民泊スタートガイド【前編】~民泊の基本と3つの種類を徹底解説~

鎌田萌花

皆様こんにちは!

あなぶきスペースシェア札幌営業所の鎌田です。

あなぶきスペースシェアでは、高松をはじめとした全国のエリアで、民泊や無人ホテル「ALPHABED INNシリーズ」などを運営しています。

 

さあ今回の記事は、民泊オーナーをやってみたい方向けに、民泊についての簡単な知識と開業までの流れを紹介したいと思います!

 

「賃貸マンションの空室が埋まらない、、、」

「持ち家を民泊として運営してみたいけど、何から始めたらいいかわからない、、、、」

 

など、お困りの方はいらっしゃいませんか??

 

 

‘‘民泊’’と聞くと、騒音問題やゴミ問題など、いいイメージだけではないかもしれませんが、しっかりとルール決めや対策を行えばしっかりと収益につながる新しいビジネスモデルです!

 

それでは早速見ていきましょう♪

 

 

民泊ってなに?

民泊の定義

「民泊」とは、自宅やマンションの一室、または一棟を旅行者に貸し出す宿泊サービスのことです。

住宅(戸建住宅やマンションなどの共同住宅等)の全部又は一部を活用して、旅行者等に宿泊サービスを提供することを指して、「民泊」ということ

 

ー国土交通省民泊制度ポータルサイト「minpaku」より抜粋

 

Airbnbや自社サイトなどのプラットフォームを通じて、国内外の旅行者に部屋を提供できます。

地域の暮らしを体験できることから、インバウンド需要長期滞在ニーズに応える新しい宿泊スタイルとして注目されています。

近年は空き家活用ワーケーションの増加により、民泊市場はさらに拡大中。

旅行者にとってもオーナーにとっても魅力的な選択肢になっています。

 

民泊サイト Airbnbで集客


 

Airbnbサイトはこちら

読み方は「エアビーアンドビー」、私たちは「エアビ」と呼んでいます。

日本でのインバウンド宿泊率が増えてきている中、Airbnbは民泊を始まるにあたりマストなシステムです。

 

 

民泊の3つの種類

 

民泊を始めるには、必ず法律に沿った手続きが必要です。代表的な制度は次の3つです。

 

1.住宅宿泊事業法(民泊新法)

民泊を始める際に最も利用される制度です。
特徴は 年間180日以内の営業制限があること。つまり、1年のうち半分しか営業できません。
ただし、手続きは比較的簡単で、届出制なのでオンラインで申請できます。
自宅や賃貸物件の空き部屋を活用したい方におすすめです。

 

2.旅館業法(簡易宿所営業)

こちらは 営業日数の制限がありません。通年で営業できるので、本格的に民泊をビジネスとして運営したい方に向いています。
ただし、許可制であり、保健所や消防署の検査が必要です。
設備基準も厳しく、例えばスプリンクラーや避難経路の確保などが求められます。
初期投資や手間はかかりますが、長期的に安定した収益を目指すなら有力な選択肢です。

 

3.特区民泊

国家戦略特区に指定された地域でのみ認められる制度です。
最大の特徴は、営業日数の制限がないこと。ただし、条例で「最低宿泊日数」が定められている場合があります(例:2泊以上)。
インバウンドや長期滞在をターゲットにした運営に向いていますが、対象エリアが限られるため、事前に自治体の条件を確認する必要があります。

 

 

主に多いのは住宅宿泊事業法か旅館業法の2択になります。

ただ、旅館業法は消防検査等が厳しい、住居専用地域での営業が不可など開設までは多くの壁に当たります。

 

マンションなどの一室を民泊にしたいという場合は、住宅宿泊事業法がいいでしょう。

※民泊開設の条件は自治体により異なるので、自治体のHPなども確認してください。

 

民泊のメリット・デメリット

 

民泊には3種類の運営方法があることをお伝えしました。

次に、実際に民泊運営を始めた時の、メリット・デメリットについてお伝えします。

 

メリット

  • 空き家や空室を有効活用できる
  • 初期投資が比較的少なく始めやすい
  • インバウンドや長期滞在ニーズに対応可能

 

デメリット

  • 騒音やゴミ問題など近隣トラブルのリスク
  • 法令遵守が必須(無許可営業は罰金対象)
  • 清掃や鍵管理など運営負担がある

 

 

まとめ

 

民泊を始めるにあたり、民泊の定義3つの運営のカタチメリット・デメリットをお伝えしてきました。

民泊を始めるには、まず「どの制度を選ぶか」が重要です。

 

次回の【後編】では、開業にかかる費用の目安や、最近注目されているハイブリッド民泊について詳しく解説していきます。

次回もお楽しみに!!

 

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鎌田萌花

あなぶきスペースシェア 札幌営業所 運営課
鎌田 萌花(かまだ もか)

生粋の道産子です。某テーマパークでの海外キャストや、京都での通訳業務など、外国人向けの接客経験を積んできました。
2025年1月にスペースシェアに入社し、現在は民泊や一棟型宿泊施設の運営を担当しています。
皆さまに分かりやすく、魅力的な民泊・ホテル情報を発信できるよう努めてまいります。よろしくお願いいたします!
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