みなさまこんにちは。
あなぶきハウジングサービス 折出(おりで)です。
今回は「賃貸マンション入居率アップの秘訣~募集編~」と題しまして、ご紹介させて頂きます。
記事を読んでくださった方にとって少しでもお役にたてば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
1. 競合物件を知る
まずは、物件が所在するエリアに、どのような競合物件があるのかを知ることが大切です。
お部屋探しをされるお客様は、1物件だけを内覧して申込むということをあまりされません。
平均で3~5部屋を内覧されて物件を決定されます。もし競合物件と比較し、募集条件・賃料・設備等劣るところがあれば、負けてしまう可能性が非常に高くなります。
同じエリアの競合物件の中で自分の物件が1番になる為にはどうすれば良いのか、他の競合物件はどのような動きをしているのかを知り、対策を打っていくことが、入居率アップに繋がってくると思います。
2. 物件のターゲット層を知る
次にご自身の物件のターゲットは誰なのかを知ることが大切です。
例えば・・・
・大学が近い為、学生さんがターゲット
・ファミリーマンション(アパート)
→賃料が高額帯なので法人契約がターゲット
→築年数も経過しており、賃料もリーズナブルなので個人契約がターゲット
・単身マンションでも高額賃料なので、法人契約がターゲット
・法人契約も個人契約も両方をターゲットとしている
その他にも、近くに大手法人の支社もしくは工場があるなど物件によってターゲット層は様々です。
既存物件・新築物件問わず、まずはご自身の物件のターゲット層を把握することで入居促進の対策をどう打つべきかの指針となります。
3. 契約条件の見直し
前述したように、競合物件を知り、ターゲット層の把握をしたら次は募集条件の見直しです。
競合物件と比較するポイント
賃料は競合物件と比較し高すぎることはないか
敷金礼金について
敷金・礼金は地域慣習もありますが、近年減額傾向にあります。
私の拠点がある広島では、単身物件・ファミリー物件ともに昔は敷金3か月・礼金1か月が通常でしたが、近年単身物件は特に、敷金1か月・礼金1か月の条件が多くなってきたように感じます。
初期費用を安くし、個人契約を取り込むには得策です。
但し、退去時敷金精算で借主負担分の追い金が出てしまい、精算がスムーズにいかない可能性がある為、そのリスクもご理解頂いた上で募集されるのをおすすめ致します。
入居促進費(=広告料)について
言わば、不動産賃貸仲介業者に対する成功報酬です。競合物件に対して入居促進費は負けていなかのチェックが必要です。
仲介業者も毎月ノルマがあり、同じグレードの物件で、広告料が1カ月と3カ月の物件があれば、3カ月の物件を「頑張って決めよう!」という意識を強く持つ傾向にあります。
オーナー様によっては、入居促進費を払うぐらいなら、物件に資金を投資したいという方もいらっしゃると思います。確かに、入居促進費はカンフル剤ですが、競合物件に負けない為にも他物件の動向を見ながら効果的に募集されることをお勧め致します。
4. 対策を打つ時期を間違えないこと
賃貸市場には繁忙期(9~10月・2月~3月)と閑散期(5~8月・11月)があります。
いくら上記の募集条件を変更しても、閑散期では非常に厳しい場合があります。
逆に、繁忙期に入っているにも関わらず、入居率が上がってこない場合は、今一度前述した項目を確認し、繁忙期が終わらないうちに対策を打っていくべきだと思います。
5.さいごに
如何でしたでしょうか?
もっとわくわくマンションライフでは、他にも賃貸マンションの入居率アップに関する記事がございますので、合わせてご参照ください。
次回は「賃貸マンション入居率アップの秘訣~設備編~」をご紹介させて頂く予定です。
皆様のご参考になりましたら幸いです。
折出茉美
折出 茉美(おりで まみ)
広島県広島市出身。2017年入社。
不動産賃貸仲介を4年経験し、現在は、1棟賃貸マンション・アパートの管理担当として日々、奔走しております。
オーナー様、入居者様にとって有意義な情報発信が出来るよう頑張ります!
保有資格:宅地建物取引士
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