こんにちは。あなぶきハウジングサービス パーキング事業部の峰と申します。
今では全国どこにでもあるコインパーキング(時間貸駐車場)ですが、コインパーキングの誕生から、現在まで30年以上の月日が経ちました。利用されるお客様も年々幅広くなってきており、利用者からの利用方法、コインパーキング内でのトラブルなどのお問い合わせも多くなってきております。そこで今回は、コインパーキングの種類と利用方法についていくつかご紹介させていただきます。コインパーキングを利用する際の参考になれば幸いです。
コインパーキング(時間貸駐車場)の種類について
1.フラップ式コインパーキング
・フラップ式コインパーキングの使い方
写真の通り、車室毎にフラップ板(ロック板)が設置されている駐車場を「フラップ式コインパーキング」といいます。全国的に見ても、このようなコインパーキングを目にする方が多いのではないでしょうか。利用方法は、車室にあるフラップ板を乗り越え駐車すると、アスファルト内に埋め込まれてあるセンサーが車両を検知してフラップ板が自動的に上昇します。フラップ板は一般的に駐車後「2~3分後」に上昇を開始します。但し、料金の加算開始はフラップ板上昇時ではなく、駐車時からとなりますのでご注意ください。
駐車料金の精算方法については、後払いとなります。駐車場内に設置されている精算機にて車室番号を入力し、表示された料金を支払うとフラップ板が下降し、出庫可能となります。フラップ板が下降した後は、入庫時と同じく「2~3分内」に出庫することをおすすめします。一定時間経過後は再度フラップ板が上昇してしまいます。
・フラップ式コインパーキングの注意点
駐車料金支払後は、フラップ板が下降している事を必ず確認してください。機械トラブルや、誤って別の車室番号を精算している事もあり、フラップ板が下降していないまま出庫すると大切なお車の破損に繋がってしまいます・・。
2.フラップレス式コインパーキング
・フラップレス式コインパーキングの使い方
写真の通り、先程のフラップ式とは異なり、車室にフラップ板が設置されていません。都心部を始め、近年では地方でもこのようなフラップレス式コインパーキングは増加傾向にあります。利用方法はフラップ式とほぼ同じです。フラップ式コインパーキングと同様に、アスファルト内に埋め込まれてあるセンサーが車両を検知して料金を加算します。センサー埋込方法の他にも、車室の後ろにセンサーポールが設置されているタイプもあり、いずれもフラップ式と異なり、車室に機械が設置されていない為、車両の入出庫がスムーズにでき、機械トラブルや事故のリスクを軽減します。
・フラップレス式コインパーキングの注意点
駐車料金の精算方法は、後払いとなります。駐車場内に設置されている精算機にて車室番号を入力し、表示された料金を支払うと出庫可能となります。フラップ板が無いからといって料金精算をせずに出庫すると不正出庫扱いとなります。駐車場内には防犯カメラが設置されている事が多く、駐車場管理者が都度防犯カメラの確認をしている為、不正出庫が発覚すると警察に通報されるケースもありますので、駐車料金は必ず支払いましょう。
3.ゲート式コインパーキング
・ゲート式コインパーキングの使い方
写真のようなゲート式コインパーキングは、比較的に台数が多い駐車場や商業施設で見かけることが多いかと思います。
利用方法は、入場口に設置してある発券機にて駐車券を受取りゲート内の車室に駐車します。出庫時の料金精算は後払いとなります。出口ゲートに設置されている精算機にて、入口で発券した駐車券を投入して表示された料金を支払うとゲートが開き出庫可能となります。出入りの多い商業施設では混雑防止の為、商業施設内に事前精算機を設置しているケースが多いです。事前に料金精算を済ませておけば、出庫の際にスムーズに出庫が可能となります。
・ゲート式コインパーキングの注意点
ゲート式コインパーキングでの注意点は、入口で発券した駐車券を紛失しない事です。駐車券を紛失した場合、最終的に実際の駐車料金以上の料金を支払わなければならないケースもございますのでご注意ください・・。
4.チケット式コインパーキング
・チケット式コインパーキングの使い方
最後にチケット式コインパーキングのご紹介です。チケット式コインパーキングにはフラップ板やゲート機器、フラップレス式のようなセンサーポールもありません。あるのは料金看板と精算機のみとなります。
利用方法について、最もお問い合わせを頂くのがこの「チケット式コインパーキング」となります。先にご説明すると、チケット式コインパーキングの駐車料金は「前払い」となります。
利用方法は、駐車場内の車室に駐車後、精算機で「チケット(駐車証明書)」を購入します。このときに購入できる証明書は概ね駐車場指定の駐車時間があります。
上記写真は実際に購入したチケット(駐車証明書)の写真です。この駐車場では「3時間券」と「24時間券」の2種類のチケットの購入が可能です。このチケットを外部から見えるようにダッシュボード上に置く事で駐車場の利用が可能となります。写真の通り「〇月〇日〇時まで」と、チケットの有効期限が表示されています。
・チケット式コインパーキングの注意点
有効期限を過ぎて駐車している場合は不正駐車とみなされ、注意文書の貼紙の設置に加え、警察に通報されるケースもあるので事前に料金の支払いをする事と、有効期限を過ぎる場合は有効期限が切れる前に再度チケットを購入することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。コインパーキング(時間貸駐車場)には多様な種類があり、それぞれ異なる利用方法がございます。駐車場にも料金看板等に利用方法が記載されている事もありますが、事前に利用方法を知っておくことで、安心してコインパーキングを利用いただければ幸いです。
峰達馬
峰 達馬(みね たつま)
長崎県出身。2020年7月入社。
入社から現在まで長崎県でコインパーキングの開発運営、月極駐車場の管理等を行っております。
コインパーキングや月極駐車場、土地活用について、皆様のお役に立てるような情報をお伝えできればと思います。
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