【バリアフリー】誰もが暮らしやすい社会を目指そう

吉橋麻樹

こんにちは、日装・ツツミワークスの吉橋です。

年末年始に実家に帰省した際に、両親が「足腰痛いから2階に上がるのが大変」と話していました。

そこで今回のテーマは「バリアフリー」について!

腰痛持ちで整体通いのわたしと、「安全で快適に暮らせる社会」について考えていきましょう~!

 

■そもそもバリアフリーとは

「バリアフリー」という言葉はもともと建築用語でした。建物の入り口にある段差などをなくす(=物理的なバリアを無くす)という意味の言葉でしたが、現在は「全ての人が社会に参加できるようにあらゆるバリアをなくしていこう」という意味として使用されています。

例えば高齢者や障がいのある人、こどもを連れた人などにとって生活しにくい環境などを解消していき、誰もが参加しやすい社会に変えていこう、という施策です。

 

■外出先での「バリアフリー」

 

バリアフリー化されているものはたくさんありますが、代表的なものをいくつか挙げてみます。

1.スロープ

足腰が不自由で杖をついた方や、車椅子の方にとっては少しの段差でも通行の妨げになります。段差をスロープ(傾斜路)に改修することにより、移動がしやすくなるでしょう。

階段にもバリアフリーの基準値があり、バリアフリー化された階段は「段の高さ」や「踏み面の広さ」などの寸法が定められており、通常の階段と比較すると緩やかな階段になります。

ですが、段差は無いに越したことはないので、やはりスロープの方が通行しやすいでしょう。

 

2.身障者用駐車スペース

商業施設などの駐車場に白線で「車椅子のマーク」が書かれているエリアがあります。

商業施設の出入口から近い場所に、1台分を駐車するスペースが広く作られている(乗降車しやすい)エリアを設定し、障がい者や高齢者のための駐車スペースとして使用されています。

 

3.点字ブロック

道路や駅などの床面の「点字ブロック」は、視覚障がい者の方も安全に通行できるように設置されています。点字で行き先を誘導したり、危険個所(段差の終点箇所など)を伝えるために設置されています。

 

4.メロディー信号機

信号が青になったときに、音楽や電子音が鳴る信号機があります。こちらも視覚障がい者の方へ青信号だと伝え、安全に道路を渡れるようにサポートしています。

 

その他にも、ボタンが低い位置についている自動販売機(車椅子の方が選びやすい)や、小銭を一気に入れられる自動精算機(手先の不自由な方でも支払いやすい)などもバリアフリー化されたデザインと言えるでしょう。

また、商業施設などの案内板も視覚障がい者の方や高齢者の方が見つけやすいよう、色調や彩度などに工夫がされている場合もあります。

 

 

■集合住宅(マンション)の「バリアフリー」

例えば新築マンションを30代で購入したとして、40年後には70代、一般的なマンションの大規模修繕工事のサイクル(12~15年周期)としては3回目の大規模修繕工事を行う頃です。

つまり、マンションも築後年数が経つごとに、居住者様の年齢も上がっていく場合が多く、マンションの修繕と共に共用部のバリアフリー化の検討が求められます。

例えばエントランスのスロープ化や、手で押して開ける観音開きの扉から自動ドアへの改修、廊下内等の手摺設置など、高齢者にも住みやすいマンションになるよう、改修を行う必要があります。

 

室内(専有部)のリフォームも検討が必要です。

こちらも段差の解消や、押して開ける扉(開き戸)から横に引く扉(引き戸)への変更手摺の設置などが必要ですが、特に浴室やキッチンなど、水回りのリフォームも必要となるでしょう。

例えば介護が必要となった場合、介助者と一緒に浴室などに入れるスペースが必要になります。

仮に車椅子で生活する場合はキッチンも高さが低く、車椅子対応(下部に足が入るもの)でないと使用し辛いでしょう。

動線確保のため、2つの部屋の堺の壁を取り払い、1部屋にすることも視野に入れてもいいかもしれません。部屋間の移動をしなくても良いのは楽ですし、空間が広く使えます。

 

 

■大切にしたい「心のバリアフリー」

様々な人の立場になり考え、意識上のバリアを無くすことを「心のバリアフリー化」と呼びます。

先日、駅のエレベーターで車椅子の方が待っていたところ、健常者の方がどんどん先に乗ってしまって車椅子の方がかなり待たされてしまった・・・という話題がありましたよね。

エレベーターでないと移動が出来ない方に優先して譲るべき、と考えられるでしょう。

乗っている電車が止まってしまった際も、聴覚障がい者の方には車内アナウンスは聞こえないので、何がおこっているかわからないでしょう。有事の際には避難をしそびれてしまうかもしれません。

そんな時、「困っていませんか?」と一声かけてみる事がとても大切です。

 

私には交通事故に遭い、車椅子を使用している知人がいます。

歩けていた時には段差とすら思わなかった小さな段差でも、車椅子では乗り越えるのは大変だし、買い物も手が届かない商品が多すぎて一人では出来ない、公共交通機関も人の手を借りないと乗降車出来ない・・・歩けない以外にもいろいろ不都合はあるし、手助けしてくれる人をとてもありがたく思っている、と話していました。

「お手伝いしましょうか?」「お困りですか?」そんな一言の声掛けで、心のバリアフリーを広げていきましょう。

 

■弊社での取り組み

私共「株式会社日装・ツツミワークス」では、サービス介助士という資格の取得を推奨しています。

様々な人が暮らす社会で、年齢や障害の有無に関わらず、誰もが社会参加できるように必要なことを、それぞれの人に合ったケアができるようになることを目指すために推奨されています。

大規模修繕工事に際し、お住まいの方へのおもてなしの心を持ちつつ、お客様対応を行うために社員一同資格取得を目指しております。

ご興味のある方は、ぜひ弊社と一緒に「おもてなしの心」を学びませんか??

 

それではまた来月!!

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吉橋麻樹

株式会社日装・ツツミワークス第一営業部 営業事務の吉橋です!
2015年入社以来、営業部社員のサポートや事務作業を行っています。
第一営業部を陰ながら支える、「縁の下の力持ち」的な存在を目指して日々精進しています。
保有資格は宅地建物取引士と管理業務主任者ですが、実務で使用しないため、学んだ内容はあんまり覚えていません。
みなさまに少しでも「面白い!」「役立った!!」と思っていただけるようなブログを発信出来るよう、1年間頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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