給湯器の故障?お湯が出ないけど水は出る場合の原因や対処法を解説

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「あれ、お湯がでない?」寒い冬の朝、シャワーを浴びようとしたら水しかでない。そんな経験ありませんか?

毎日使いお湯が出なくなると、生活に大きな支障をきたしてしまいます。日常生活を送るうえで不便なため、すぐにでも原因を突き止めて対処したいと思う方も多いでしょう。

本記事では、給湯器からお湯ではなく水が出る場合の原因について解説します。原因は給湯器の故障だけではなく、様々な事象が考えられます。まずは、給湯器からお湯が出ない原因を確認し、適切に対処する方法を把握することから始めましょう。

給湯器の故障?お湯が出ないのに水は出る原因

お湯は出ないけれど水は出る場合、給湯器の故障を考える方は多いでしょう。しかし、お湯が出ず水しか出ないというトラブルの場合、原因は給湯器以外にもさまざまなケースが推測されます。

原因ごとに対処法も異なるため、まずはお湯が出なくなった原因をきちんと調べ、適切に対処しましょう。

まずは給湯器の状態をチェック

いきなりお湯が出なくなると慌ててしまいますが、落ち着いて給湯器の状態を確認しましょう。まずは、給湯器の電源は入っているかモニターにエラーなどの表示がでていないかの2点についてチェックしていきます。

給湯器の電源は正常に入っているか

まずは、電源が正常にないっているかを確認しましょう。家を留守にした際にブレーカーを落としたままだったり、給湯器の電源プラグが抜けていたりした場合、給湯器が動かないため、お湯はでません。

また、意図せずブレーカーが落ちている場合は、不具合やエラーが発生している可能性があります。まずはブレーカーを上げ、プラグが抜けていないことを確認しましょう。

それでもブレーカーが何度も落ちる場合は給湯器そのものの故障が考えられます。エラーが多発する場合は、業者に見てもらうことをおすすめします。

モニターにエラー表示はないか

給湯器にエラーコードが表示されていないかチェックします。エラーが表じされていたら、取り扱い説明書を確認しましょう。取り扱い説明書には、エラーコードの意味と対処法が記載されています。

お湯が出ないトラブルの場合「111」というエラーコードがよく見られます。これには「給油点火不良」という意味があります。

給油点火不良は、水が温まらなくなっている状態です、電源を切るなどの対処をしても直らない場合、部品の一部を交換することで解決する場合があります。

給湯器または蛇口に問題が起きている

次に、給湯器もしくは蛇口トラブルが起きている場合についてです。ガスは付くけどお湯だけが出ない場合は、自宅にあるすべての蛇口をチェックし、お湯が出るかどうかを調べてください。

一部の蛇口からしかお湯がでない場合と、どの蛇口からもお湯が出ない場合についてそれぞれ考えられる原因を解説します。

一部の蛇口からお湯が出ない場合

一部の蛇口からだけお湯が出ない場合、まずは給湯温度と湯量をチェックしましょう。温度が低い、湯量が少ないといった状態になっているとお湯が出てこなくなる可能性があります。

給湯温度を上げ、蛇口を大きく開いてみてください。これだけでお湯が使えるようになることがあります。

ただ、温度と湯量を調整しても改善しない場合、蛇口の故障や配管の不具合が原因である場合もあります。こういったケースでは、無理に自分で直そうとするより状況が悪くなる恐れがあるため、注意しましょう。

家中すべての蛇口からお湯がでない場合

家中の蛇口からお湯がでない場合は、給湯器が原因と考えられます。給湯器自体の故障や、災害などでガスが止まっている可能性があるでしょう。

キッチンのガスコンロなど、ガス機器が正しく点火するか確認してください。点火しないときは、ガスが停止していると考えられます。 

 ガスが点火した場合は、まずリモコンの電源が入っているかチェックします。リモコンに異常がなければ、給湯器のコンセントが抜けていないかを確認しましょう。 

 次に、ブレーカーが落ちていないかをチェックします。ブレーカーに異常がなければ、最後に水抜き栓フィルターにゴミが溜まっていないかをチェックし、フィルター掃除をしてみましょう。 

上記の対応をしても改善が見られない場合は、給湯器が故障していると考えられます。 

ガスが止まっている

自宅のガスメーターのは安全装置が備わっています。地震、ガス漏れ、長期にわたるガス機器使用などのさまざまな状況に応じて自動的に作動し、ガスの供給をストップする仕組みです。

安全装置が作動すると、手動で元栓を閉めていなくてもガスは自動的に止まってしまいます。ガスメーターのランプが点滅していたら手動で安全装置を解除してください。解除方法は機種ごとに異なるため、取扱説明書の手順に沿って行いましょう。

凍結が起こっている

気温が低くなると、水道管の中の水が凍ってしまい、お湯が出なくなることがあります。外側にむき出しになっている配管は気温の影響を受けやすく、凍りやすい状態です。

気温低下による配管凍結が考えられる場合は、自然に溶けるのを待つのがベストです。どうしてもすぐお湯を使いたい場合は、凍った配管にタオルなどを巻き付け、ぬるま湯をゆっくりとかけましょう。

なお、直接熱湯をかける行為は、配管が故障する原因となるため絶対にやめましょう。

お湯がでない場合の対処法

お湯が出ない原因を確認し、対処しても改善が見られない場合は、専門業者に見てもらうことになります。しかし、マンションなどの賃貸住宅の場合、まずは管理会社への連絡が必要です。

持ち家の場合は専門業者へ依頼する流れとなるため、それぞれの状況に応じた対応方法を解説します。

賃貸・マンションの場合は管理会社に連絡

賃貸やマンションに住んでいる場合は、貸主である管理会社や大家に連絡を取りましょう。賃貸物件にもともと設置されている給湯器は、基本的に貸主側の所有物を判断されます。そのため、貸主が修理やメンテナンスの責任を負うことになります。

連絡する際には、給湯器が故障したことに加え、給湯器の機器、具体的な症状、エラーコードのナンバー、破損個所などを伝えておくとスムーズです。

【マンション】水が出ない!主な原因と深夜・早朝の連絡先を解説 | もっとわくわくマンションライフ|マンションライフのお役立ち情報

こちらの記事では、マンションの水が出ない原因について解説しています。深夜・早朝に対応できる連絡先や水が出ないときの対応も取り上げているため、あわせてご覧ください。

故障が疑われる場合には給湯器の契約・保証を確認

給湯器の入手方法には、購入だけでなくリース契約という選択肢もあります。リース契約では月々のリース料金がかかりますが、給湯器が故障したときの修理代は負担する必要がありません。

スムーズに対応してもらうためにも、修理を依頼する際にリース契約であることを伝えましょう。

また、給湯器を購入した場合でも、保証内容により修理費用が発生しない場合があります。給湯器のメーカー保証は通常1~2年ですが、メーカーによっては5~10年といった延長保証制度が置かれている場合もあります。

修理費用を無駄に支払うことのないよう、契約内容や保証内容をきちんと把握しておくようにしましょう。

給湯器の交換・修理業者に連絡

持ち家の場合、自分で給湯器の交換や修理を手配することになります。専門業者はプロの視点から故障原因を特定し、適切な修理を行ってくれるため安心できるでしょう。

長年使用している給湯器は、修理よりも交換した方が結果的に安く済むケースがあります。とくに、使用年数が10年を超えている場合は、修理を行ってもすぐに別の場所が故障する可能性が高いです。

また、給湯器の修理や交換を検討する際は、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較するとをおすすめします。相見積もりを行うことで費用相場を把握し、適正な価格で依頼できる業者を見つけることが可能です。

相見積もりの際には、同じ条件で見積もり依頼をすることが大切です。条件が異なると費用が変わってしまうため、正確な比較ができなくなってしまいます。複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討したうえで信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

給湯器の修理・交換にかかる費用の目安

給湯器の故障は、さまざまな原因によって起こります。経年劣化による部品の故障や、使用状況による不具合など、原因は数多く考えられます。故障の箇所によって修理費用は大きく変動するため、まずはどの部分が故障しているのかを把握しましょう。 

ここからは、給湯器を修理する際の費用目安と、給湯器を交換する際の費用目安についてそれぞれ詳しく解説します。 

給湯器を修理する際の目安

給湯器の故障は、原因や場所によって修理費用が大きく変動します。まずは、故障個所ごとに給湯器の修理費用をみていきましょう。 

電装系の修理は、配線・電源基板などを中心に対応します。合計費用は0.44.8万円で、内訳は部品代0.13万円、技術代0.31.5万円、出張費00.3万円が目安です。 

燃焼系の修理は、バーナーやガス電磁弁などの故障に対応します。合計費用は13.3万円で、内訳は部品代0.52万円、技術代0.51万円、出張費00.3万円が目安です。 

水量制御系の修理は、水量センサーや水量調整装置などを中心に対応します。合計費用は0.83.5万円で、内訳は部品代0.32万円、技術代0.51.2万円、出張費00.3万円が目安です。 

 安全装置系の修理は、立ち消え装置や加熱防止装置などの故障に対応します。合計費用は0.55.8万円で、内訳は部品代0.22.5万円、技術代0.33万円、出張費00.3万円が目安です。 

給湯器を交換する際の目安

ここからは、給湯器を交換する際の費用目安について解説します。交換の際の費用には給湯器本体と工事費用が含まれており、給湯器の種類や工事内容によって価格は大きく変動します。 

 取り付け工事費は、新しい給湯器を取り付けるための費用です。機種や設置する場所により費用は変わりますが、目安は5,000円〜8,000円程度です。 

 給水・給湯管接続費用は、古い給水管や給湯管を接続する際に必要な費用です。配管の長さや故障状態によって費用が変わります。費用目安は5,0008,000円程度です。 

 リモコンを取り付ける費用も必要です。機種や設置する場所によって価格は変わり、目安としては8,000円〜12,000円程度です。浴室と台所の2か所に取り付ける場合は、倍の費用が掛かるケースもあります。 

 ガス管を新しい給湯器に接続するための費用もかかります。こちらも給湯器のサイズや種類によって価格は変動し、費用目安は8,00012,000円程度です。 

 古い給湯器を撤去し処分する費用は、給湯器の種類やサイズによってかわります。目安は5,0008,000円程度です。別途リサイクル料金が必要な場合もあるでしょう。 

 続いて、戸建ての場合とマンションの場合の費用相場をそれぞれ詳しくみていきましょう。 

戸建ての場合

壁掛タイプ、据置きタイプ、浴室隣接タイプの3種類について費用相場を紹介します。 

 壁掛けタイプ:給湯専用713万円、オート11万〜21万円、フルオート11万〜22万円 

据置きタイプ:給湯専用1013万円、オート13万〜17.5万円、フルオート14万〜19万円 

浴槽隣接タイプ:オート14万〜17万円、フルオート16万〜19万円  

マンションの場合

ンションでは、パイプスペース設置タイプとベランダ壁面設置タイプの2種類について費用相場を紹介します。 

 PS(パイプスペース)標準設置タイプ:給湯専用 8.5万〜15万円、オート15万〜20万円、フルオート16.5万〜21万円 

ベランダ設置タイプ:給湯専用7.5万〜13万円、オート14万〜20万円、フルオート15万〜21万円

まとめ

給湯器からお湯が出なくなったときは、慌てず落ち着いて状況を把握することが大事です。給湯器の故障だけでなく、ほかに原因がある可能性もあるため、不調の原因を一つひとつチェックしてみるといいでしょう。 

 自分で修理を試みると、かえって状態を悪化させてしまう可能性があります。対処できない場合は、無理せず専門業者に依頼するのがよいでしょう。 

あなぶきハウジングサービスでは、「突然お湯が出なくなった」といったトラブルにも、24時間365日体制で迅速に対応できる、自社運営のコールセンターを設置しています。万全のサポート体制と確かな専門性で、これからも安心・快適な暮らしを支えてまいります。マンション管理に関するお困りごとがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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