ロープの結び方

石岡健太

こんにちは、あなぶき建設工業の石岡です。

私どもの会社は、マンションの大規模修繕工事を得意分野とし、マンション住戸部分の工事やマンション内外の点検、保守および建物診断、コンサルティング業務などといった「住まい」という皆様の大切な資産の価値向上のお手伝いをさせていただいております。

さて今回の記事は現場で披露したところ職人さんから『それは使える!』と、意外に受けの良かったロープワーク(縄の結び方)について書きたいと思います。

ロープワークは資材の運搬や結束など、工事現場で活かせるのはもちろんの事、荷造り、引っ越し、キャンプなど、知っておけば様々な場面で役立つ技術となるので、一つ覚えてみてはいかがでしょうか。

ひとつえつぎ結び

こちらはなんと旧石器時代からあったとされる結び方。
2本のロープを繋ぐ際に利用でき、簡単なうえに引っ張る力が掛かっていれば緩まない。荷造り中にロープが切れてしまった場合などには大変便利な結び方です。

てこ結び

続いてはこちらのてこ結び、物を吊り上げたり、吊り下げたり、引っ張る力が掛かっていれば緩まないのは上記のものと同じですが、引っ張る力を緩めた途端簡単に外れることから、上下の物の受け渡しには使い勝手の良い結び方です。

鎖結び

長いロープを片付ける時に便利な結び方。
長所としては取り出す際にもつれることが無く、見た目がきれい、長さはおよそ1/3となり、元の長さに戻す瞬間気持ちいい(動画参照)
また1本のロープでは強度に不安がある場合にも編み込むことで強度アップが計れます。
私は延長コードに使ったりしますが、断線の恐れがあるので延長コードに使用の際はゆったりとした鎖結びで行います。

 

 

 

もやい結び

結びの王様と言われているもので、用途でいえば登山やレスキュー、船の係留からキャンプのテント張りなど様々なシーンに利用できる結び方です。
特徴は結びやすく船の係留に使用するほど強固な結びとなりますが、解く際には簡単に解くことが出来る優れものです。

 

巻き結び

用途はもやい結びと近いものかと思います。違いと言えば、巻き結びは対象物が無いとできない結びであり、もやい結びはロープ自体で輪っかを作る結びとなります。イメージでいえば、もやい結びはロープの先端に輪っかを作って引掛けるもの。巻き結びはロープで対象物をくくりつけるもの。と、言う訳です。

それでは最後に紹介しました全ての結びを動画でお届けします!

結びやすくて解きやすい『てこ結び』や『もやい結び』、解く瞬間気持ちのいい『鎖結び』、あっという間に結べちゃう『巻き結び』など、動画でご納得いただけたでしょうか?

 

まとめ

正月飾りや熨斗(のし)など「結び」は古くから暮らしの中にあるものでしたが、現在では靴ひも以外に結ぶ機会は少なくなったと思います。
そんな中での結び方特集となりましたが、『これは使える!』という結びはあったでしょうか?
ひとつでも皆さんの生活やお仕事などにお役にたてれば幸いです。
それではまた会いましょう。ご安全に!

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石岡健太

あなぶき建設工業  石岡 健太 (いしおか けんた)
岡山県出身で、2015年の入社以前は港湾の土木工事や新築住宅の工事にたずさわっておりました。
現在は岡山エリアでマンションの大規模修繕工事の現場管理をしています。
以前の新築住宅や港の修繕工事と違い【住みながら】の工事となるので、工事方の安全と居住者様の安全、両者の安全を第一にこれからも努めてまいります。
保有資格:一級建築施工、土木施工管理技士

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