社旗、安全旗の掲げ方

石岡健太

こんにちは、あなぶき加賀城建設の石岡です。

私どもの会社は、マンションの大規模修繕工事を得意分野とし、マンション住戸部分の工事やマンション内外の点検、保守および建物診断、コンサルティング業務などといった「住まい」という皆様の大切な資産の価値向上のお手伝いをさせていただいております。

さて、今回の記事は、工事現場などで見られる社旗・安全旗、皆さんも見かけたことがあると思います。

ここではこの旗が持つ意味や、現場の方でも意見の分かれる掲揚方法について書きたいと思います。

社旗・安全旗とは

ではまず『社旗、安全旗』とは何でしょう?

社旗=記載されているのは多くの場合、社名やロゴデザインでありその企業を表します。

安全旗=記載されているのは緑十字であり工事の安全祈願を意味します。

 

社旗・安全旗の掲揚について

現場にはこの2つの旗(その他に安全衛生旗、労働衛生旗などもありますが、ここでは社旗、安全旗の説明とさせて頂きます)を掲揚することとなるのですが、掲揚するにしても1本の支柱に上下の場合と、2つ左右に並べて掲揚する場合があります。

皆さんなら、2つの旗を渡されたらどのように掲揚しますか?

基本的には『上位な方を○○へ』となります。つまり….
(上下の場合)上と下、どちらが上位?と聞かれたら多くの人が【上位】という文字の通り『上』と答えるでしょう。…正解です!上下であれば2つの旗の上位な方を『上』に掲げます。

 

(左右の場合)どちらが上位?と聞かれたら皆さんは回答できるでしょうか。
『左上右下(さじょう・うげ)』という古い言葉がありますが、きっと馴染みがないと思うので、もうちょっと身近なもので左右を上下に置き換えられる例として劇場の舞台を挙げたいと思います。
舞台用語として上手(かみて)と下手(しもて)というものがあります。舞台に立つ演者からして上手(かみて)とは客席に向かい舞台の左側を指し、下手(しもて)とは舞台の右側となります。
つまり上手(左側)が上位となるわけです。

では上位がどちらかということが分かったところで次に、社旗、安全旗、どちらが上位になるのでしょうか。

それは『現場があってこその安全』なので上位はそこを現場とした社旗(企業)で、次に安全旗という考えがある一方、『安全第一』という意味そのままに上位が安全旗、次に社旗という考え方もあるようです。

また左右の掲揚の場合、上位(左)が社旗という企業でも、現場外(仮囲い外)に向けて掲揚する際は、左が安全旗、右に社旗とするところもあるそうです。

これは同じものを現場内から見た場合、(左)社旗、(右)安全旗となっていることや、現場外での事故(第三者災害)は絶対に起こさない、『現場外の一般の方、近隣の方については安全が第一』という意思の表明と聞いたことがあります。

 

 

まとめ

いろいろ調べてみたところ、掲揚方法については結局それぞれに考え方があり、意見が分かれるのにも納得させられる結果となりました。
しかし旗の掲げ方にこだわったところで何か良くなる訳でもありません。
行きつく所はやはり『安全第一』!それではまたまた会いましょう。ご安全に。

 

 

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石岡健太

あなぶき建設工業  石岡 健太 (いしおか けんた)
岡山県出身で、2015年の入社以前は港湾の土木工事や新築住宅の工事にたずさわっておりました。
現在は岡山エリアでマンションの大規模修繕工事の現場管理をしています。
以前の新築住宅や港の修繕工事と違い【住みながら】の工事となるので、工事方の安全と居住者様の安全、両者の安全を第一にこれからも努めてまいります。
保有資格:一級建築施工、土木施工管理技士

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