こんにちは福田です。以前悩んでいたDAC問題も解決して、快適な音楽生活を送っているこの頃です。最新型の高性能DACにリーズナブルな価格で出逢うことができました。ラッキーでした。ところでDACとはデジタル・アナログ・コンバーターの略で、デジタル信号をアナログ化してアンプへ伝達する機器です。 さて、今回は当社の大規模修繕工事時に行ったアンケート調査結果の実例を一部ピックアップしてご紹介しましょう。
- アンケートの回答率
- 工事項目について
- 改良・改善工事について
- 修繕積立金改定について
- まとめ
アンケートの回答率
総会の出席率もそうですがなかなか参加率はどこのマンションもそう高くはありません。委任状で委任される方が多いですね。しかし、アンケートにおいては直接意見を求めますので、回答が少ないと参考になりません。今回の実例は50%の回答率を得ることができましたので、何とか過半数の意見を得ることができました。
工事項目について
このケースでは予算不足のため、いわゆるフルスペック仕様の大規模修繕工事ができそうにもない状況でしたので、スケールメリットを生かして、借り入れを行ってフルスペックで行う案と、予算内でできる工事を行い、それ以外の必要とされる工事はあとにする案についてのアンケートでした。結果は「限られた予算内での工事を希望する」が約80%を占めました。また、詳細な工事範囲については管理組合に一任する意見が最も多く見受けられました。
改良・改善工事について
駐車場、樹木の植込等の改良工事の声が上がっていましたが、借り入れまでして大規模修繕工事と同時に行う必要はないとの意見が半数以上を占めました。今回の改良工事については足場がなくても、あとからいつでもできる工事なので同時に行う必要性は特にありませんでした。
修繕積立金改定について
こちらのマンションは現状積立金が¥6,000/戸平均で、今回の1回目の大規模修繕工事は何とか乗り切ることができましたが。長期修繕計画(案)のシミュレーションでは2回目以降の大規模修繕工事に資金がショートする予測となりました。修繕積立金についてのアンケートも同時に実施しました。その結果は、積立金の値上げについては回答者の半数が賛成でした。また、値上げ幅については小額希望が多く見受けられました。
まとめ
アンケート実施の効果については言うまでもありませんがマンションの居住者の動向を知る上で最も重要な手段になります。 また、アンケートで個人情報を収集する場合、個人情報保護法の観点から、その利用目的を明示する必要があります。そして、お礼の言葉が必要ですね。アンケートにご協力いただき「ありがとうございました」これを忘れないでいただきたいと思います。それから、問い合わせの連絡先も忘れずに入れることが重要です。 マンション内でのアンケートでも十分な気配りが必要ですね。
福田 純行
前職の設計事務所時代に手掛けた設計・監理物件は北海道は北見市から南は長崎の佐世保市まで。今となってはとても懐かしい。現在は主にマンションの大規模修繕工事に関するコンサルティング(大規模修繕工事の改修設計・長期修繕計画(案)の作成等)を担当。人が住むマンションのストーリーを一つずつ守るのが役目です。
目指せ、「チェンジ・ザ・ワールド」・E.クリプトン・・・・グルーブな仕事を
皆さんのために。
有資格:一級建築士
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