のお手伝いをさせていただいております。

私どもが最も得意とする「マンション大規模修繕工事」は仮設足場を建物の周りに設置することから始まります。

今回はその「仮設足場」について説明をしたいと思います。

仮設足場の準備について

まずは、仮設足場設置するにあたって、労働基準監督署に届け出が必要になります。

法令上、「機械等設置届」という書類を作成して、着工30日前に提出することが求められています。

※【足場(高さ10m以上)で、設置期間が60日以上のものが対象】

 

「機械等設置届」には足場の図面や、部材のリスト、構造計算書なども含まれますので、早めに作成を始めます。

「機械等設置届」の提出期日を守ることは、施工業者として当然です!

とは言っても、やむを得ない事由により遅れてしまうことが無いとは言えないわけで….そんな時は「遅延理由書」に遅れた理由を正直に書いて頭を低く労働基準監督署へ持って行きます。

 

足場の種類について

通常の大規模修繕工事では「枠組足場」「クサビ緊結式足場」の2つが良く使われます。次のような特徴があります。

・枠組足場 (写真1)部材が枠の形に溶接されているため、強度があり、組み立てが早くできるメリットがあります。

その名の通り、部材が枠の形の足場です。

デメリットとしては大きなトラック(4トン)で部材を運んできて、部材を仮置きするため、大きな敷地が必要になります。

(↓枠組足場)

                    (写真1)

 

・クサビ緊結式足場 (写真2)

・組み立ての自由度が高いため、複雑な形のマンションに対応できるメリットがあります。
 デメリットとしては、ハンマーで部材を叩いて組み立てするので、作業音は比較的大きくなります。

①2トントラックに部材を積み込みができるため、2トントラックが進入できれば、狭い敷地でも作業すること
ができます。

②4mや2mなど様々なサイズの支柱や直線形の部材を組み合わせて組み立てる足場です。

(↓枠組足場)

                    (写真2)

 

イメージシートについて

施工会社のPRとして、社名入りのイメージシートを足場に取り付けさせてもらうことがあります。

 

特にあなぶきグループのイメージキャラクター「あーなちゃん」のイメージシートは工事現場のイメージが良くなると、お客様から喜ばれます。

まとめ

仮設足場は大規模修繕工事が終われば、取り払われてしまいます。

しかし、仮設足場の良し悪しで大規模修繕工事の品質や工期・安全に大きくかかわってくる重要な工程です。

当社では、仮設足場にも全力で取り組みます!

それではまた会いましょう。ご安全に!

The following two tabs change content below.

石岡健太

あなぶき建設工業  石岡 健太 (いしおか けんた)
岡山県出身で、2015年の入社以前は港湾の土木工事や新築住宅の工事にたずさわっておりました。
現在は岡山エリアでマンションの大規模修繕工事の現場管理をしています。
以前の新築住宅や港の修繕工事と違い【住みながら】の工事となるので、工事方の安全と居住者様の安全、両者の安全を第一にこれからも努めてまいります。
保有資格:一級建築施工、土木施工管理技士

最新記事 by 石岡健太 (すべて見る)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

最近書いた記事

関連の記事

  • facebook
  • feedly
  • rss
backtotop