マンション管理組合で備えておきたい防災用品とは?

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こんにちは。今回のテーマはマンションで”備えておきたい防災用品”です。
最近ではいつ、どこで大きな地震が来てもおかしくないとまで言われております。
個人個人での準備はもちろんですが、マンション管理組合でも万が一に備え防災用品を準備しておくことで、少しでも安心して暮らせる環境作りを検討してみてはいかがでしょうか。

 

何から揃えれば良い?マンション防災用品の選び方

まずは、『マンションの防災用品として何が必要か』ということになりますが、量の目安としては一般的に1人あたり最低3日間は生活できるくらいの準備が必要と言われています。しかし、マンションの居住者全員分の食料や防災用品を備えるとなると、相当なお金も掛かりますし、保管スペースの確保も大変ですよね。
そこで、管理組合でそろえる場合は、各家庭で準備するのが難しいものや、最低限の必需品を備えることが重要です。
たとえば、「人命救助セット」「発電機」「災害用のマンホールトイレ(仮設トイレ)」「ヘルメット」など普通の生活ではあまり馴染みのない用品を準備したり、災害時に閉じ込め救助や避難のために、扉やカギなどを破壊しなければならないときに使う工具類も常備しておくと、いざというときに役立ちます。
その他、ラジオ懐中電灯清潔なタオル包帯、ガーゼをはじめ、使い捨ての簡易トイレなども常備しておくとより安心といえますね。

お水や食料も合わせて備蓄できれば尚望ましいのですが、先ほど申し上げた通り、お金も保管用のスペースも必要になってしまいますので、居住者の皆様に個々でご準備いただけるものは、それぞれご用意していただくように周知してもよいかもしれません。

その他にも、非常用持ち出し袋や毛布、軍手などはホームセンターでも購入できますので、各家庭でご準備いただけるのではないでしょうか。

最後に防災用品とはちょっと違いますが、居住者名簿の整備も進めておきましょう。
防災用品の備蓄ももちろん大切ですが、災害時にはマンション内でどこにだれが住んでいるのかの把握も重要です。

 

これも重要!防災用品の保管場所も考えておこう!

マンションに備える防災用品の選定が完了し、さあ購入!、、、の前に、防災用品の保管場所を確保しておきましょう。
マンションによっては管理員室に保管する管理組合もありますが、中には管理員室が狭く、物品を保管することができない場合もあります。

マンションのどこに保管するのか(倉庫を設置するのか、共用部のどこかに保管するのか、管理室に置くのかなど)また、どんな防災用品が常備されているのかを居住者のみなさんで共有することが必要です。
管理組合の理事長あるいは役員さんしか保管場所を知らず、いざというときに居住者の方が(あれ、そういえば防災用品ってどこにあるんだろう?)とならないよう、ご注意ください。

 

買って終わりでない!防災用品は維持管理も忘れずに

防災用品を購入して保管場所に収納したし、これでもう何があっても安心!と思われるかもしれません。
しかし買ったら終わりではありません。むしろここからがはじまりとも言えます。
定期的な防災用品の確認を行いましょう。
特に非常食も購入していた場合、賞味期限の確認も必要です。
よくあるのは、

「非常用の水(賞味期限5年)の日にちがいつの間にか過ぎていた…」
「ずっと使っていなかった懐中電灯を久しぶりに使用したら点かなかった…」

などがあります。
いざというときに使えない、食べれない、飲めない、のでは備蓄している意味がありませんので、理事会等で年に1回程度備蓄用品を確認し、管理していくことが重要です。

 

防災用品購入の事例紹介

最近では、防災用品の購入を検討しているマンション管理組合も増えてきています。
とあるマンションでは、マンション共用部に災害用品を保管するスペースの確保が難しいので、せめてということでエレベーター内に非常ボックスを導入して最低限のものを保管しているという管理組合もございます。よくエレベーターの隅の所に置いてある箱ですね。
また別のマンションでは、マンションの外に倉庫を設置し、水や食料、簡易トイレ等を人数分用意して備えている管理組合もあります。
防災意識が高まってきている昨今ですので、これから防災用品の備蓄を検討している管理組合様がございましたら、今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
マンション全体で災害に備えるのはもちろん重要ですが、個々人でも万が一に備えて準備をしていくことが大切です。
なにを備蓄しておけば災害時にも対応できるのか、被災してもなるべく不便なく生活することができるのか、時々皆様で話し合う機会を設けてみるのもよいかもしれませんね。

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